SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
2007年2月17日の放送

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト

「外出ノススメ」

image

 世間で話題の「引きこもり」に限らず、平日は会社と家を往復するだけ、休日は1日中寝て過ごす、なんて「プチ引きこもり」な生活になっていらっしゃいませんか? 仕事が忙しいのはやむを得ませんが、たまにはどこかへ出掛けてリフレッシュをしないと、体が保ちませんよ。
 そこで本日は当店常連のお客さまでも旅好きな方々のお話をここで少しだけご紹介させていただきます。温泉から海外まで、ちょっとした「外出」を皆さんが楽しむ参考になれば幸いです。


image
浅尾美和さん(プロビーチバレーボーラー)

『海外での試合』の話

 試合のために海外へ行く機会が多く、去年だけでも12カ国を訪れた。パスポートもハンコを押す場所が足りなくて、付け足しているくらい。
 好きなのはスイス。普通、ビーチバレーは海でやるものだけど、スイスには海がないので山でやる。とにかく気持ちの良い国で、空気の良さのおかげでどんどん体がキレイになっていくような気がする。ちなみに私は三重の田舎の出身なんだけど、スイスの田舎な雰囲気がどこか三重に似ている気がして、すごく落ち着ける。
 ブラジルは、もしビーチバレーをやっていなかったら、たぶん行く機会はなかっただろうと思う。それくらいブラジルまでは時間がかかる。リオの大会に初めて出場した時は、そのノリの良さに「やっぱりサンバの国だから?」と驚かされた。みんなお酒を飲みながら観戦していて、日本の選手も気さくに応援してくれる。そんなこともあって「良い国だなぁ」という印象だった。
 ポルトガルの「ポルト・サント」という島は最高だった。「大丈夫かな?」と不安になるくらい小さな飛行機に乗っていく島なんだけど、とにかく海がキレイ。今まで見た中で一番キレイかもしれない。お店などは少ないけど、のんびりするには最高だと思う。
 そのポルト・サントでレストランに入ってカルボナーラを頼んだら「焼きうどんのマヨネーズ炒め、スクランブルエッグ乗せ」みたいな料理が出てきた。麺は茹ですぎなのかすごく太くて、膨らんでいた。ミートソースも全然違うし、とても面白かった。
 ポルト・サントは時間がゆっくり流れている島。絶対にオススメ。

【Hot Link !!】





image
鈴木裕史さん(放送作家)の

『ケニアのサバンナツアー』の話

 ケニアの首都ナイロビから小さなセスナに乗って1時間くらいでサバンナへ。そこは電気もガスも水道も来ていないけど、「ロッジ」と呼ばれる高級観光リゾートになっている。
 そこの目玉は、日の出前に起きてから夕方になって陽が沈むまで、四駆の車に乗ってサバンナを走りまくるツアー。現地のガイドとプロのドライバーと一所に広大なサバンナを走りまくって、ライオンやゾウ、チーター、サイなどの野生動物を1日中見て回れる。
 それはガイドさん曰く「銃の代わりにカメラを持ったハンティング」。何台も走っている車同士、無線で連絡を取り合って「○○でライオンを発見」なんて情報を交換しながら野生動物を探す。ライオンなんかは比較的よく見られる方で、なかなか見つからないのがサイ、チーター、ピューマあたり。
 場所によっては車から降りることもある。僕が行った時は、サイが小さい池のほとりで水を飲んでいる、という情報が来て、車で入れない場所だったので、ガイドさんの案内で車を降りて、そっとサイの見られる場所まで歩いていった。
 乗る車はオープンカーで、座席に立てば周囲360度を見渡せる。その車に乗って1日中走り回っても、その日の運によって出会える動物と出会えない動物がいる。僕と同じ車に乗っていたアメリカ人の老夫婦は「次は○○が見たい」なんてリクエストをして、ガイドさんをずいぶん困らせていた。それでも他の車から情報を仕入れて、頑張っていたけど。
 僕が見た中で最も感動したのはハイエナ。アニメなどで描かれるハイエナは、ずる賢い悪者だったりするけど、実はサファリの自然の食物連鎖の中では「お掃除屋さん」みたいな立場で、実際に見たら「意外と愛嬌があるじゃん」と気に入ってしまった。
 ライオンがシマウマを狩るシーンも目撃した。ライオンが風下からソーッと近づいていき、ある一点を越えると一気に襲いかかる。その前にシマウマが気付くか気付かないか、一瞬の差が勝負の分かれ目。ただ、思っていたよりは成功率が低くて「お前、マヌケだなぁ」なんて思ったりもした。
 狩りが失敗する時は、ライオンがどこかで追うのをやめるんだけど、諦める瞬間に「あー、今回はダメだ」というライオンの声が聞こえてくるよう。それくらい明らかにガッカリしていた。

【Hot Link !!】





image
松尾貴史さん(タレント)と野田幹子さん(シンガーソングライター)

