放送曲目リスト2008年の放送一覧

オーディオ・ビジュアル
2008年2月2日放送分

 ここ数年で薄型の液晶テレビが完全に主流になったのにも驚きましたが、今後もさらに新しいテレビが登場するのだそうですね。地デジのためにテレビを買い換えようと思っても、何を買って良いのか悩んでしまいます。
 日々進化を続ける「オーディオ・ビジュアル機器」は、素人にはわからないことだらけです。そこで本日は、その方面にお詳しいお客さまのお話を、ここで少しだけご紹介させていただきます。



中沢雄二さん(AV機器ライター)と橋本保さん(『DIME』ライター)
『最新デジタルビデオカメラ』の話
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 ハイビジョン対応のデジタルビデオカメラの記憶媒体として一番人気があるのはハードディスク。大容量なのが強みで、最高画質でも24時間も録画できたりする。これだけあれば一般家庭が埋めきるのに5〜6年はかかる。ただし弱点は振動に弱いこと。
 DVDやブルーレイも振動に弱いのは同じだけど、映像記録で一番の課題となる「保存」の問題に強い。撮ったディスクをそのまま保存しておけるのは大きな魅力。
 メモリーカードはまだ容量があまり大きくなく、値段も他に較べて高いのが難点。でも回転する部分がまったくないので、振動や埃に強く、アクティブに使うのには向いている……という風にどれも一長一短なので、どのタイプを選ぶのかはその人次第。
 これからのデジタルビデオカメラの課題は、液晶画面を有効活用することだと思う。銀行のATMやJRの券売機など、今やタッチパネルはごく普通の存在。それなのに日本のAV機器メーカーは画質や明るさを優先して、タッチパネルを採用してこなかった。
 操作性を優先すればタッチパネルの方が全然上。さらにそこへiPod touchのような「映像の検索」を導入すれば、非常に使いやすくなると思う。
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吉井勇さん(『月刊ニューメディア』編集長)の
『次世代ディスプレイ』の話
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 プラズマディスプレイは明るい場所でも見やすいけど、消費電力が大きく、小型化もできない。一方、液晶モニタは小型化はできるけど、明るいところで見づらい。そんなそれぞれのデメリットを解決する次世代の技術が「有機ELディスプレイ」や「電子ペーパー」だと言われている。
 そういった技術の応用例に挙げられる「電子ブック」は、実は電車の中で読もうとしても重いだけでメリットはあまりない。むしろ便利なのはベッドの中。寝る時に部屋の電気を消してからも読むことができるから。
 街中のポスターも、電子ペーパーになれば貼り替える手間が省けるし、タイムリーな情報を送れる。動画を流すのはお金が掛かるので、電子ペーパーでパラパラと書き換えられる程度でいい。
 最近ではブリヂストンなんて意外な会社がこの分野に参入してきた。もともとコピー機のトナーの研究をしていたところ「この技術、ディスプレイにならない?」と誰かが言ったのがきっかけだったとか。
 曲がるディスプレイなんて物も開発されている。これが実用化すれば湾曲した場所や凸凹した場所にも映像を流せるようになる。さらに「巻紙のようなディスプレイ」も研究が進んでいるらしい。
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中村芳彦さん(ソニーマーケティング)の
『ブルーレイ』の話
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 ブルーレイ・ディスクにはDVD約5枚分のデータが入る。どちらも同じ直径12cmのディスクだけど、青色レーザーを使うことでレーザー・スポットの面積を1/5に絞り、5倍の情報量を詰め込めるようになった。
 そういう仕組みなので、ブルーレイはDVDにも書き込むことができる。ハイビジョンはブルーレイで長時間録画、そうじゃない時はDVDで、という使い分けもできる。
 実用化に当たっては、ハリウッドの「セキュリティをしっかりして欲しい」というリクエストが大変だった。そこで納得してもらうのにもの凄い時間が掛かった。
 ライバルのHD DVDとの一番の違いは、片面一層ディスクの容量。ブルーレイ・ディスクが25GBなのに対してHD DVDは15GB。容量の違いはクオリティに直結するので、ハリウッドの支持も強くなったのでは。
 昨年末に発売された新製品には「気になる検索」という新機能が搭載された。たとえば録画したドラマを見ている最中に「この出演者が気になる」と思ったら、すぐに番組出演者を調べたり、その人が今後1週間に出演する番組を調べたりできる。もちろんそのまま録画予約できるので、非常に便利な機能だと思う。
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藤本良信さん(博報堂DYメディアパートナーズ)の
『地デジ』の話
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 現在、地デジ対応のテレビは約3000万台が普及していると言われている。でもテレビ自体が約1億台なので、普及率は推定で約3割といったところ。
 地デジは美しい映像やクリアな音といった魅力もさることながら、「電波の有効利用」というメリットもある。いま使っているアナログの電波が空くことによって、「高度道路交通システム(ITS)」や「携帯端末向けのサービス」に使われることが期待されている。
 双方向サービスもすでに行われている。通信回線や電話回線に繋ぐことで、クイズや投票に参加できたりする。また「dボタン」を押すと、天気予報やニュースなどのデータ放送も見られる。野球中継ならスコアボードが出たり、番組独自のデータが表示されることもある。
 地デジはUHFのアンテナで受信する。ケーブルテレビで地デジを送信している場合はアンテナは必要ない。
 ただしケーブルテレビには2つの方式があって、1つは「パススルー」という方式で、ケーブルテレビ局が受けた電波をそのまま流すので、地デジ対応のテレビを用意するだけ。もう1つの「トランスモジュレーション」だとケーブルテレビ局が用意する変換器が必要になる。
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樋口真嗣さん(映画監督)の
『特撮技術の今昔』の話
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 昔は特撮の合成をすべて現像処理で行っていた。一度撮影してからフイルムを巻き戻して別の光を入れたりするので、カメラが動かせない。そこで「カメラが動いているような印象」を与えるための演出が重要だった。
 たとえば『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』で、マイケル・J・フォックスが家族全員を1人で演じたシーン。マイケル・J・フォックスがピザを取りだしてマイケル・J・フォックスに渡す瞬間に、人が画面を横切る。それが合成の工夫だった。
 僕は『日本沈没』でDI(Digital Intermediate)という技術を取り入れた。これはフイルムで撮った映像を一度デジタルに取り込んで、色調整や合成をしてからフイルムに戻す、というやり方。かつては「銀残し」なんて技術もあったけど、今は映写室で映像を見ながら簡単に行える。
 日本でそういった映像技術と言えばミニチュア。『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴さんが得意にしているけど、話を聞いてみたら自分で作っているわけじゃなくて、神戸のある人から借りてるらしい。
 飲み屋で「『三丁目の夕日』ってCGが凄いんだよね」なんて話が聞こえてくると、つい「違う違う!あれはミニチュア!」と訂正したくなる。
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■ 放送曲目リスト

Time Title Artist Label Number
10'09" Are You Havin' Any Fun? Tony Bennett with Elvis Costello Sony SICP 1152
19'32" It's Only A Paper Moon Toots Thielemans with Laura Fygi Verve UCCM-1083
31'01" Someday Harry Connick Jr. Sony SICP 1172
36'09" For Once In My Life Michael Bolton Victor VICP-63448
46'15" Who's Got The Action Matt Dusk BMG BVCJ-31048