SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
2005年12月10日の放送

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト

「ラブラブ恋愛月間 その2」

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 取手さんがクリスマス・イブにパーフェクトなプロポーズを決めるべく始まった当店の「ラブラブ月間」。そういうことなら、と恋愛にまつわるお話を教えて下さるお客さまが後を絶ちません。これならきっと取手さんのプロポーズもうまく行く……といいですねぇ……
 そういえば先ほど、以前に当店の常連だったお客さまから電話がありました。「久しぶりに寄らせてもらいます」とのことで、私も楽しみです。え?誰かって?それは来てからのお楽しみということで。ヒントは「方向音痴」、なんて言ったら、怒られるでしょうか?


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林真理子さん(作家)の

『モテる女とモテる男』の話

 時代が変わっても、恋愛のコアな部分は変わらない。人を好きになったり、不倫でややこしいことになったりとか。
 不倫に関しては、若い女性にとって、必ず一度は踏んでしまう“地雷”だと思う。メールをチェックしながら会えない辛さを味わったり、「今頃、奥さんや子供と遊んでいるのかしら……」なんて考えたり、ある意味、恋愛を楽しめる。
 中園ミホちゃんなんか典型だけど、いわゆる“魔性の女”はすぐにわかる。フェロモンも感じるし、「ホラ、私って男にだらしないしさ」なんて爆弾を投げたりする。そのセリフで水割りのグラスを回す音が止まる、みたいな感じ。ああいう女には一生かなわないなぁ……といつも思う。
 鹿島茂さんがフランス文学祭で「男なんて外見に踊らされる馬鹿ばかり、だから“私は男に媚びたくない”なんて言ってないで、せいぜい表面を繕って小馬鹿を捕まえろ」と言ったのはスゴイと思った。「私は外見なんかで判断する男は嫌いです」なんて言ってる女は一生幸福になれない。しかもそんな男はつまらない。
 女だって、本当は内面なんかで判断されたくない。特に私のように、仮にもなにがしかの才能があると言ってもらえる人ほど、「私のどこが好きなの?」と聞いて「顔」とか「体」と答えられるとイチコロ。逆に、芸能人の女の人なんかだったら「君、本当によく本を読んでいるんだね、こんどウチで書評をやってみないか?」なんて言うのが効く。
 それから、「なんでこの男がこんなにモテるの?!」と思う人がよく使う手が“恫喝”。そういう人は「美人くらい落としやすいモノはない」と言うくらい、本当によく効くらしい。「お前なんかオレのこと何にもわかってねぇ!なめてんじゃねーぞ!」みたいなコトをちょっと怒鳴れば一発……とのこと。この間、ある女優さんと結婚した男の人に話を聞いたら、ホテルの前まで連れて行って「男に恥をかかすんじゃねーぞ、バカヤロウ!」と怒鳴ったらしい。それで女優を捕まえたんだから、説得力がある。
 女性を褒める、というのもよく効く手。以前、対談で渡辺淳一先生と初めてお会いした時に、私がVネックの開きの大きい服を着ていたら、渡部先生は「君、肌がキレイだね〜、胸から見える肌がすごくキレイだよ」と褒めてくれた。これにはつい「先生!見えないところもキレイなんですけど!」と言いそうになった。  また別の機会に渡辺先生と一緒に若い女性と食事をした時には、その若い女性に対して「やっぱり若いと目の白いところがキレイだね、透き通って青白くて、本当にキレイだ」なんて言っていた。これには「同じ褒めるにしても、目の付け所が違う!」と感心させられた。やっぱりこういう男性はモテる。

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南野陽子さん(女優)の

『結婚』の話

 結婚はする予定。きっと。たぶん……。
 私は趣味が“想像”や“空想”だったので、小学校の頃から「子供ができたらなんて名前がいいかなぁ」なんて考えていた。ちなみにその頃は毎日日記も書いていて、中学校1年生から10年間続いた。今はもう面倒くさくなっちゃったけど。
 昔から23歳で結婚するつもりだったので、その間際は怖くて日記が書けなかった。というのも、その日に「結婚して下さい!」と言われたら、ファンの人でも誰でも結婚しようと決めていたから。それが私の運命だと思っていた。でもその日、誰からも「結婚しよう」と言われなくて、ちょっとだけホッとした。その日は1日中、家から出なかったんだけど。
 それからもずっと「いついつまでに結婚を……」と言い続けているけど、さすがにそこまで本気じゃないのかもしれない。それにさすがに38歳になって、私が怖いというより、聞いている人の方が怖いかも。
 今も結婚する気は満々なんだけど、番組でスピリチュアル・カウンセラーの江原さんに見てもらったら「50歳くらいでチラッとパートナーが……」と言われてしまった。「前世もずーっと1人で、この世も」なんて言われたら、落ちこんでしまう。その番組に出て以来、呪文のように「そんなことない、そんなことない」と唱えるのが日課になっている。
 でも、実はそんな気もしていたというか、あんまり人と一緒にいる絵が想像できなかったりする。私の目標は黒柳徹子さん、と常々言っているけど、プライベートだけは同じになりそう。
 だからクリスマスになると「芸能人で良かった」と思う。芸能人はクリスマスやお正月こそが仕事だから。ボーイフレンドとクリスマスを過ごしたコトなんて、38年間で2度あるかないか。その2度も無理矢理みたいなモノだったし。だいたい、クリスマスは家族と過ごすのが本来の姿なんだから……カップルでどうこうというのはやめて欲しい。
 家に帰って、寝る前にふと1人であることに気がつくと、「早く時間が経たないかな」と思うこともある。昔は女友達同士で話をすることもできたけど、みんな主婦になって子供もいたりすると、邪魔をするのも悪いし。そんな幸せな姿を見て落ちこんで帰るのもなんだし。だからそういう時は、1人でお弁当のゴムを取っている方がよっぽどマシ……なんて何年間もあった。
 でも、私は毎日がクリスマスみたいな生活をしているので、別にイイ!