『温泉』の話

(松尾さん)温泉はすごい。「この国に生まれて良かった」と思うのは、温泉と落語があるから。初めて行ったのは修善寺だった。親にむりやり連れて行かれたんだけど「あらら、こんなに良いモノがあったのか」と。
(野田さん)私も本当のリラクゼーションは温泉だなぁと思います。
(松尾さん)愛知県の渥美半島。その突端に『角上楼』という旅館がある。ここでフグのコースを食べるのが最高。温泉宿にありがちな「なんでも入ってるコース」じゃなくて、フグだけをお腹いっぱい食べて、温泉に入る。すごくフレキシビリティがあって、快適な宿。
(野田さん)たしかに「完璧な温泉」よりも「ちょっと物足りない」くらいがちょうど良い。フルコースで、ワインリストもすごくて……でもチェックアウトは10時きっかりまでとか。チェックインの時間も厳密に決められていたりして、全然ゆっくりできない。
(松尾さん)それは働いている人の都合で決められているからなんですよね。第一義は「お客さん」であることを考えてもてなしてほしい。でもこれからは温泉の時代。よく「安くなっているから別荘を買いませんか」なんて話もあるけど、たとえば2千万円の別荘を買うくらいなら、そのお金でどれだけ温泉へ行けるか。そう考えたら、絶対に温泉へ行った方が良い。

【Hot Link !!】





image
松井信幸さん(脚本家)の

『北海道の鉄道』の話

 この季節、北海道の釧路湿原ではSLが雪原の中を走っている。真っ白な雪の中を、真っ黒なSLが黒い煙を吐きながら爆走する姿は壮観。さらに窓の閉まるタイプのトロッコ列車が走っていて、中でバーベキューができる「バーベキューカー」もあったりする。寒い時に寒いところへ行く、というのも悪くない。
 釧路湿原には駅に飲食施設が並んでいるところがいくつかあって、「駅馬車」というラーメン屋や、駅舎を借り切った喫茶店などがある。それで「オホーツク・グルメライン」なんて呼ばれるほど。これは釧網本線と言う路線で、駅巡りをしながらグルメを楽しむこともできる。
 本来、北海道のSLは函館・大沼公園のあたりを走っているのがメイン。それが冬の間は出張してきて、釧路湿原を走る。そしてトロッコ列車の方は釧路の方が本拠地。こちらはいつでも楽しめる。
 今は周遊キップでも片道だけ飛行機が使えたり、いろいろあるので工夫して楽しめる。普段と違う景色に触れ「何かをする」のではなく「ボーっとするだけ」というのも贅沢な時間の使い方だと思う。
 おもしろい観光列車は全国に散らばっているので、楽しんでもらえたら。

【Hot Link !!】





image
須田鷹雄さん(競馬評論家)の

『メルボルン・カップ』の話

 去年、オーストラリアの大レース『メルボルン・カップ』を見てきた。日本馬が1位と2位を独占したけど、それを差し引いても楽しい体験だった。
 メルボルンでは、春のレーシング・カーニバルが大きなお祭りになっている。徳島における阿波踊りや北海道におけるYOSAKOIソーランとか、そういったものを全部まとめて持ってきたくらいの勢いがある。
 レース当日は祝日になっていて、前日の12時から市内でパレードが行われる。去年の優勝者関係者、その年の出走馬の関係者、さらにその後ろに引退した過去の優勝馬などが並ぶ。
 さらに僕の後から遅れてやってきた女の子の友人(目黒貴子さんと小島友実さん)の飛行機が遅れてしまったので、当日にお洒落をするための帽子を買っておいて欲しいと頼まれてお店に行ったところ、お店には「メルボルン・カップ用コーナー」がちゃんと設けられていた。
 しかも数時間後、2人が着いてから改めてその店へ行ったら、そのコーナー全体が売り切れていた。そのコーナーでは羽根飾りなどが付いた帽子が売られていたので、ちょっと抜けた羽根などが散乱していて、まるで山賊が通った跡のようだった。さらにデパートの1フロアがまるごと「メルボルン・カップ向け」になっていたり、人々のこのイベントへの入れ込みようがうかがえた。
 当日、僕は男性なのでそれほど着飾る必要もなく、ちょっと派手なネクタイと主催者から渡されたピンバッジ、それから駅で売ってる小さな黄色いバラを胸に挿したくらい。でも女性2人は、日本ではやらないくらい胸の開いたドレスで着飾っていた。
 2人とも最初は「ちょっと恥ずかしい」と思っていたらしいんだけど、ホテルの7階でエレベーターに乗ると、次から次へと「貴女も競馬場へ行くんですね」という格好の女性が乗り込んでくる。さらにトラムや電車、もちろん競馬場もそんな人ばかりだった。
 競馬場にはスポンサーのブースもあったり、化粧品会社のブースでメイクをしてくれるコーナーもあった。とにかくすごい人出で、競馬が見やすいというわけではないけれど、お祭りとしてはすごい盛り上がりだった。
 ましてや日本馬のワン・ツー・フィニッシュ。去年は「須田鷹雄と行くメルボルン・カップ」という企画に3人しか応募がなかったため流れたけど、今年こそは実現させてあの楽しさを共有したいと思う。

【Hot Link !!】






■ 放送曲目リスト

Time Title Artist Label Number
8'44" Canoeiro Astrud Gilberto Verve 314 519 801-2
18'38" Nkosi Sikelel 'Iafrica 小野リサ TOSHIBA EMI TOCT-25408
24'36" Better Luck Next Time June Christy Capitol CDP 7243 4 95448 2 6
31'12" Life Can Be Beautiful Beverly Kenney Decca UCCU-3044
44'33" Standing On The Corner The Four Freshmen Capitol CDP 7243 8 32567 23


 Back