《遠藤さん》
スキー場に行く道の途中。夜、東京を出て、長野県に入る頃には夜中の12時を回っている。そこで車にチェーンを付けなければいけなくなった。男性は寒い外に出て、泥だらけになって作業をしている。
ここで質問。助手席に乗っていた深澤さんはどうしますか? 「1. 助手席に座ったまま外国雑誌を読んでいる」「2. 外へ出て、自分も軍手をはめ、作業を手伝う」「3. 外に出て、雪を丸めて男性の背中にぶつけて“やめろよ!”なんて言われる」さて、どれ?
《深澤さん》
私は2番プラスアルファ。軍手を付けて、手伝おうとするんだけど「邪魔だから」と言われてすごすごと車内に戻る。せめて戻ってきた男性の手を温めてあげたりして。「そういうタイプには見えない」と言われるけど、好きな人に対してはけっこうスイート。
私は恋をしたら「優しくしすぎないようにしよう」と考える。それくらい好きな人に対しては、なんでもやってあげたくなってしまう。でもそれを当たり前だと思われても困るし。最初は男性も「ありがとう、こんなことしてもらったことないよ」なんて言ってるクセに、慣れてくるとそれが当たり前のようになってしまう。それはちょっとダメ。
《遠藤さん》
たしかによく言われるように、花に水をあげるように「感謝してるよ」「いつもありがとう」みたいな言葉は言うべきだと思う。ただ、男性同士でそれを言う習慣がない。「いや〜、お前のおかげでこの企画通ったよ、ありがとう」とか言ってたら気持ち悪いし。だからなかなか難しい。
ところで、女性の側としては「今からこの人は私を口説くんだろうなぁ」というのはわかるもの?
《深澤さん》
わかると思う。男性の方も「このあと口説こう」と思ったら、たとえ映画の話をしていようとそういうモードに持っていっているハズだし。
だからその気配を感じた時に、その人とそういう気がなかったら「私ちょっとこの後、行かなきゃいけないんで、この1杯で失礼します」と言う。
《遠藤さん》
そのセリフは本当によく聞く。「行かなきゃいけないって、どこへ?!いつ?!誰と?!」とツッコミたいんだけど、そういうわけにもいかなくて「そうか……残念だなぁ、じゃまた今度の機会に」なんて答える。内心、ものすごく悔しいのに。
それはさておき、実は多くの男性にとって、好きな女性と会うことはすごく素敵なことだけど、何かとの比較に迷うことでもある。競馬場に馬券を買いに行くとか、本屋に本を買いに行くとか、そういう他の楽しいこととと較べる事柄の1つだったりする。
《深澤さん》
それは女性も同じ。恋愛も安定してくると、女同士で会いたくなることもある。女性同士だと、恋愛の話も赤裸々に話せる。男性がその会話を聞いたら絶対に引くと思う。それくらいリアルな話をしている。
《遠藤さん》
そういうところで、やっぱり男性は女性に勝てないかも。リアリストと夢想家、この勝負はどんなに頑張っても、引き分けがせいぜい。