
|
スポーツ・ハラホロヒレハレ 2007年12月1日放送分 |
|
|
2007年のスポーツ界は残念なニュースが続きましたね。亀田大毅の反則騒動や、朝青龍の大騒動、競馬界の馬インフルエンザ……さらにスポーツの枠に収まらない事件さえも起きてしまいました。
そんな今年のスポーツ界を振り返るお客さまのお話は、どれも「トホホ」なお話ばかり。北京五輪が行われる来年への反省も込めて、本日はそんなお客さまのお話をご紹介させていただきます。 |
| ■ | ガッツ石松さん(元WBC世界ライト級チャンピオン)の
|
![]() |
|
今年のボクシング界は行儀の悪い親子のために大騒ぎの1年だった。 この世知辛いご時世に、亀田一家の「親子鷹」という情に訴える部分をメディアがうまく取り上げて、経済効果100億円と言われるほどの人気に。僕も最初はそんなメディアに騙されて、新聞に「マイク・タイソンの再来だ」なんて書いてしまった。 でも海外から連れてきていた選手は趣味でボクシングをやってるような人で、みんな怪我をしない内に倒れて帰ろうとする。そんな試合を見ている内に、本当の実力がわかってきた。 内藤のように、新人王、日本チャンピオン、東洋チャンピオン、そして世界と段階を踏むのが本来の形。そんな内藤とは当然だけど雲泥の差があった。あれでは100回やっても1度も内藤には勝てない。 だいたい「タマを打て」なんてピンポンじゃないんだから。同じラウンドに2回も減点されるなんて前代未聞。ああいう試合が組まれたこと自体がミス・マッチだった。もし海外みたいに賭けの対象になっていたら大儲けできた。 ただし大毅クンが最後まで倒れなかったことだけは評価していい。若くて練習熱心だったことの表れだろう。でもまだ世界挑戦のレベルには達していなかった。
|
| ■ | 須田鷹雄さん(競馬評論家)の
|
![]() |
|
今年の競馬界は「馬インフルエンザ」によるダメージが大きかった。単発で見ればアドマイヤムーンがドバイで勝ったり、シャドウゲイトがシンガポールで勝ったり、武豊騎手が3000勝を達成したりしたんだけど。
実は日本の馬はみんなワクチンを打っているので、インフルエンザに感染しても発症しない馬がほとんどだった。「検査の結果、この馬は陽性でした」と言われて調教師も「えっ!そうなの?」と驚いていたほど。 ちなみに日本で馬インフルエンザの流行は36年ぶり。前回はワクチンなどやっていなかったので「走れる馬がいません」という状態だったけど、今回は「馬は元気だけど陽性だから一応」みたいな感じだった。とは言え、今年最大のトピックはやっぱりコレ。 その他には「アドマイヤムーンが40億円でトレード」なんてニュースもあった。これは海外では良くあることだけど、日本では初めてのケース。日本がグローバル・スタンダードに近づいてきた感じ。 来年からは「配当を少し上乗せするレース」が行われることも決まった。と言っても5%くらいオッズが上乗せされても見た目ではわからないので、これで競馬が盛り上がるかどうかは微妙なところかも。
|
| ■ | 中澤潔さん(相撲ジャーナリスト)の
|
![]() |
|
まず今年の1月は朝青龍が優勝。ところが「八百長だった」という報道が週刊誌に掲載され、相撲協会が訴訟を起こす騒ぎになった。
さらに7月の名古屋場所で朝青龍は21度目となる優勝を果たす。ところがその後、怪我を理由に巡業を休んだのに、モンゴルでサッカーをしていたことがわかり、またも大騒ぎに。 相撲は本場所と巡業をあわせて150日。それ以外の日はだいたい皆、本場所が終わったら1週間だけ休んで、次に向けて稽古をする。ところが朝青龍の場合、ほとんどモンゴルに帰っていた。 それでも横綱として務まってしまうのは、朝青龍の力もさることながら、周りも問題。さすがに今度の初場所で朝青龍が優勝してしまったら、他の力士は何をしているんだという話になる。 また朝青龍の問題とは別に、6月には若い力士を行き過ぎた稽古で死なせてしまうという事件も起きてしまった。それで今、相撲協会は「力士をどう指導するか」という問題に苦慮している。 今度の初場所、朝青龍には絶対に優勝させられない。でもどこまで稽古していいのかわからない。朝青龍は是が非でも優勝したい。いろんな思惑が絡まって、近年になく面白い土俵になると思う。
