放送曲目リスト2009年の放送一覧

ビバ!マカオ 1
2009年3月14日放送分

 毎週土曜日の夕方にいらっしゃる常連のお客さまが、珍しくこの週末は海外へ行ってらっしゃいます。その海外とは「マカオ」です。
 教授は鬼頭あゆみさんと一緒に、急に連絡が取れなくなった麻理絵さんを探してマカオをあちこち巡ったようで、その時の様子をメールで送って下さいました。本日はそのお話と写真をここでご紹介させていただきます。



辻村哲郎さん(辻村プロモーション)の
『最新マカオ事情』の話
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 ここ数年のマカオはラスベガスの資本が入ってきたりして開発が進み、埋め立ても行われて街の様子が大きく変わった。
 マカオ国際空港が出来て日本からの直行便が飛ぶようになったので、日本でも大きな注目を集めているのでは。今はまだ関空からしか飛んでいないけど、来年には羽田からも飛ぶようになるという噂もある。
 日本からの取材が増えたのは本当にここ1〜2年の話。それまではほぼゼロだった。それが今では月に1〜2本はある。取材では「カジノのネオン」「ギア灯台からの眺望」「丘の上のペンニャ教会」などが好評だけど、中には「マカオタワーのバンジージャンプ」だけが目的の1泊2日の撮影班もある。
 カジノは法律的に撮影禁止。雑誌の取材ならイラストでなんとかなるけど、テレビは映像がないとダメなので難しい。今までに撮影の許可をもらったこともあるけど、政府からなかなか許可が下りないくて本当に大変。
 以前はカジノのディーラーが全然足りなくて学校でどんどん養成していた。ところが今はこの不景気で逆にどんどんクビを切られている。でもディーラーで簡単に高収入が得られると教育レベルが低下してしまうので、難しい問題ではある。

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大三巴街は地元の人と観光客でごった返しています。 マカオの世界遺産の代表格・聖ポール天主堂跡。 街のいたるところにある地名の表記は、タイルに漢字とポルトガル語で。
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ジュリア・シュウさん(コーディネーター)の
『マカオの基礎知識』の話
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 マカオは1999年までポルトガルの植民地だったのでポルトガルの雰囲気を色濃く残している。でも住民の95%は中国人。昔はポルトガル語を公用語とする政府に書類を出す時は弁護士さんに書類を翻訳してもらっていた。
 それが1999年に中国へ返還され、現在は中国語とポルトガル語、両方が公用語として使われるようになった。道路の標識も両方の言葉で併記されている。
 一口に「マカオ」と言うけど、実はマカオ半島といくつかの島から成り立っている。「半島」というのは陸続きになっていて、歩いて中国へ行けるから。それからタイパ島、埋め立て地のコタイ地域、コロアン島の4つの地域がある。
 マカオは全体で29.2平方キロメートルの広さ。日本で言えば世田谷区の半分しかない。その狭い土地に30個の世界遺産が軒を連ねている。でも離れているのは1カ所だけなので、ゆっくり歩いて見て回っても3時間くらい。
 もしマカオに住むならタイパの方が空気が良い。マカオ半島は世界一人口密度が高いと言われるほどなので、便利ではあるけど住むにはどうかと思う。そしてコロアンは政府が昔のまま残そうとしている「マカオ住民の庭」のような場所。

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マカオの街は本当に坂が多いんです。『AVANTI』のある元麻布にちょっと似ているかもしれませんね。
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羽田正さん(東京大学東洋文化研究所 教授)の
『マカオの歴史』の話
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 マカオにポルトガル人が住み着いたのは日本との貿易のためだった。中国から絹(生糸)を持ってきて、日本で豊富だった銀と交換する。すると中国では銀を高く買ってくれるので、また生糸を仕入れ……という具合だった。
 その貿易を行うにあたって、ポルトガル人たちは自分たちが住める本拠地を探し求めていた。ところが当時の明王朝は外国人の居住を認めていない。しかもポルトガル人といえば当時は「海賊」というイメージが強い。そこでポルトガルはインドから総督と艦隊を正式に派遣して、そこら辺にいたゴロツキを一掃した上で「ちょっと船荷を乾かしたいので上陸させて欲しい」と口実を作り、そのまま居着いてしまったのがマカオだった。
 1557年には明王朝が正式に居留を認め、その後はポルトガルが「家賃」を払って住まわせてもらうようになる。それが19世紀までずっと続いた。
 そしてアヘン戦争によってイギリスが香港を植民地として支配するようになり、ポルトガルも「自分たちも」と当時の清王朝と交渉して植民地化したのが1887年。それが中国に返還されたのが1999年で、それ以降は香港と同じ中国の特別行政区として独自の統治がなされている。

