放送曲目リスト2007年の放送一覧

予想が外れたら
2007年6月16日放送分

 一昨日からここ東京も梅雨入りとなりましたが、今年は水不足になる心配があるそうですね。できれば水不足という予報は外れてほしいものですが、その予報を出した人にとってはそれも微妙でしょうね(笑)。
 そこで本日は当店のお客さまの中から、様々な「予想」を仕事にしているの皆さんのお話をご紹介させていただきます。皆さん、予想が外れた時の言い訳にはずいぶん苦労なさっているようですよ。



須田鷹雄さん(競馬評論家)の
『競馬の予想』の話
image
 競馬の予想には不確定要素が多い。ちゃんと評価して予想しなくちゃいけない部分もあるけど、どれだけ頑張っても「予測不能」な部分はどうしても存在する。
 だから僕もこの世界に関わるようになって17年になるけど、的中率や回収率は大して変わってない。普通、17年もやっていれば、ゴルフでも将棋でも、素人よりは明らかに上手くなっているはず。ところが競馬の予想は不確定要素が多いために、そうはならない。
 17年の経験を積んで出来るようになったのは、馬券を楽しんでもらえるようにすること。「これは超儲かるかもしれない!」と思って馬券を買えば、たとえ馬券が外れてもレースを楽しめる。もちろん当てるつもりで予想はしているけど、それが「競馬予想のプロ」の技術だと思う。
 先日、僕は『オークス』の予想で「例年、このレースは桜花賞で活躍した馬が強いから」と、桜花賞3着の馬を本命にした(1・2着の馬は不出走)。ところが勝ったのは桜花賞4着の馬。僕としては「“桜花賞で活躍した馬が本命”までは合ってたじゃないか!」と主張したい。でもお客さんは当然「外れた」としか思わない。その辺が予想の難しいところ。
【Hot Link !!】



森田正光さん(お天気キャスター)の
『天気予報』の話
image
 天気予報は「当たった」「外れた」の検証が難しい。我々の立場としては「予想したパターンの通りになったかどうか」が基準で、多少時間に「ズレ」があっても「外れ」ではない。
 天気予報はまだまだ発展途上の科学。1970年代くらいからコンピュータが導入され、1977年に気象衛星「ひまわり」が上がり、海水温や空気の流れを計算するようになって天気予報は急速に進歩した。
 そして90年代にはコンピュータの予想が人間を上回るようになった。1995年には気象予報士制度が導入されたけど、これはコンピュータが正確になって「誰が予想しても同じ」になったから。
 天気の予報は競馬の予想と似ている。競馬で「5-6」が本命だったら、「5-7」も買いたくても配当を考えて買わないことがある。天気予報にもそんな「想定内のハズレ」と「想定外のハズレ」がある。
 たとえば1982年3月28日は「快晴」という予報をした。日本海の西部に小さな寒気の渦があったけど、上空の風などを考えた末に、その寒気の渦は無視した。ところが昼頃から急に曇りだし、アラレやヒョウや雪が降り出し、バンバン雷が鳴って、2〜3時間は土砂降り。その日の苦情電話は気象庁の記録だったはず。
【Hot Link !!】



金村義明さん(野球解説者)の
『プロ野球の順位予想』の話
image
 開幕前に「順位の予想」をするのは嫌なモノ。6位と言われたチームの選手はいい気がしないし、解説者が取材に行くのは人気球団だけ。僕も現役時代は「知らないくせにいい加減なことを言いやがって……」と思っていた。
 でも僕も解説者になったら、仕事として順位予想をせざるを得ない。そこで僕はキャンプへ行って「牢名主」みたいな裏方さんとぶっちゃけ話をする。そういう人はチームの内情が本当によくわかっている。
 今年のセ・リーグは「中日、阪神、巨人」と予想した。予想外だったのは谷と小笠原の頑張り。プレッシャーのある球団だし、セとパでは投手の攻め方も違う。2人とも苦労するだろうと思っていたけど、その2人がチームを変えてしまうほどの活躍をしている。
 パ・リーグは「ソフトバンク、ロッテ、西武」の順だけど、まさかシーズンが始まってから「裏金問題」「グッドウィル事件」なんて事件が起きるとは。でも長いシーズンはまだまだ続くので、最終的にどうなるかはわからない。
 正直、シーズンの結果なんてわかるはずもない。だから予想が外れたら「僕は現場の温度を伝える仕事が解説者だと思っているので……」なんて言い訳している。
【Hot Link !!】



中村孝也さん(証券アナリスト)の
『株の予想』の話
image
 株の予想も「外れたじゃないか!」という苦情の声は厳しい。その苦情が多くなるボーダーラインが5割くらい。でも実は株は3割の勝率でも勝てる方法はあるし、逆に7割当たってもマイナスになる可能性もある。だから株は当たったか外れたかの勝率だけで判断すべきではない。
 株は、上がる確率の高い株をいろいろ持って、ダメなものを外していくのが基本。お花畑にたとえれば「キレイな花だけを残して、雑草を抜いていく」みたいな作業。ただし花には咲く「時期」もあるので、咲かない時期には市場にお金を入れないようにするのも肝心。
 また株の世界には「売り」という仕組みもある。株は、上がる時はゆっくりで、下がる時は一気に下がる。だから下げる時の方が利益は出しやすいのは事実。でも個人投資家は気持ちの問題で「買いから入る」ことしかできないし、株の世界は「損を共有して、それを上回る利益を残す」のが勝つ秘訣だと思う。
 株を買う時は、誰しもその人なりにその会社を一生懸命調べるので、どうしても愛着が湧いてしまう。でも、そういう感情は不要。プロから見ればおざなりに調べただけの稚拙な予想で、いつまでも株を持ち続ける愚かさは自覚すべき。
【Hot Link !!】



二本柳啓文さん(河合塾・英語講師)の
『大学入試の予想問題』の話
image
 社会科で良く耳にするのは「今年は順番的に日本史のA先生が入試問題の担当になるはず、それならご専門の○○時代の文化史が来るはずだ」なんて話。ただしそれを模試で使うかどうかは別問題で、授業でこっそり教えることもあるらしい。
 残念ながら英語に限っては、世界中で使われている言葉なので、現代文以上にネタがある。「某大学は新聞ネタをすぐに持ってくる」「某大学はトラディショナルな文章が好き」みたいな傾向はあるけど、「この分野が出そうだ」なんてことは言えない。
 センター入試は今年から傾向が変わって、昔ながらの「この発音と同じモノを選べ」なんて問題が久々に復活した。でも毎年行われることなので、何年か続くとある程度絞り込めるようになる。基本は「去年出た問題は今年は出ない」ということ。ただし私立や国立の試験だと、10年以上の間をおいて「不滅の名作」みたいな英文が設問を変えて再び登場することはある。
 普遍的な人間の内面に関する英文は抽象度が高くて、今の子供が非常に苦手としている。そこで上位の大学が受験生の実力を判断するに、抽象度の高い英文を使う。そこで「不滅の名作」みたい文章がキャンセル待ちの状態になる。
【Hot Link !!】



■ 放送曲目リスト

Time Title Artist Label Number
8'56" Together Wherever We Go Steve Lawrence & Eydie Gorme Jasmine JASCD 600
19'04" Come Rain Or Come Shine Four Freshmen Capitol 7243 4 95002 2 8
30'45" Great Scot June Christy Capitol 7243 5 35209 2 2
41'34" Heart And Soul Ella Mae Morse Capitol TOCJ 5990
47'49" Someday Dean Martin Capitol 7243 8 54546 2 2