|
| ■ | 金村義明さん(プロ野球解説者)の
|
![]() |
|
今年も大活躍したダルビッシュだけど、僕は彼を中学生の時から知ってる。後輩がコーチをしていたチームで投げていて、見に行ったら147kmの直球を投げる中学3年生には何も教えることがなかった。
この間、そのダルビッシュに「後先の順番が逆やけど、結婚おめでとう!」と言ったら普通に喜んでいた。彼はその程度ではまったく動じない「心臓に毛の生えた」選手。きっと五輪でもプレッシャーなど感じずに、日本のエースとして凄いピッチングを見せてくれるはず。 今年は桑田のメジャー挑戦にも感心させられた。桑田がメジャーで通用するということは、松坂とは意味が違う。もう全盛期の力はない桑田があそこまで行けたと聞いて「じゃあオレも!」と思った選手が今年のオフは少なからずいたと思う。 そういった意味ではレッドソックスの岡島の活躍にも驚かされた。桑田と岡島、この2人が日本の選手にチャレンジ精神を再点火した。 松坂は期待通りの活躍だったけど、おそらく本人は納得していないと思う。それから本当に嬉しかったのは松井稼頭央の復活。鳴り物入りでメジャーに行き、ボロボロになったところから這い上がったその姿は、今年一番の感動だった。
|
| ■ | 村上卓史さん(放送作家)の
|
![]() |
|
富士スピードウェイで開催された今年の『F1 日本GP』は雨に祟られて大変だった。
まず予選の開催から危うかった。霧が濃くてヘリコプターが降りてこられず、事故の時に怪我人を運べなくて危険だということで、予選が行えるかどうか微妙な状況だった。結局ギリギリの時間に行われたけど。 交通の便も大変だった。鈴鹿の時は駅まで2〜3kmだったので歩く人もけっこういた。ところが富士は駅まで8kmもある。さすがに歩くのは無理なので、バスが大混雑してなかなか乗れなかった。 最近は放送技術も進化していて、車に積む「オンボード・カメラ」は全車に搭載されている。それだけでもカメラが22台で、コーナー毎にカメラがあって、ピットにもある。カメラの数はあらゆるスポーツの中で最多だと思う。 しかも「国際映像」と「国内放送向け」の2種類が必要なので、2班体制で中継する。だからホスト局はすごく大変。 でもブラジルあたりだと「国際映像」と言いつつブラジル国内向けの映像しか来ないらしく、ディレクターが「なんで首位争いじゃなくてこっちなの?」とイライラしてる。もちろん日本の映像だって海外でそう言われているのかもしれないけど。
|
|
■ 放送曲目リスト |
| Time | Title | Artist | Label | Number |
|---|---|---|---|---|
| 9'29" | Alright, Okay, You Win | Peggy Lee | Capitol | 7243 8 54543 2 5 |
| 18'03" | I Just Found Out About Love | John Pizzarelli | Telarc | CD-83615 |
| 30'59" | Please Don't Talk About Me When I'm Gone | Dean Martin | Capitol | CDP 7243 8 29389 2 7 |
| 43'40" | Heart & Soul | Ella Mae Mose | Capitol | TOCJ-5990 |
| 48'08" | Better Luck Next Time | June Christy | Capitol | CDP 7243 4 95448 2 6 |