昔からずっとバイクが好き。別に昔の彼氏の影響とかじゃなくて、女友達にヤンチャな人が多かったから。と言っても“レディース”みたいなのじゃなくて。
私自身、ちょっと男っぽい趣味が好きで、子供の頃も女の子と遊んだ記憶がない。ドッジボール、キックベース、カブトムシやクワガタ獲り、そんなことばかりしていた。
その延長で2年前に自動二輪の中型免許を取り、この間、ついに大型免許を取ってしまった。
中型免許の時は「簡単だったでしょ?」なんて言われたりもしたけど、私は全然ダメだった。クラッチがあって、ブレーキがあって、アクセルがあって、ギアチェンジがあって……となんて、一度にいろんな事を考えなきゃいけないのが大変だった。
しかも仕事で生放送の番組なんかはいっぱい出てるくせに、バイクの試験の時の方はガラにもなく緊張した。「このコースでここを曲がって、ここで止まって……」と言われても、それが頭から飛んでしまった。
でも最近はバイクの免許を取る女性が本当に多くなったらしい。バイクの教習を受ける人が10人くらいいたとしたら、半分以上は確実に女の子。下手をするとほとんどが女の子で、男の子は1人なんてこともあるらしい。
大型免許と言うと大げさに聞こえるけど、そんなに大変なワケでもない。たとえば倒れたバイクを起こすのも、コツさえ掴めばヒョイッと……は言いすぎだけど、簡単に起こせるようになる。
大型免許を取ったのは、いわゆる“ハーレー”に乗りたかったから。あの手のバイクに乗って、風を感じながら蓼科とか清里あたりを走りたい。車のドライブじゃなくて、風を感じながらバイクで流したい。車でも窓を開ければ風は入ってくるけど、もっとダイレクトに自然や街に溶け込みたい。
「自転車でも良くない?」とも言われるけど、自転車の良さとバイクの良さは別。私が夢として描いている中央アルプスあたりのツーリングは、やっぱり大型バイクが良い。
大きいバイクが向こうからやってきて、お店の前とかで止まる。そこにいた人が「どんなヤツが乗ってるんだろう?」とのぞき込む。そこで私はバイクをおりて、おもむろにヘルメットを取る。「女の人だよ!」という声にならない驚きの声が上がる。これが快感。
でも実はまだバイクで遠出をしたことがない。せいぜい横浜まで。だから蓼科とか中央アルプスまで行くのが“夢”。