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山元大輔さん(東北大学大学院教授)の

『好みと遺伝子』の話

 遺伝子というのはわりとしょっちゅう変化する。だけどものすごく都合の悪い変化は残らない。
 たとえば、遺伝子のどこかが突然変異して、みんなが起きて動いている時間にいつも寝ている人がいたとする。するとこの人には異性と出会うこともなく、遺伝子を残せないまま死んでしまう。これが進化の原理。
 またある時、女性がチャラチャラした男性を好むトレンドが生じたとする。するとチャラチャラしているヤツはバンバン子供を残し、家に引っ込んでいるヤツはまったく子供を残せない。すると次の世代ではチャラチャラした遺伝子を引き継いだ人間が10人に対して、ひっそりした遺伝子を受け継いだヤツが0人とか1人しかいない。それを繰り返した人類の末裔が我々である、とも言える。
 ところが「モテる」「モテない」の話で言えば、生物学的には「メスの好みはコロッと変わる」とされている。あまりにチャラチャラしている方に偏りすぎると、ひっそり暮らしていたヤツが突然モテるようになることがある。そしてそれを決めるのはメス。メスが世の中を作ってきた、というのが生物学の考え。
 生物のグループごとにオスとメスの力関係は違うけど、圧倒的にメスの力の方が上であるケースが多い。だからクジャクのように、オスがきらびやかな格好をしている。人間の場合はオスとメスの性差が、ほかの動物に較べて非常に小さい。だから割に均衡の取れた関係、つまりお互いに選び選ばれ、という関係にある。
 男が選ぶ基準はなんと言っても“みてくれ”。選挙でもみてくれの良い人に投票するくらい、男は顔を重視することがいろんな研究で確かめられている。一方、女が大事にしているのが「身長」。男の顔があまりキレイになっていないのは、顔で選ばれていないせい。
 ただし、身長が高ければ高いほど良いかというと微妙で、背の低い女性はグンと高い男を好むけど、大柄な女性は自分よりちょっと高いくらいの男性を好む。もちろん中には自分よりも背の低い男を好む女性もいるけど、それは確率の問題で、統計的にはそういう結論が出ている。
 昔から「胸とお尻が大きくて、ウエストが締まっている」ような体型の女性を男性が好むのは民族に関係がなく、動物的な本能だと言われてきた。ところがこの点に関して最近、南米の火山の噴火口の中で生活している、外界との交流のない民族を調べたら、彼らはずんどうの女性を好んでいるということがわかった。つまり男性の女性の体型に関する好みは、近代文明の影響を受けているということ。
 男が女を顔で選ぶ理由というのはハッキリとはわかっていない。ただ「キレイ」とは何かというと、その基準の1つとして「左右対称」ということがある。実は遺伝子の働きが予定通りに起これば、人間の顔は左右対称になるはず。でも病気をしたり、食べ物がなかったり、いろんなアクシデントでなかなか遺伝子の予定通りに事が運ばない。そうやって人の顔は少しずつ左右対称ではなくなっていく。
 だから左右対称に近いということは、食べ物も良かったし、環境も良かったという証明になる。もちろん現代ではあまり関係のないことだけど、何万年も前の原始人たちはそういう「基準」を持っていたのでは。その基準が今も本能として残っているのが、男の好みなのかもしれない。

