SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
2005年11月5日の放送

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト

「飯島直子 goes to AVANTI」

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 いつも土曜日の夕方にいらっしゃるお客さまが、お仕事で1ヶ月ほどスペインへ行かれるそうで、常連のお客さまが座るいつもの席が寂しげに空いて……と思ったら、今日はたまたまいらっしゃった飯島直子さんがその席へ。常連のお客さまの悔しがる姿が見えるようですね(笑)。
 今週も当店のウエイティング・バーには様々なお客さまがいらっしゃって、いろんな楽しいお話をして下さいました。そのお話をここで少しだけご紹介させていただきます。


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三枝孝臣さん(日本テレビ)の

『DAISUKI!』の話

 『DAISUKI!』は24歳の時に初めて僕の企画が通った番組だった。
 企画が通って、キャスティングを決めようとしたんだけど、当時はまだまったく人脈がない。そこで増田さんというプロデューサーにお願いしてキャスティングしてもらったところ、一番最初に決まったのが「飯島直子」だった。
 もともと「深夜番組だから色っぽい女性がいた方がいた方が良い」という考えで、何人かの女性タレントを面接することに。その中の1人が飯島さんだった。当時、飯島さんはレースクイーンとしてはかなり有名で、タレントとしても活動をはじめたばかり……という頃。初めてお会いした飯島さんは「ものすごく大人しい」という印象だった。今にして思えば、よそ行きの顔だったのかも。
 大人しいというのはバラエティ的には良くないんだけど、どこか独特の魅力があった。正直、僕のタイプじゃなかったんだけど、どこか惹かれるものがある。それで出演をお願いすることになった。
 飯島さんの魅力は収録をしている内にわかっていった。たとえばロケバスに乗っていたら、飯島さんが来て「三枝さん、ちょっと見てよ」と言う。飯島さんを見ると、デニム・パンツのボタンが外れている。「どうしたの?」と聞いたら「プロフィールのサイズが嘘だから、スタイリストの持ってくる衣装がキツイのよ……」って。この天然さというか、物怖じしない感じはものすごいポテンシャルだな、と思った。
 飯島さんは本当に飾りのない人。それが良いか悪いかはさておき。すごく色っぽくてゴージャスなんだけど、飾りがない。VTRが回っていても「え〜、これつまんない〜」とか「三ちゃん、もうやめる〜」なんて平気で言う。だからディレクター、秀ちゃん(中山秀征さん)、あっこさん(松本明子さん)、みんなで止めていた。もちろんそのまま放送していたけど。
 一度、大雨の中でキャンプのロケをした。飯島さんがハンバーグを作る、という企画で、実際にテントの中で作ってもらったんだけど、ソースとケチャップの分量がどんどんズレていく。最初「ちょっとケチャップ多いね」と言ったらソースを足し、「今度はソースが多くない?」と言ったらケチャップを足す。その内にハンバーグがソースの中に浮かんでいる、みたいな状況になってしまった。その後、「これは面白い!」ということで『DAISUKI!』の料理の回が作られるようになった。
 直ちゃんの持つそんな自由さが、番組のいいエッセンスになっていたと思う。

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壇上桂太さん(恵比寿「Tio Danjo」オーナーシェフ)

