放送曲目リスト2009年の放送一覧

2009年の展望
2009年1月3日放送分

 年が明け、2009年がやってきました! 2008年は「変」の年などと言われましたが、今年はどんな年になるでしょうか。
 松も取れない内から当店では常連のお客さまが「2009年の展望」について盛り上がっていらっしゃいました。本日はそのお話をここで少しだけご紹介させていただきます。



清水節さん(編集者/映画ライター)の
『3D映画』の話
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 最近、映画業界で仕掛けているのが3D映画。
 映画界では1950年代にテレビの普及に対抗して立体映画を広めようとした時期がある。また1980年代にも『ジョーズ3D』や『13日の金曜日』の3D版が作られた。しかしこれらの試みは失敗に終わった。
 そして現在、ハリウッドの衰退が囁かれる中、再び3D映画が脚光を浴びている。昨年公開された3D映画『センター・オブ・ジ・アース』は技術の進歩により飛び出し具合が驚くほどリアルになり、専用のメガネも疲れなくなった。しかし残念ながら興行収入には結びついていない。
 3D映画にもっとも入れ込んでいるのがジェームズ・キャメロン。彼は「映画界を救うのは3D映画しかない」と考え、残りの人生を賭ける勢いで財産を注ぎ込んで3D映像のためのカメラを開発した。
 そして今年の12月、そのキャメロン監督の3D映画『アバター』が公開される。「地球で暮らせなくなった人間がアバターを通して他の惑星で暮らす」という設定のSFアクションで、「3D映像を上映できる映画館がまだ少ないから」と公開延期になったほど。
 この『アバター』がどれだけ当たるかが、今後の映画界の動向を左右しそう。
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平岩利文さん(弁護士)の
『裁判員制度』の話
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 今年から始まる裁判員制度。死刑や無期懲役の刑事事件で運用されるので、基本的にヘビーな事件ばかりになる。
 最近聞く「介護疲れで両親を殺してしまった」なんて事件なら、実際に介護をしている人の意見は取り入れたい。でも介護で忙しくて裁判員はできません、みたいな話も考えうるので、受け皿の部分は見直すべき点は多い。
 裁判員に選ばれたことは「不特定多数に知らせてはいけない」とされている。でも突然、会社を休むのも難しいだろうし、上司にあらかじめ言っておいても問題ない。
 裁判員の日当は、育児中のお母さんが託児所に頼むだけで吹っ飛んでしまう。また裁判員に選ばれても「罰金(10万円以下)を払えば辞められる」のも問題。
 地裁で裁判員が頑張って出した事実認定と判決を、高裁が「まったくわかっとらん」と破棄していたら裁判員制度の意味がないし、「市民の皆さんが頑張ったから」と配慮していたら高裁の意味がなくなる。そのあたり、高裁の裁判官は悩んでいるのでは。
 今は「やってみてどんどん直していきましょう」という話だけど「法律は科学の実験と違ってやり直しが利かないから慎重を期すべき」という意見も少なくない。
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橋本保さんと中沢雄二さん(『DIME』ライター)の
『2009年のデジタル家電』の話
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 調査によると「不景気になっても買いたい物」のトップは薄型テレビ。世界的に見て薄型テレビの市場は飽和状態になり始めているけど、日本は地デジに向けて買い換えの需要がまだまだある。
 「より薄く」という点では有機ELが本命だったんだけど、液晶もどんどん薄くなっている。どっちが先か競争という感じ。
 「超解像度」も話題。これはDVDの映像もハイビジョン並みの画素数に引き上げてしまう技術で、先行しているのは東芝。東芝はテレビとDVDレコーダーで別々の技術を駆使してそれを実現しているのが面白い。
 そして「省エネ」。今、すべての家電がコレを謳わないと売れない。
 一方、携帯ではGoogle主導のプラットフォーム「アンドロイド」を搭載した端末が出てくる。これは検索や地図、メールなどのGoogleの機能を簡単に使えるという携帯で、買った後にどんどんアップグレードしていくのも今までとは概念が違う。
 従来の無線LANを凌駕する通信速度の規格も登場する。壁掛けテレビも無線じゃないと配線が格好悪いので、無線技術は注目されている。
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岡田靖さん(内閣府 経済社会総合研究所)の
『アメリカ経済再建の鍵』の話
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 オバマ新大統領は「一時的な財政赤字の拡大を甘受しても、経済の落ち込みを押さえ込む」という路線を発表した。
 大統領経済諮問委員会の委員長に就任したローマ―は世界恐慌の研究における権威の1人。もう1人の権威がFRBのバーナンキ議長。他にも国家経済会議の委員長に就任したサマーズ、大統領経済回復諮問委員会の委員長になったボルカーなど、すごいメンバーを揃えた。
 ただ、金融安定化法が揉めたように、経済政策は「道義的にこんなモノ許していいのか」という政策が必要になることがある。それをどうするか。
 アメリカのビッグ3が一番困っているのは「引退した従業員の健康保険もずっと面倒みる」という労働協約。これは国民健康保険制度のないアメリカで優秀な労働者を集めるのに大いに役立ったけど、今になって大変な足かせになっている。
 ちなみに国務長官に就任したヒラリー・クリントンは国民皆保険の導入がライフワーク。世界でも国民皆保険じゃないのはアメリカぐらい。でも保険会社や医者からは反対の声が多い。
 こんな風に健康保険制度と自動車産業と経済政策は全部つながっている。それをまとめて解決できなければ、なかなか大変なことになる。
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金子達仁さん(スポーツライター)の
『2009年のスポーツ界』の話
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 サッカーW杯予選はもうさすがに予選敗退はありえない。逆にぬるま湯すぎて、本大会は期待できないくらい。
 野球のWBCも僕は無理だと思う。前回の優勝は偶然というか、さすが王貞治の引きの強さだと思った。メキシコがアメリカに勝つなんて偶然はもうありえない。
 日本は「野球」なら世界一だけど「ベースボール」は違うスポーツ。たとえば審判のストライクゾーンが、野球はすごく厳密なのに対し、ベースボールはすごくアバウト。だから日本人はゾーンのギリギリで勝負するけど、ベースボールでは明らかなストライクで勝負する。どっちが良い悪いという問題ではなく、文化が違う。
 今年の秋には2016年の五輪開催都市も決定する。シカゴと東京の一騎打ちと言われているけど、正直、僕はどっちでも良い。招致の根っこに利益誘導や国威発揚なんて気持ちがあるのが情けない。
 2006年のドイツW杯では、ライン川の両岸に世界中の出店が並び、僕もそこで本当に楽しい時間を過ごした。その後、ドイツにはヨーロッパ中から観光客が押し寄せた。つまりドイツW杯は「ドイツが好きな人を増やす大会」だった。そういう発想が日本の招致委員会にはまったくない。
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■ 放送曲目リスト

Time Title Artist Label Number
9'38" My Sin Patti Page Mercury UCCM-9037
18'51" Doctor, Lawyer, Indian Chief Betty Huton Capitol CDP 7243 8 32592 2 9
29'31" Harmony Steve Lawrence & Eydie Gorme Jasmine JASCD 600
40'05" When My Sugar Walk Down The Street Nat King Cole Capitol CDP 0777 7 89545 21
47'04" Anything Goes Tonny Bennett Capitol CDP 7 96361 2