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10 Years After 2007年10月20日放送分 |
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10年前の1997年は、映画『タイタニック』や『もののけ姫』がヒットして、ドラマ『踊る大捜査線』や『失楽園』が放送されました。「たまごっち」のブームもこの年だったようですね。
あれから10年が経って、世の中はどんな風に変わったのでしょう。当店のお客さまのそんなお話をここでご紹介させていただきます。 |
| ■ | 森永卓郎さん(経済アナリスト)の
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先進国の経済や社会のスタイルは、ざっくり分けると「英米型」と「大陸ヨーロッパ型」の2つがある。そしてこの10年で日本は英米型へと一気にシフトした。 基本的に、英米型は「小さな政府」で、競争を重視し、外交政策はタカ派。それに対して大陸ヨーロッパ型は「大きな政府」で、平等を重視し、ハト派。 さらに日米英とヨーロッパ諸国では、年間の労働時間が500時間くらい違う。イメージ的には、日米英は毎日残業して、休日出勤もする。年休は半分も使えず、夏休みは1週間。それがヨーロッパだと残業も休日出勤はないし、年休は完全消化。夏休みは1ヶ月、という感じ。 もちろん、その結果として日米英の方が金持ちになり、ヨーロッパは年収300万円。その2つのスタイルのどっちが良いかを選択しなきゃいけなかったのが10年前の日本だった。バブルが弾けて「どうせダメだったらゆっくり暮らそう」と考えるのか「不況から脱出するためにガンガン働こう!」と思うのか。日本が後者を選んだのは、小泉首相の力が大きかった。 個人的には大陸ヨーロッパ型、つまり「ラテン化」が良かった。イタリアみたいな「飲んで歌って恋をして」という人生も悪くない。
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| ■ | 橋本保さん(『DIME』ライター)の
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10年前といえば、携帯電話はちょうど100グラムを切った頃。当時、モトローラから「StarTAC」という薄くて軽い端末が出て、それに日本のメーカーも追随した。今でも「軽量・薄型」は携帯電話の売り文句の1つなので、その流れはこの10年間ずっと続いている。
携帯の10年で変わったと言えば海外通話とカメラ。携帯カメラは今や「わざわざデジカメを買わなくても十分」という人も多いほどの性能になった。携帯カメラの普及で「写真好き」な人がすごく増えたと思う。 一人暮らしの人が自宅に電話を引かないケースも多いらしい。昔は就職活動など電話がないといろいろ問題があったけど、今は特に問題なくなった。 その昔、家でしか聞けなかった音楽を、外に持ち出せるようにした「ウォークマン」の登場は画期的だった。ところが今は、最初から音楽をダウンロードするのが携帯。そこで今度は逆に「携帯の音楽を家でも聞けるツール」も必要になっている。 最近はメールも「1日以内に返す」のがマナーになりつつあるらしい。携帯メールに至ってはすぐに返さなきゃダメ。本来、メールは「受け取った方が好きなタイミングで返せる」のが便利だったのに。
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| ■ | 棚橋進さん(富士フイルムイメージング)の
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去年、会社がホールディングスになった時に「富士写真フイルム」から「写真」が取れて「富士フイルム」になった。今でも「フイルム」は残っているけど、フィルムの売り上げは会社全体の中で4%ぐらいなので、創業以来の名前を残しているという意味合いが強い。
この10年で写真の世界は大きく変わった。アグファは倒産、コニカは撤退、世界的に展開しているフィルム会社は富士フイルムとコダックの2社になった。 私の入社は1986年。その年は「写ルンです」が発売された年だったので、会社としては急激に伸びた年だった。そして1999年に100万画素、つまり「メガピクセル」のデジタルカメラが登場する。富士フイルムも「FInePix」という機種で150万画素のカメラを出したけど、そのプリントを見て「ここまで綺麗に出るのなら、もうデジタルの時代になるな」と感じた。 デジタルになって圧倒的に変わったのが、シャッターを押す回数「ショット数」。以前は日本全国で年間120億回くらいだったのが、今は年間200億回くらいになっている。しかもこの数字には携帯カメラが含まれていないので、それも含めればもっと多いだろう。
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| ■ | 加藤哲也さん(『NAVI』編集長)の
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10年前に発売されたのが「プリウス」。自動車に対して明るい未来だけを見ていられなくなった時代に、その状況を救うために登場したエポック・メイキング的な存在だった。いまやハイブリッドカーの販売台数は年間100万台を超え、この10年間のもっとも大きな進歩だったと思う。
そしてセダンは驚くほど少なくなり、軽自動車か「ピープル・ムーバー」と呼ばれる3列シートの車しか売れなくなった。生き残っているセダンは高級なモノばかり。その端的な例が輸入車で、BMWやメルセデスベンツはセダンが売れている。 その手の車の魅力がなくなってしまったわけではないけど、昔のように万人向けではなくなってしまったのだろう。女の子が「車がカッコイイ」と言わなくなったとは認めたくないけど、認めざるを得ないのかもしれない。1人の車好きとしては残念なことだけど。 最近は「車の名前を捨てるメーカー」も多い。セドリックやグロリアはモデルそのものがなくなり、デートカーとして一世を風靡したシルビアもない。ファミリアはデミオに取って代わられ、マークIIはマークXに。レトロタッチのデザインは多いのに、名前は捨ててしまうのはちょっと寂しい。
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| ■ | 門元英憲さん(内田洋行)の
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11年くらい前に内田洋行からタバコの煙を吸い取る分煙機が発売された。当時は今よりもまだ大らかで、自席で吸うのは止めて比較的オープンな場所で吸いましょうという趣旨だった。そして2003年5月から「健康増進法」が施行されて、オープンな場所では吸えなくなり、周囲から遮蔽された場所でしかタバコが吸えないようになった。
現在はウチの「スモーキング・ステーション」が一番安いモノで30万円台、大型のモノで100万円を切るぐらいの値段になっている。さらにこれからは煙だけではなく、匂いやアレルゲンの除去、抗菌などの機能を盛り込んだモデルも発売する予定。 機械の販売台数はピークの半分以下に落ちている。すでに大きな企業は機械の導入を終わっていたり、タバコを吸う人自体が減っている影響もある。そして「吸う人」と「吸わない人」が明確に分かれつつある傾向にある。 オフィスには「マグネット・スペース」という概念がある。たとえばコピー機や文具がストックされている場所、ホワイトボードが置いてある場所などは、吸い寄せられるように人が集まる。できればそういう場所に喫煙という行為を持ち込める商品を開発したいと思っている。
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■ 放送曲目リスト |
| Time | Title | Artist | Label | Number |
|---|---|---|---|---|
| 10'54" | If Dream Come True | Nancy Wilson | Capitol | 7243 5 97073 2 7 |
| 20'13" | The Telephone Song | Astrud Gilberto | Gema | JD 1222 |
| 30'36" | Say Cheese | Jackie & Roy | KOCH | KOC-CD-7927 |
| 39'04" | That's Your Red Wagon | Anita O'day | Verve | 314 559 808-2 |
| 46'26" | It Could Happen To You | June Christy | Capitol | TOCJ-5436 |