『スペイン旅行』の話

 毎年、勉強を兼ねて年に1度はスペインに「食べ歩き」に行く。去年、今まで行ったお店をざっと数えてみたら、1000軒は超えていた。
 ここ2〜3年はバルセロナから北の方に通っていて、カタルーニャはどんどん洗練されている印象がある。海のモノも多いし、「マリ・モンターニャ」と言って海のモノと山のモノを一緒に調理する料理も美味しい。
 観光でスペインに行くなら、マドリッドとバルセロナは外せないと思うけど、そこから足を伸ばして郊外へ行くのが面白い。たとえばバルセロナ郊外にジローナという大きな町がある。ここはスペイン人に「一番住みたい町」と言われる町。すごく落ち着いていて食べ物も美味しいし、静かでのんびりしていて、治安も良い。
 さらにジローナの郊外にも小さな村がいっぱいある。車がないと行くのはちょっと大変だけど、たとえばラ・ビスバルという町は陶芸の町。目抜き通りがあって、300〜400mくらい両脇が全部食器屋さんになっている。日本で言えば益子や笠間のようなイメージで、素焼きの器やスペインっぽい絵皿が並ぶ。お土産としてもいいけど、僕みたいにお店をやっていると、全部ここで仕入れたいと思う値段で売っている。
 もし食器をお土産にしたいのなら、向こうはタクシー代も安いので、ジローナに滞在して、タクシーで往復するのがオススメ。ちなみに買い物をする1時間くらいはタクシーを待たせておく。カワイイ絵皿が1枚100円くらいで手に入る。
 フィゲラスという町はダリの美術館で有名。美術館、それからダリの家などを見て回るなら、1泊くらいする価値はある。さらに世界的に有名なレストラン「エルブジ」にアクセスするにはこの町が一番便利。
 バルセロナを南に下ると「カヴァ」というスペイン産スパークリングワインの産地もある。今は見学できるような酒蔵がいくつかあって、収穫の季節になると「カヴァ列車」で見学に行けるようになる。

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岡田惠和さん(脚本家)の

『イタリア旅行?』の話

 3泊5日でイタリアへ行った。
 子供2人がサッカー好きなので、本当はサッカーの試合を見せたかった。でも日程的に合わなかったので、ユベントスとACミランの練習場を見学することに。ちなみにユベントスはトリノという町にある。ミラノに泊まってトリノまで行くのはけっこう遠かった。
 練習を見て、スタジアムを見学して、クラブハウスの前で選手の「出待ち」をした。すると驚いたことに、セリエAの選手は出待ちをしている30〜50人くらいのファン全員にサインをして、写真も撮ってもらって、それが全部終わってから帰る。このサービス精神には感心させられた。
 門番の人も心得たもので「次は誰が出てくる」「今日は誰が来ている」「あの車は誰だ」なんてことを教えてくれる。そしてたとえばマルディーニが門から車で出てくると、一度車を止めて窓を開けて、サインをして、写真を一緒に撮って、帰っていく。選手はみんなそうしていた。
 だから子供たちは大満足。デル・ピエーロとも写真を撮ったし。3泊5日の旅行をそれだけに2日間を費やしたけど。しかもACミランの練習場もミラノの郊外にあったから、外国から東京へ旅行に来た人にたとえれば、町田と福島県に行ったようなもの。
 子供のため……とは言ったけど、なんだかんだ言って僕もけっこう興奮していた。そのせいで写真やビデオがあまりちゃんと撮れていない。「ウォー!!」なんて叫び声が入っちゃったりして、とても映像の仕事をしている人が撮ったとは思えない出来。
 次の目標は試合を見ること。さすがに練習場は何もないので、もういい。

