SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
2006年4月29日の放送

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト

「まだ間に合うGW」

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 いよいよゴールデンウィーク。5/1と5/2をお休みすれば9連休という久々の大型連休ということで、旅行や行楽の予定を予定を立てている方も多いのではないでしょうか。
 しかし中には「5/1と5/2を休むために忙しく働いて、肝心の休みの過ごし方を決めていなかった」という方もいらっしゃるようで。そんなお客さまが当店のバーカウンターで、GWの有意義な過ごし方について常連のお客さまから情報を仕入れている姿もお見かけしました。
 せっかくですから、その情報を少しだけここでもご紹介させていただくことに致しましょう。小旅行、読書、勉強などで、GWを有意義にお過ごし下さい。


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重信裕之さん(ウォーカー首都圏統括編集長)

『東京近郊のGWスポット』の話

 今年、大洗にアウトレットモールが出来た。その名も『大洗リゾートアウトレット』。これまでリゾート型のアウトレットは、あるようでなかったから画期的。海のすぐ横にあるので、遊覧船が出ていたり、すぐ近くの漁港で上がってきた海産物を売るお店があったり、自分で買ったモノを調理してくれるお店もある。アウトレットのお店もあり、ちょっとした海遊びもでき、それで1日楽しめる。
 御殿場にもアウトレットモールがあるけど、こちらは「一番モノが良い」と言われている。というのも、あるブランドがあって、都心のすぐ近くにアウトレットがあったら、いろいろ都合が悪いので、名前を隠したり変えたりする。これが御殿場まで離れると、オリジナルの名前でも大丈夫。
 本来、アウトレットというのは「工場流出品」という意味で、キズ物だったりシーズン外れになってしまったモノを安く売っていた。ところがそれでは数が足らないので、正規の商品を「ここで売るから安くします」というスタンスに変わってきた。幕張や南大沢、横浜くらいなら東京から20〜30分で着くので、半日の買い物でも十分に楽しめると思う。
 それからGWの穴場といえば九十九里。内房の方はけっこう混むけど、ちょっと時間をかけて銚子の方の外房まで行けば、眺めも良くて空いている。逆に言えば、行きやすさを優先するなら内房。
 たとえば横須賀の久里浜からは「東京湾フェリー」が出ている。このフェリーが着く先が金谷といって、かなり館山に近い場所。内房が混むのは高速道路が全線開通していないせいなんだけど、フェリーでかなりの部分をショートカットできるのでオススメ。車でフェリーに乗れることは案外知られていない。
 金谷の辺りは、「房総フラワーライン」と呼ばれる道が通っているように、お花の産地として有名な場所。だからお花が劇的に安くて、ボクは好きな女性に花を贈るために、わざわざフェリーで金谷まで行ったことがあるくらい。都心だとバラが1本500円とかするけど、ボクが行った頃は金谷で1/10の値段で売っていた。もちろん「わざわざ向こうまで行って買ってきた」と言うのも狙いの1つだったんだけど。
 房総半島のかなり突端になるけど、千倉という場所には浅井慎平さんの美術館がある。すごくキレイでオシャレな美術館なんだけど、けっこう空いていることが多い。GWなら仮に帰りが夜中になっても翌日もお休みなので、日帰りのドライブで行くのも悪くない。

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国井律子さん(エッセイスト/タレント)