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丸々もとおさん(夜景評論家)の

『クリスマス・イルミネーション』の話

 クリスマス・イルミネーションも年々変化している。特に最近のイルミネーションは青色発光ダイオードの登場によって大きく変化した。
 昔は電球をチューブに入れて光らせる「チューブライト」が中心で、そのチューブに色が付けられていた。今は六本木ヒルズのようにLEDを使って自然の光に近づけたパターンが増えている。
 ちょっと面白いと思ったのが「コミュニケーション型」のイルミネーション。さいたま新都心では12星座を象ったイルミネーションが始まっていて、携帯でバーコードを読みとると占いが読めるようになっている。カップルが「イルミネーションがキレイねー」と言うだけじゃなくて、ちょっとした話題も提供するのはなかなか有効だと感じた。
 「リゾート型」のイルミネーションもオススメ。那須とか御殿場みたいな夏のリゾート地が冬にイルミネーションを始めている。広い土地のイルミネーションというのもなかなかキレイ。特に御殿場の「時之栖(ときのすみか)」というイルミネーションは圧巻。今年はパワーアップして250万個もの電球を使うらしい。丸の内の仲通りで90万個、どこかで「うわ〜多いな〜」と思うレベルで100万個くらい。それが250万というのは相当なモノ。2月くらいまでやっているので、クリスマスが終わってからでも楽しめる。100m以上続く光のトンネルはとにかく圧巻なので、必見。
 東京湾アクアラインの海ほたるでもクリスマス・イルミネーションをやっている。海上のイルミネーションというのもなかなか。東京湾はもともと「日本武尊の恋人が身を投げ、嵐を静めることによって日本武尊を助けた」という神話のある、恋愛の場所でもある。だから木更津の太田山公園には「きみさらずタワー」という展望スポットがあって、そこから見える東京湾は恋愛スポットになっている。
 ちなみに「きみさらず」は「君(=日本武尊)去れず」というところに由来している。恋人が身を投げた東京湾を見た日本武尊は、しばらくそこから立ち去ることができなかった。それが変じて「きさらず」になったと伝えられている。

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中谷彰宏さん(作家)の

『女性のデート戦略』の話

 よく「3回目のデートまで引っ張った方が良い」なんて言うけど、女性にとって勝負のデートは2回目のデート。男のテンションは2回目のデートが一番上がっていて、女性が一番キレイに見える。
 男のカウントとしては、1回目は、たとえばパーティーで会ったとか、みんなでご飯食べました、とか。そして2回目は「2人でご飯食べました」という時。男は頭の中でどんどん相手の女性を美化していくんだけど、そのピークは2回目。
 1回目と2回目の間はけっこう空いても大丈夫。今はメールのやり取りがあるから、それをマメにやる。すると男の頭の中では「可愛い」と高ぶってしまう。男は女よりもはるかにロマンチストだから、想像の世界へ行ってしまう。
 男は見た目重視のクセに、その見た目を想像の中で作ってしまう。2回目のデートの時は、株でいうところの「実質より高値が付いている」状態。そこで勝負を賭けておかないと、3回目にはちょっと男も冷静になっていたりする。これが男の特性だから、2回目のデートで話をまとめて第2段のロケット・エンジンに点火していく方が、女の子のデートの仕方としては上手な展開。
 「そんなところでいきなりエッチをしちゃったら軽い女と思われるかも……」なんていうのは、ヘナチョコ君をベースにした論理。いい男だったらキスくらいは絶対にしておかないと、忘れられてしまう。「あ、この子とは展開がないのか」と恋愛対象として見られなくなる。ところがキスをしておけば、男の気持ちはまた高ぶる。
 「好きだ」と伝えることも大事。女の子も「好きだ」と言われるとなんとなく相手の得点がアップすると思うけど、男はもっと。ところが3回目ともなると、なんとなく恥ずかしくなって言えなくなってしまう。だからこれは1回目から「あ、すっごいタイプ」と言ってしまうのがコツ。これは大阪の人がうまい。「うわ、めっちゃタイプやわ、この人」と冗談めかして言ってしまう。関西の人は図々しいようですごくシャイなので、ギャグに紛らわして一番恥ずかしいことを最初に言う。
 たとえば新幹線に乗って、たまたま隣り合わせになった人を「いいな」と思ったとする。でも東京駅から乗って静岡あたりまで行ったら、さすがに話しかけづらい。やっぱり乗った時に「あ、荷物載せましょうか?」というところから始めなきゃ。そこで「あ、タイプです」みたいなことを最初に伝えてしまう。
 とはいえ、「好き」じゃ1回言ったら終わりだし、いきなり「愛してる」じゃストーカー。だから「好き」に代わる言葉をボキャブラリーとしてたくさん持っておいた方がいい。「また会いたいです」なんて、そんな重い言葉じゃないけど効く。特に「また2人でお会いしたいです」と言えば、それを聞いた男は「2人で」の部分に線を引く。メールだったら「2人で」のあとに「汗」のマークが付いているのも見直したりして。そうやって男はだんだん魔術にかかっていく。

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■ 放送曲目リスト

Time Title Artist Label Number
8'20" The Moment Of Truth Peggy Lee Capitol 7243 5 21096 2
19'08" I Wish I Were In Love Again Jackie & Roy TOKUMA TKCB-30460
29'36" Button Up Your Overcoat The Hi-Lo's MCA MVCM-276
44'56" Quiet Night Of Quiet Stars Blossom Dearie Daffodil BMD-114
44'56" All Of You Annie Ross Pacific Jazz TOCJ-5349


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