SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
2006年4月8日の放送

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト

「恐妻家も捨てたもんじゃない」

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 そのワガママさと傍若無人ぶりで、当店の常連の中でも一番の嫌われ者として愛される(?!)取手豪州さん。そして美しさと知性を兼ね備えたお店一のマドンナ、南由布子さん。このお二人が、明日、4月9日にハワイで挙式を行います。
 10年以上に渡る紆余曲折を経て、ついにゴールインするお二人。常連のお客さまの間では「なんで取手なんかと!」なんてやっかみの声も聞こえますが、それもまた二人に対する祝福の言葉なのでしょう。
 でも、これまでの二人のやりとりを見ていると、取手さんが尻に敷かれるのは間違いなさそうです。そんな取手さんを心配する恐妻家のお客さまが、愉快な(と言っては失礼ですが)お話をして下さったので、本日は「結婚」にまつわるいろんなお話をここでご紹介させていただきましょう。


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西郷輝彦さん(俳優)の

『娘の結婚』の話

 娘(辺見えみりさん)が入籍して、いよいよ結婚式も行われる。僕は離婚しているので、ちょっと普通の父親とは違う、複雑な気持ちになっている。
 あの子が小さい頃は、あまり接点がなかった。でも芸能界デビューしてから接点が増えて、特にここ最近は行き来する機会が本当に多くなった。そんな僕が見たところ、あの子は本当に仕事が好きで、仕事にのめり込んでしまうタイプ。だから適当にボーイフレンドを作りつつも、一生仕事をやっていくのかな、と思っていた。
 そしてそれなら、それも気楽でいいよな、と。だからいつも結婚に関しては「ゆっくりやりなよ」と言っていた。
 それが「お父さん、今度は真剣だからちゃんとするよ」と言うようになって、ある日突然「相手はキム兄だから」と教えられた。こっちはキム兄と言われてもとっさに誰のことか分からなくて、家で大騒ぎした。すると娘たちが「パパ、この人、この人」とテレビを指さす。それでやっと「なんだ、いつも見てるこの人だったのか」と分かった。
 次に娘に会った時に「こないだテレビで見たけど、いい人なんじゃないか?」と言った。そして「それにオレがダメと言おうが何と言おうが、心はしっかり決まっているんだろうから、仲良くやりなさい」とも言った。
 なかなか3人のスケジュールが合わなくて会うチャンスがなかったけど、この間やっとキム兄と娘と、3人で一緒に食事をしつつお酒を飲んだ。ところがこれがなかなか落ち着かないというか、自分がどこで何をしているのか分からないような感じで、時間だけがもの凄いスピードで過ぎていった。
 そもそもその日、僕の仕事が終わったのが一番早く、お店に着くのも早すぎた。でもその店で待っているのも居たたまれなくて、一度お店を出て近所へ飲みに。そこでお酒を飲んで、とにかく勢いをつけようと考えた。
 約束の時間になっても、先にお店で待つのが嫌で、お店に「来たら電話を下さい」とお願いしておき、電話が来てからお店に戻った。そして、そのお店は焼き肉屋さんだったんだけど、肉を食べる気にもならないし、好きなカクテキも喉を通らない。ただひたすらお酒を飲み続け、気がついたら家に帰って寝ていた。だからその店で何を言ったか、僕は全然覚えていない。
 でも娘からは「ありがとう、頑張って幸せになります」とメールが来ていたので、一応うまく行ったかなと思っている。とりあえずこちらも「すごく良い青年だった」という印象で、すごく安心できた。彼は普通の会話をしてくれたし、良い感じの緊張感もあったし。その緊張感を共有できたという男同士の連帯感もあった。
 あとは2人が頑張って、幸せになって欲しい。

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福田雄一さん(放送作家)の

『恐妻家の生活』の話

 我が家の主導権は完全に嫁にある。完全どころの話じゃないくらい向こうの主導。
 たとえば財政は嫁が完全に握っている。38歳の僕が、いつも財布に1000円くらいしか入っていない。水曜日はいつも『ココリコミラクルタイプ』の収録があるので、1400円を渡してくれるけど、これはお台場までの往復の首都高代。だからうかつにも途中でジュースなど買おうものなら、帰りの首都高代がなくなってしまう。それで時々、38歳の僕がADに200円を借りたりしてる。ADも「あの〜、福田さん、そこそこ売れていらっしゃいますよね?」という顔をしてるけど。
 それでも嫁に「缶ジュース代をくれ」とは怖くて言えない。嫁の理論では「ジュースなんてスタジオの弁当にウーロン茶が付いているから必要ないでしょ」となる。僕はこの歳になってカードすら持っていない。持っているのはTSUTAYAのレンタルカードだけ。現金がなくなるとにっちもさっちも行かなくなる。人は「言えばいいのに」と言うけど、言ったら1〜2週間は虐待に遭うのは目に見えている。
 昔、まだ良かった頃は「1万円制度」だった。財布に1万円を入れてくれ、僕が3千円を使ったら、残りの7千円を抜き取って、また1万円を入れてくれる。当時は「1万7千円にしてくれても良いじゃないか……」と思っていたけど、今にして思えば1万円なんて夢のようだった。
 1万円制度が今の仕組みに変わったのは、嫁の使う額が増えたんだと思う。ある時、車で出掛けられなくて、電車で行こうと思った。ところが財布には20円くらいしかない。こりゃマズイと思って、まだ寝ている嫁の財布から銀行のカードを借りて、駅前の銀行でお金を下ろそうとした。ところが残高78円。78円でも下ろしたいと思ったけど、銀行は硬貨を下ろせないのが哀しかった。
 それくらい嫁は毎月毎月、お金をキレイに使い果たしている。使い道は嫁と子供の服。子供の洋服なんて、洋服メーカーと契約しているんじゃないかと思うくらいたくさんある。どんなに深夜遅くに帰っても必ず朝には叩き起こされて、子供の着替えを手伝わされるんだけど、着替えさせた後に毎日必ずタグを切っているような気がする。タグを切るということは新品と言うこと。それが本当に毎日のよう。
 最近、息子が「500円玉貯金」を始めたのを僕は見逃していない。僕は本当に困ったら、そこに手を出さざるを得ないかもしれない。