『沖縄の無人島』の話

 今年のGWは、仲間たちと波乗りに行くつもり。今のところ伊豆か千葉のどっちかにしようと思っているんだけど、どっちも混みそうなのが困りもの。
 本当だったら、時間さえ許せば沖縄に行ってみたい。沖縄も東京から人がいっぱい来て混むんだけど、意外と混んでいない場所がある。それは「無人島」。
 以前に私が行ったのは、安田(あだ)という東海岸の村から、シーカヤックで2時間くらい漕いで行った先の無人島だった。2時間と聞くと大変そうだけど、実際にやってみるとあっという間だった。
 そこは本当に海の綺麗な場所で、ジュゴンも出るらしい。目を凝らして探しても、残念ながらジュゴンは見つからなかったけど。でも怖いくらい海はキレイだった。その海を仲間たちとシーカヤックをエッチラオッチラ漕いで、無人島へと向かった。
 その無人島はちょっとした山や砂浜のある島だった。1周しても3分くらいの大きさ。ウサギがいっぱい住んでいて、聞いた話によると、漁師さんたちが遭難してそこに漂流した時に食料にするために放したウサギなんだとか。
 カヤックにはテントや食料を積んで無人島に行く。向こうに着いたらお昼からお酒を飲んだり、ご飯を作ったりして、子供に戻った気分になれる。もちろんGWでも私たちしかいない。
 その島に行くには、ガイドさんをお願いする必要がある。インターネットで調べると、そういうツアーを組んでいる会社もけっこうあるので、自分たちは身軽に沖縄へ行けばいいだけ。あとは全部案内してくれる。
 ガイドさんには料理の上手な人が多い。その場で沖縄そばを振る舞ってくれたり、ラフテーを作ってくれた人もいた。塩豚の炒め物なんてものすごく美味しかった。島に上陸するや否や、火をおこし始めて、まな板と包丁で料理を作ってくれて、みんなが良い気分になってきた頃に島唄を弾いてくれたりもした。
 砂浜に大の字になって島唄を聞いていると、空には月や星が輝いている。「いったいここはどこだろう?」と思うくらい不思議な体験だった。
 今の時期の沖縄は真夏。テント(タープ)で日陰を作って、あまり肌を焼かないようには気をつけた。さすがにお風呂はないので、体を洗いたくなったらジャボン!と海に飛び込む。私はその島に2泊したら、身体中塩だらけになったけど。それでも気分は子供に戻れるので「お風呂なんていいじゃん!」という感じだった。

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目黒考二さん(書評家)の

『GWにオススメの本』の話

 高橋克彦さんの『火怨 ―北の燿星アテルイ』という講談社文庫の上下2巻をまずお読みいただきたい。この本は、坂上田村麻呂が東北の乱を征伐しに行った史実を、坂上田村麻呂に滅ぼされた側から描いたお話。
 時は8世紀。東北で黄金が産出されるようになり、それまでは東北を無視していた朝廷が、黄金を手に入れるために東北を支配下におこうとする。そこで20年に渡る戦いが繰り広げられることになる。
 ところが実は、蝦夷(えみし=東北の先住民族)には、中央に刃向かう気はまったくない。ただ静かに暮らしたいだけなので、彼らはなるべく人を殺さずに、友好関係を結ぼうと努力をしながら戦いを続ける。
 この本ではその戦いの描写がすごくて「お前が見てたのかよ!」と突っ込みたくなるくらいディテールが細かい。しかも新しい戦略をどんどん考えだすし、迫力も満点。登場する男たちも格好良い。
 結局、この戦いは20年間続き、最後に主人公のアテルイが降伏することで終結する。ただ、もしアテルイが降伏しなければ、もう10年は戦いが続いただろうと言われるほどの天才だった。
 そんなアテルイの戦いを描いた上下2巻の『火怨』を読んで面白いと思ったら、次はその300年後の東北を舞台にした『炎(ほむら)立つ』を読んで欲しい。NHK大河ドラマにもなった小説で、奥州藤原氏4代の歴史を描いた作品。
 この小説も作者は高橋克彦さん。8世紀の『火怨』から300年も経っているので登場人物は1人もダブっていないけど、意味的には「火怨で滅んだ蝦夷の末裔たち」が描かれる。戦う相手は、朝廷から派遣されてきた源義家。つまり源氏が最初に世に出るきっかけになった戦いとも言える。
 ちなみに『炎立つ』は全5巻。130年に渡る長大なお話なので、けっこう長い。それでも『火怨』の興奮は続く。
 さらに『炎立つ』が面白ければ、その400年後、戦国時代の東北を舞台にした『天を衝く』という小説がある。九戸政実という南部一族の男を主人公に、20万人の秀吉軍を敵に回して、わずかな戦力で戦った英雄のお話。
 『火怨』で滅ぼされた蝦夷、『炎立つ』でやってきた源氏、そんな歴史を経て東北に残った人々の末裔が、東北の民として一致団結して秀吉に立ち向かう。つまりそこまで読み進むと、高橋克彦さんが『火怨』で書きたかったのは、蝦夷というある一族の話ではなく、東北という地に住む人々の暮らしを守ろうとする誇りと気概だったということに気付かされる。
 この「みちのく三部作」、著者の高橋克彦さんはもちろん東北の出身。東北とそこに住む人に対する思い入れがあるのだろう。全部読むと9冊で、それぞれもけっこう厚いけど、最初の『火怨』が面白いと思ったら、一気に読めてしまう。