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世界遺産が数多く集まっている界隈です。まずは聖オーガスティン広場。 聖オーガスティン広場の前はドンペドロ5世劇場。 さらにその先には聖ジョセフ修道院があります。
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林和人さん(ユナイテッドワールド証券 会長)の
『マカオの経済』の話
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 世界的な金融危機の中、中国はアメリカほどには景気が落ち込んでいない。ただアメリカからの資金流入が止まり、不動産などは若干下がっている。
 マカオでもアメリカ資本が何社か倒産した影響もあり、カジノの建設がストップしているところもある。さらに中国政府が本土からマカオへ行く回数を規制するようになった影響も出ている。今は一度マカオへ来て出たら、2ヶ月は戻って来れないことになった。
 為替的には円高で物価が安くなったイメージがあるけど、実際問題はほとんど変わらない。むしろマカオで良くお金を使うのは中国のお金持ち。
 マカオの税金は15.5%の所得税だけなので非常にシンプル。消費税はないし、利子所得の源泉もない。7歳以下と高齢者も無税だし、住んで暮らすには非常に良い場所。それが実現しているのはカジノからの税収があるお陰。
 治安が非常に良いのもカジノの影響が大きい。カジノが365日24時間営業しているため「死角」がないし、世界的にカジノの街は治安を良くしようという努力がなされるから。夜中に女性が1人で歩いても問題ないというレベルなので、世界遺産とエステ三昧という女性観光客も多い。

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聖ジョセフ教会は坂の上にあります。 ここが聖ジョセフ教会。中の音響がすばらしい! 聖ジョセフ教会に眠るフランシスコ・ザビエルの右肩の骨です。
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清水浩さん(博報堂)の
『香港から見たマカオ』の話
 香港からマカオへはフェリーで1時間。このフェリーはほぼ24時間運航しているので、東京からお台場よりはちょっと遠いけど、江ノ島よりは近い、という感覚。
 日本ではカジノのイメージが強いマカオだけど、香港人は家族でも普通にマカオへ出掛ける。というのも香港よりちょっと物価が安いから。家族で美味しいモノを食べて、お土産を買って帰ってきたり、ギャンブルが好きならやってくればいいし、そんな「日常」の1コマになっている。
 マカオにはポルトガル料理もあるし、そのポルトガル料理が少し中華っぽくなった料理もある。実はイタリアンも安くて美味しい。ポルトガルのワインもいっぱいある。食文化は本当に充実している。
 僕はゴルフでマカオへ行く機会が多い。歴史ある「マカオゴルフクラブ」がウェスティン・ホテルに併設されていて、ホテルの最上階から丘の上のクラブハウスへと直結しているくらいなので、すごく景色の良いラウンドが堪能できる。
 本当に海へ打ち込んでいく練習場もユニークで面白いし、ビジターで1500ドル(2万円強)くらいだと思うので、ゴルフが好きな人には絶対にオススメ。

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ここが紅街市。通称「レッドマーケット」と呼ばれています。 紅街市はマカオの台所。新鮮な魚や肉が集まる市場です。 紅街市の中はこんな感じです。
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■ 放送曲目リスト

Time Title Artist Label Number
8'41" Modern Asia Dick Lee Wea WMCS-533
15'53" Training Po King Fu Panda O.S.T. Interscape DS9808 / 177 428-7
23'44" You Only Live Twice Tessa Souter Venus VHCD-1017
34'47" 愛の挨拶 ミー・リン EMI TOCT26-78
43'38" Changing Partners Wei Wei Wuu Warner WPCL-10209