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佐々木健介さん(プロレスラー)の

『妻・北斗晶』の話

 惚れたのは僕の方。僕が勝手に「あ、オレの嫁さんだ」と思ってしまったので、立場は弱い。
 特にマメにアプローチしたということもないんだけど、自然と近くに居て、すぐに籍を入れてしまった。実はもともと「プロレスをやっている北斗晶」はよく知らなくて、試合も見たことはないし、プロレス雑誌に載っているのを見て「怖いお姉ちゃんだなぁ」と思っていた程度だった。それがプライベートで知り合って、ギャップが新鮮に見えたという部分はあったかもしれない。僕は男のプロレスのことしか考えていなかったし、彼女も女子プロレスを一生懸命やっていた。近いようで意外と接点が無かったのも良かったのかもしれない。
 2〜3年前、苦しかった時期に、彼女から「あんた、自分で自分のことが格好良いと思ってるの?!」と否定されたことがある。自分で言うのも変だけど、プロレスラーとして活躍している以上、それなりにイケてる部分はあるんじゃないかと思っていた。でも彼女は「あんた、全然格好良くないよ」と。普通は言いにくいこともサラッと言ってしまうあたりが“鬼嫁”の面目躍如。一歩間違えれば人間崩壊まで行きそうな勢いで吐き捨てられた。
 そう言われて、何日かは自分の中で否定していたんだけど、「やっぱりそうなのか」と納得せざるをえなかった。「プロレスラーはこうじゃなくちゃいけない」みたいな変な思い込みがあって、それが自分を変な方向へ向かわせていた。その思い込みから解放された今は、どんな試合でも楽しくやれている。
 彼女の場合、ただ怖いんじゃなくて、それを言えるだけの裏付けがあるのがスゴイ。僕が納得できるだけのことはしてきているし、ちゃんと考えている。だから何かを言われると反論ができない。
 そんなことがあって、彼女の意見は素直に聞くようになった。そして2人のプロレスに対する考え方も似るようになった。以前の僕だったら、子供の頃からの「仮面ライダー」好きなので“正義”が一番。でも北斗晶はご存知の通りの“悪役”。でも今は、2人とも正義の味方も悪役もやれるようになった。
 そんな風になれると思って結婚したわけではないのだけれど。

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西田善太さん(マガジンハウス編集者)
堀内豊さん(ラジオ・ディレクター)

『堀内さんの結婚報告』の話

 かつて、ここAVANTIで3度もお見合いした僕(堀内さん)も、先日ついに結婚という運びに。
 相手はキャビンアテンダント。友達の紹介で……(西田さん:合コンですか?)はい。合コンというか、5対5の食事会だったんだけど……(西田さん:ようするに合コンじゃん)。
 その食事会で話をしている内に、彼女が音楽好きだということがわかった。そして職業柄、自分で話ができる唯一の分野だったこともあって、いろんな話ができた。喋ることはあまり得意じゃないけど、世の中広いもので、僕がこういうモジモジしたタイプだったことも好印象だったらしい。
 お付き合いの決め手になったのは、彼女が好きそうなCDを貸したことだった。聞いた話から彼女の好きそうなCDを何枚か選んで貸したところ、すごく気に入ってくれて、それをきっかけにお付き合いが始まった。
 彼女は11歳年下。でも僕がけっこう子供っぽくて、彼女の方がしっかりしているタイプなので、意外とジェネレーションギャップみたいなことは感じていない。
 僕でも結婚できたので、取手さんもきっと幸せな家庭を築いてくれるのでは。(西田さん:堀内さんもやっと片付いたということで、とにかくおめでとう! 取手さんも今頃、ハワイでドタバタの結婚式だろうけど、本当におめでとう!)

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■ 放送曲目リスト

Time Title Artist Label Number
12'08" Love & Marriage Peggy Lee Capitol 7243 8 56056 2 8
24'47" The Trouble With Me Is You John Pizzarelli Stash PHCE-1023
34'52" Give Me The Simple Life Pat Morrissey Universal UCCM-9042
40'32" Zip-A-Dee-Doo-Dah Debbie Reynolds Universal Victor MVCJ-19233


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