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三ツ橋明子さん(JTB広報室マネージャー)の

『GWの旅行プラン』の話

 GWの国内旅行なら、最近は沖縄が人気。以前は沖縄といえばダイビングや、海の良さを求めて「離島」と呼ばれる石垣島や宮古島が人気だった。でも今は沖縄本島がリゾートに力を入れるようになり、良いホテルがたくさん出来た。
 たとえば沖縄本島の真ん中あたりにある本部(もとぶ)半島には、ブセナとかカヌチャといった「海辺のリゾート」を意識した豪華ホテルが出来ている。そういったリゾートは、そこに滞在すること自体が目的になる。ちょっとした海外気分が味わえるので、ちょっと長い休みが取れれば国内だったら沖縄に行きたいという人は多い。
 九州も人気。九州では温泉をメインに繋いて行くような旅行ができる。飛行機とホテルを取って、真ん中をレンタカーで移動する感じ。まず大分から入って別府温泉。そして湯布院、黒川と繋いでいけるように、九州はうまい具合に良い温泉が点在している。それぞれの温泉にも特徴があって、湯布院にはいろんな宿があって個性豊かだし、黒川は街全体で湯巡りが出来るような仕組みを作っている。
 逆に北の北海道や東北へ行けば、GWはちょうど桜の時期。東京では桜はとっくに終わってしまったけど、これから東北、北海道と北に上がっていくので、それを追っていくような旅も人気。
 北海道で桜の名所といえば函館や松前。道南と呼ばれる南の地域と、東北の北を組み合わせるような旅もある。弘前城の桜も見事だし、奥入瀬あたりでは新緑が楽しめる。そこから秋田の角館の方へ行っても良いし、北海道へ渡るのも良い。
 関東圏だったら、北関東の温泉が狙い目。伊香保とか、四万温泉とか、那須あたり。どうしても関東の人は近場の温泉といえば熱海とかの方面を思い描いてしまうけど、実は北の方へ行っても新幹線などを使えばそんなに変わらない。今からでも宿は探せると思う。

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伊藤隆行さん(ヤマハボート免許センター)の

『GWにボート免許』の話

 3年前に法改正があって、以前は「4級」という免許が有名だったけど、今はボートの免許には「1級」と「2級」しかない。それとは別に「特殊小型」という水上バイク専用の免許もできた。
 これら免許は国家資格。2級だと5海里の距離まで、大きさは20トンまで扱える。20トンのボートといえばかなり大きくて、長さ50〜60フィートクラスのボートまで乗れてしまう。1海里は約2kmなので、5海里で約10km。岸から約10kmだと東京湾や相模湾は十分だし、熱海−大島が約12海里なのでその半分くらい、というイメージ。
 この2級免許を取るには4日間の講習を受ける必要がある。1日目は学科講習で、朝9時から夕方5時までたっぷりある。実技講習も9時から5時まで、かなり密度の濃い内容。最初は離岸と着岸の練習から。方向転換やスラロームなども試験にある。遭難者がいるという想定でそれを助ける人命救助の試験はけっこう難関。ロープの結び方も勉強する。もやい結び、巻き結び、碇に結ぶ碇結びなど、全部で5〜〜6種類くらい。
 トータルで4日間なので、GWから準備を始めれば夏の前には十分間に合う。学科講習、実技講習、そして国家試験で、土日だけを使って免許を取ることも可能になっている。
 いざ免許を取って、いきなりボートを買うというのも大変なので、ヤマハではボートのレンタル・システム「マリンクラブ・シースタイル」を用意している。これは会員制で、入会金が2万1千円くらい、月々の会費が3150円。これで全国120カ所のマリーナへ行けばボートを借りて遊ぶことが出来る。葉山、逗子、横浜あたりはもちろん、猪苗代湖へ行ってボートを借りる、という遊び方もある。
 ボートを買うとなったら高いモノは億単位、リーズナブルなモノだと車と同じくらいで300万円程度。小さめのボートで5〜6人が乗れて、釣りが好きな人などが利用している。
 免許を取ったら、最初は隣のマリーナまで行って、レストランで食事をして帰ってくる、なんてところから始めてみては。家族連れだったらお弁当を作って、近くの波のないところで碇を打って、海の上でお弁当を食べて帰ってくるとか。それから釣りとか、アクティブな人ならウェイクボードや水上スキーで遊ぶ人もいる。

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■ 放送曲目リスト

Time Title Artist Label Number
8'33" It's A Big Wonderful World Peggy Lee 東芝EMI TOCJ-5342
18'17" Meditation Joanie Sommers Warner Bros. WPCP-4372
33'21" 'S Wonderful Julie London 東芝EMI TOCJ-5308
40'58" Come And Get It Day Dinah Shore BMGジャパン BVCJ-7465
47'32" Brigas Nunca Mais Joao Gilberto World Pacific CDP 793891 2


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