放送曲目リスト2008年の放送一覧

大学受験
2008年1月12日放送分

 来週の土日は「大学入試センター試験」が行われます。いよいよ受験シーズンも本番ですね。受験生の皆さん、頑張って下さい!
 当店でもこの時期は、受験生だった頃を懐かしむお客さまの思い出話や、予備校や出版社で活躍されているお客さまの悲鳴(?)が聞こえてきます。本日はそんなお話をここで少しだけご紹介させていただきましょう。



万城目学さん(作家)の
『京大受験』の話
image
 僕は1浪して京都大学法学部へ入った。
 高校は進学校だったけど、やっぱりマジメな人が合格した。昼休みに外で遊ばずに勉強しているヤツを「暗い」なんてバカにしてたけど、現役で合格するのはそういう人。外で遊んでいたヤツは全員浪人していた。それくらい「時間を割く」ことが重要なんだと思う。
 もともと国語は得意だったので「“だから”が出たらパラグラフを2つ戻って」みたいなテクニックが本当に嫌いだった。勉強がてら難しめの近代文学を読んだ程度で、その時に「こういうのを書きたいなぁ」と思ったのが小説家になったきっかけになっている。
 英単語は「悔しさの量」だと思う。問題文を読んで「この単語が分かれば全部分かるのに!」ということが良くある。テストが終わった後、そういう悔しさをどれだけ覚えているかどうかで全然違う。
 社会は「教科書を3回全部読む」という勉強をした。単に読むだけじゃなくて、資料集などと見比べながら読む。すると1回目は丸3日掛かるけど、3回目になると1日で読めるようになる。
 受験からもう10年以上経つけど、今でも年号などは覚えている。1618年に何か起こったのかは覚えていないけど、何かあったはず。
【Hot Link !!】




優木まおみさん(タレント)の
『厳しい進学校』の話
image
 私は子供の頃からアナウンサーになりたくて、高校の時には漠然と「東京の大学へ行って局アナ試験を受ける」と考えていた。でも親から「私立の女子大に通わせるお金はない」と言い切られていたので、東京に行くなら国立しかなかった。それで横国とかお茶の水とか「受かる国立」を探して、東京学芸大学に入った。
 高校は致遠館高校という佐賀の県立高。けっこう厳しいところで、塾に行く暇がないくらい補習だらけだった。先生が死ぬほど課題を出すので、家に帰ってもそれを解くので必死だし、学校では朝から単語テストなどが行われ、毎日9時限授業。夜8〜9時まで学校にいた。
 私の勉強スタイルは「長い時間勉強する」こと。集中力とか関係なく、朝からずっと勉強していた。小さい頃から両親のやっている中華料理屋の1階でお客さんに混じって勉強していたんだけど、親がいつも見ているという状況で自分を追い込んでいたのかも。
 高校3年の時に2つ年下の彼氏がいて、彼とのデートはいつも「公民館で勉強」だった。朝から夜まで勉強して、お昼ご飯を一緒に食べるのがデート。さすがに重かったのか、私が大学に入って東京へ行ってしまったら、自然消滅してしまった。
【Hot Link !!】




猪口孝さん(中央大学教授)の
『東大受験』の話
image
 僕が東大に入ったのは運。「法学部が文I」「経済学部が文II」になった時、みんながよく分からなくて文Iばかりを受ける中、僕は文IIを受けたら受かってしまった。
 さらに僕は数学を諦めたのも良かった。田舎だとマイペースで勉強できるので、みんな数学の難問なんかに取り組んでしまう。でも僕は「数学で点を稼ぐのは限界がある」と思って、社会や理科で点を稼ぐことを考えた。
 僕の同級生には僕よりも出来る人が10人以上いたけど、みんな数学が得意になって、理科系の学科を受験してた。国語や社会は正解があるかどうか分からない「愚問」が多い。だから理系に行きたくなる気持ちは分かる。だけど、みんなそれで失敗していた。
 センター試験には「過去問と同じ問題は出さない」という規則がある。これは「入学試験は点数でふるいに掛ける」ということしか考えていないせい。でも本来は「大学に入ってもしっかりついて行けるだけの学力があることが分かる」で良いはず。
 そのせいでセンター試験は怪しげな問題ばかりになっていた。ついこの間、ようやくセンター試験で過去問と同じ問題を使えるようにしようという話が出てきたので、少しは良くなるかもしれない。
【Hot Link !!】




二本柳啓文さん(河合塾・英語講師)の
『受験問題の傾向』の話
image
 最近は、理系の英語で「長文」「短文」「単語」「発音」みたいなトラディショナルな構成が多い。その一方、文系は非常に長い文章の中で発音や文法を問う「長文ありき」みたいなスタイルが多い。
 究極は慶應義塾大学の文学部。ここは120分の試験時間で長文1題だけ。辞書2冊まで持ち込み可で、その文章に何が書いてあるかという要旨を問う問題が中心になっている。その他にも90分で長文2題とか、ひたすら長文だらけのところが文系は多い。
 それだけ文章をたくさん読ませるので「文学部なら文学論」みたいに、その学部ならではのテーマが出題される。そしてもう1題は、あえて「コンピュータ・ハッカー」みたいな間逆の題材を選び、専門バカじゃないことを見る。さらにもう1題あるなら「人間とは」みたいな抽象論や、空港のロビーを舞台にした会話文を出す。これが一番オーソドックスなパターン。
 試験問題を作る担当の先生が替わっても、普通は大学の伝統を踏襲するので、出題の傾向が変わることは少ない。でもごくまれに、従来とはガラッと形式が変わる問題が出されることもある。そういう時は「驚いているのは自分だけじゃない」と冷静になることが肝心。
【Hot Link !!】




小林弘明さん(『螢雪時代』編集者)の
『受験のシステム』の話
image
 昔の「共通一次」が「センター試験」になり、私立も利用できるようになった。さらに「アラカルト化」といって、必要教科は大学の自由に任されるようになった。
 当然、私立大学は独自の試験も行っている。だから募集人員が100人いたとしたら、その内の10〜20人をセンター試験で採る枠にしたり。これは国公立大学との併願を増やすのが目的。そのため、私立を志望する受験生もセンター試験を受けるのが当たり前になってきている。本番代わりの模試的な意味合いもある。
 大学に合格した場合、普通は入学金と半年分の学費を納める。そして従来は入学を取りやめてもそのお金は返ってこなかった。それが最近は「半年分の学費」の方は返ってくるところが多い。ちなみにその「入学金と半年分の学費」は、私立の文系で120万円くらい。理系になると150万円くらいで、医学部はさらに高い。
 最近は経営状態の良い病院を持つ大学が、医学部の学費を下げる動きも見られる。順天堂大学はこれまで6年間で約3千万円だったのが約2千万円になった。昭和大学なら約3千万円が約2千6百万円に。特待生ならさらに2千万円まで下がるということで、人気が出るかもしれない。
【Hot Link !!】




■ 放送曲目リスト

Time Title Artist Label Number
8'42" This Could Be The Start Of Something Steve Lawrence & Eydie Gorme Jasmine JASCD 600
20'05" You're Driving Me Crazy Helen Carr Bethlehem COCY-9929
30'34" Nothing In Common Frank Sinatra Capitol TOCP-8131
41'46" Think Beautiful Peggy Lee Capitol 7243 4 98883 2 6
48'06" Bidin' My Time Nat King Cole Capitol CDP 0777 7 89545 2 1