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渡部潤一さん(国立天文台)の

『天体との衝突』の話

 映画『ディープ・インパクト』のように、小惑星が地球に衝突するというのは、基本的にはSFではあるけれど、ありえない話ではない。実際、地球には時々天体が衝突している。それも隕石のような小さなものではなく、直径1〜10kmもある大きな天体が。
 1994年には木星にシューメーカー・レヴィ第9彗星が衝突した。その時には地球よりも大きなキノコ雲が発生し、ものすごく大きなチリの雲が木星を覆った。同じようなことが地球に起こらないとは言い切れない。もちろん、木星と地球では的の大きさが違うということはあるけど。
 木星にぶつかった彗星は1kmくらいの大きさ。それでもスピードが速いため衝突のエネルギーは非常に大きく、広島に落ちた原爆の1億倍とも言われる。的の小さい地球に落ちることはめったにないけれど、「生態系に大きな影響を及ぼす衝突」は数千万年に1度くらい起こっている。
 この前に起こったのは6500万年前。その時に恐竜が絶滅してしまったのは有名な話。もっとも、そのおかげでほ乳類が進化できるようになった。そしてこれから数百万年から数千万年の間に、また地球と天体の大きな衝突が起こる危険性は否定できない。
 それがいつになるかは、我々天文学者でもわからない。我々もすべての天体を把握しているわけではないので、まったく見えない死角、たとえば太陽の方向からやってくる天体はわからない。
 わかっている限りでは、むこう10年で1kmよりも大きな天体が地球に降ってくることはなさそう。ただ数十〜数百mの天体は何とも言えない。この大きさの天体は、地球規模の被害を引き起こすことはないけど、落ちた場所によっては周辺地域に甚大な被害を及ぼす。
 空を見ていると、知らない天体が地球の側をよぎる、なんてことはしばしば起こる。しかも大抵、そういう天体が見つかるのは地球にニアミスをした後。50〜100mくらいの天体なら「まあ大丈夫だろう」なんて思うけど、100mの天体がピンポイントに東京上空へ落ちてきたら、東京周辺20km四方が焼け野原になる。
 実際、1908年にはシベリアのツングースという場所に50mサイズと言われる天体が落ちた。この時は30km四方が焼け野原になったけど、幸いなことに誰も住んでいなかったので、被害はなかった。
 そういう天体があらかじめ見つかったとして、それを防ぐのもなかなか難しい。「100年後にぶつかる」というなら少しずつ軌道を変えて、衝突を防ぐことはできる。でも「1ヶ月後」と言われると、現在の技術では困難。しかも下手に爆破してしまうと、破片が世界中に散らばって被害が大きくなる可能性もある。

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草なぎ剛さん(タレント)の

『タップダンス』の話

 映画『ホテル・ヴィーナス』をきっかけに、暇を見つけてはタップ教室に通うようになった。
 タップダンスは本当に難しい。もう1年以上になるけど、なかなかうまくならない。「1年以上やってるのに何でこれしかできないの?!」と腹が立つくらい。それだけ燃えてやっている。
 SMAPのメンバーでタップをやっているのは僕だけなので、2年前の『MIJ』というコンサートで1人だけタップをやってみたら、メンバーもお客さんもポカーンとしていた。「なに急に勝手なコトしてるの?!」みたいな。最近はたけしさんの映画『座頭市』にタップがあったり、プチブームだと思うんだけど……
 タップは踊りながら「音」がでるのが最大の特徴。そしてそれが一番やっかいなところでもある。「動き」なら失敗しても誤魔化しようがあるけど、音はそうはいかない。
 だんだん上達してくると、やることはあまり変わらないけど、ものすごく速く踏めるようになる。それが楽しい。僕は今、やっと基本的な動きができるようになったばかりで、まだ速くは踏めない段階。
 タップは運動神経とかは関係なくて、本当に特殊な技術。足首がすごく重要で、歯が抜ける寸前みたいなブラブラの状態にしておかないと動かせない。その一方で地面につける時はパッと固めないと立てない。その足の抜き方がすごく難しい。
 映画『シカゴ』ではリチャード・ギアがタップを踏んでいたけど、彼のタップは「うまい」じゃなくて「格好良い」。速く踏めればうまいのか、と言われれば、それだけではないと思う。技術がなくてもタッチで魅せる人はいる。
 今はドラマの仕事が入ると、タップの教室に行けなくなることが苦痛。ドラマが入ると「タップ行けないじゃないか!」と思ってしまう。
 タップ・シューズはタップ専用の特殊な靴。ダンス・シューズみたいなものに、つま先とかかとに鉄の板が貼ってある。専門店が浅草・雷門の近くにあるので、タップをやっている人はみんなそこに買いに行く。ちなみに1足3万円くらい。
 いつか舞台でタップを披露する日を夢見て、今は修行中。

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■ 放送曲目リスト

Time Title Artist Label Number
10'21" A Handful Of Songs Annie Ross Play It Again PLAY 003
19'37" Monent In Madrid Bing Crosby MCA MVCM-294
25'54" Gone With The Wind Chris Connor Bethlehem Stateside SR7055
34'37" Swinging On A Star Tony Perkins BMG BVCJ-35061
45'49" Somebody Loves Me Pat Moran Bethlahem TOCJ-9620


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