放送曲目リスト2007年の放送一覧

KISS
2007年6月30日放送分

 カナダのレンタルビデオ店「ロジャース・ビデオ」が2年前に行ったアンケート「ベスト“キスシーン”のある映画 トップ10」で1位に選ばれたのは、1953年の「地上(ここ)より永遠に」だったそうです。情熱的な砂浜のキス・シーンが有名な作品ですよね。
 映画のような素敵なキスには誰しも憧れますが、そんな機会はなかなかありません(笑)。そこで本日は当店のお客さまでも特に「キス」にお詳しい(?)お客さまのお話を、ここでご紹介させていただきます。もしかしたら“素敵なキス”を実現する参考になるかもしれませんよ。



高木美也子さん(日本大学総合科学研究所教授)
『くちびる』の話
image
 パリ大学に留学していた時、街でよくキスしているカップルを見かけたけど、向こうの人は様になっていた。女性同士でも頬にキスするのも普通の挨拶だし、やはりボディ・タッチの習慣がある国だからなのだろう。その代わり人数の多いパーティーは大変だった。
 女性が男性の唇を見ても、本能的にはセクシーさを感じたりしないとされている。というのも原始社会ではヒゲを剃らないため、男性の唇は見えなかったから。たとえば赤い唇はセクシーさを感じさせると言われているけど、男性が真っ赤な口紅を付けても全然セクシーじゃない。
 また海外では「唇が大きいほど魅力的」と言われる。ジュリア・ロバーツやマリリン・モンローがその典型。一方、日本人は漫画などを見てもわかるように「大きな目に小さな唇」を好む。
 実は白人や黒人の女性の「口の大きさ」は平均5cmくらいある。でも黄色人種は4.5cmくらい。頭の大きさの平均はそんなに変わらないので、約1割は口が小さい。その辺も好みに影響しているのかもしれない。そこで唇の大きい人は「欧米人にモテる」、唇の小さい人は「日本人にモテる」と考えると良い。
【Hot Link !!】



倉田真由美さん(漫画家)の
『忘れられないキス』の話
image
 キスは顔と顔がもの凄く近づくので、好きじゃない人の顔だと本当に嫌なもの。よっぽど相手に心を許していないと出来ないし、キスで気持ちがハッキリする。そしてキスで大事なのは呼吸というか、間の取り方。顔を近づけていく時の心臓が高鳴る瞬間、あの感じが良い。
 キスで気絶したこともある。井の頭公園で初めてデートした日に、相手がすごく好きな人で、ずっとドキドキしていた。そしてキスをした瞬間に呼吸困難になって、気がついたら井の頭公園の路上で倒れていた。周りに人垣が出来て「救急車を呼ぼうか」ぐらいの雰囲気だった。
 不意打ちのキスも思い出深い。彼に車で送ってもらい、車を止めて運転席と助手席で少し話していた時に不意打ちでキスされたんだけど、相手が片思いの人だったので本当に嬉しかった。車から降りる時に膝がガクガクしてたくらい。ちょっとタバコの味がして、無精髭の感触があったのもよく覚えている。
 あの車の中での不意打ちキスは、その前後を今でも鮮やかに思い出せる。いま思いだしても脳が痺れる感じ。きっと死ぬ時に思い出すのはあのキスだろう。
【Hot Link !!】



永山耕三さん(フジテレビ/ゼネラル・プロデューサー)
『キス・シーン』の話
image
 どうしてかわらかないけど「キス」のシーンでドラマの視聴率は上がる。かと言って、日本の恋愛ドラマは「2人が結ばれて証としてキスをする」のがお約束なので、あまり安売りするわけにもいかない。
 フジテレビの「月9」なら、だいたい5話目の最後にキス・シーンがある。別に決まりがあるわけじゃないけど、1クールのドラマの中でバランスを考えると、どうしてもその辺になる。
 ドラマ『東京ラブストーリー』の時は、まだそんなことも知らなかったので、最初はペース配分も何も考えずに作り始めた。ところが途中で「これはマズイ」ということに気がついて、最後までの計画を立ててみたら「5話の最後で一度ピークに来ないと」と結論に辿り着いた。
 キス・シーンの撮影は、案外工夫のしようがない。というのも物理的に顔と顔がくっついて映らなくなってしまうから。さらに日本人の道徳観的も相まって「今どきの大人がこんなキスはしないだろ!」という軽いキスになってしまう。
 それが嫌だったので『ロングバケーション』のラストシーンでは「普通のキスをしてくれ」とお願いした。最近ではそんな「普通のキス」のドラマも増えたと思う。
【Hot Link !!】



伊藤光代さん(資生堂)の
『口紅』の話
image
 ここ数年は「ツヤのある口紅」が人気。メーカーも艶を重視した商品に力を入れていて、ツヤを出すためのリップグロスなどもすごく人気になっている。
 そういった流行は世界的な傾向でもある。ニューヨーク、パリ、ミラノなどのコレクションで流行ったメーキャップが少し遅れてやって来る、という感じ
 資生堂の口紅は「彩りとツヤ」を特徴に「プルンとした唇になる」がコンセプト。この「プルン」という言葉に女性は弱い。柔らかくて、ツヤがあって、潤いのあるニュアンス。
 去年の秋口あたりからファッション自体が変わりつつあって、それまでの「ロマンティックでナチュラル」な感じのファッションから、かなり「強い」方向に向かいつつある。ただ、日本人としては「男性の目線は関係ない」というのは難しいかもしれない。
 というのも「モテ」は日本独特の文化ではないかとも言われているから。その「モテ」をある程度意識しながら、同じ女性の中でどう評価されるかが大事になる。「男受けだけでは生きていけない」と女性たちは気付いているのかも。
 そして今は、口紅だけじゃなくて、顔全体やその人自身全体を通してどんな印象なのか、という演出や努力が増えている。
【Hot Link !!】



西園寺克さん(医師)の
『キス病』の話
image
 そもそも口の中は非常に細菌の多い場所。誰でも、唾液1ccには約1億個の菌が入っている。だから場合によっては、キスで病気が移ることだってある。
 詳しく説明すると、唾液は血液を越してくるので、血液中にウイルスがいれば、そのウイルスは唾液にも含まれている。さらに、ウイルスを押さえるための白血球にもウイルスがいることもある。キスをするということは、こういったウイルスを交換することになる。だからキスをするには勇気がいる。
 もっとも、病気が移ることがあるとは言っても、相手もその病気を持っているわけだから、それで死ぬようなことはない。若干、寝込む程度。その名もズバリ「キス病」と言う。
 自分はそのキス病で入院したことがある。この病気では全身がだるくなって、最終的には身体中のリンパ節が腫れる。その腫れ方は、肩と首の区別がつかなくなるくらいだった。
 キス病は日本語で「伝染性単核球症」と言う。多くの人は子供時代に経験して抗体ができるので、気がつかないことが多い。このキス病のウイルスは人間のリンパ球に感染し、1回感染したらその人が死ぬまで居続ける。だからほとんどの人がキス病のウイルスを持っている。
【Hot Link !!】



■ 放送曲目リスト

Time Title Artist Label Number
8'08" Give Her A Kiss Matt Dennis BMG BVCJ-7463
18'24" On The Sweet Where You Live Peggy Lee Capitol 72438 56056 2 8
29'38" The Touch Of Your Lips John Pizzarelli Chesky JD38
38'50" The Best Thing For You Jacky & Roy MCA MVCJ-19007
47'34" Steppin' Out With My Baby Lurlean Hunter RCA BVCJ-2034