O型は“おおらか”“大雑把”と言われるけど、それには良い面も悪い面もある。たとえばあんまり細かいことを言う人よりもとっつき易いので、集団のボスや指導になるケースが多い。野球の監督でもO型だと黄金時代を築く。やっぱりそういう監督の方が選手もノビノビとやれるのでは。
逆に、O型の監督だと情にもろい部分もあるので、日本シリーズあたりは負けてしまったりする。冷酷に判断しなければいけないところで温情をかけてしまって失敗するケースがここ2年連続した。阪神の星野監督は安藤投手に温情をかけてしまったし、中日の落合監督は岡本投手に温情をかけて、それぞれシリーズを逃してしまった。
これがA型だと、割り切るところを割り切れるので、日本シリーズの勝率は非常に高い。その一方で、ペナントレースで黄金時代を築くことはあまりない。「ここぞ!」という所では力を発揮するその割り切りも、長い時間を付き合うにはくたびれてしまうのだろう。
そんな感じで、一口に「O型は“おおらか”“大雑把”」と言ってもその功罪はいろいろ。
私が血液型と人間の性格や行動性に関する話をするにあたっては、ちゃんと裏付けがある。その裏付けとは、この話に関する大先生の能見正比古さんが挙げた4つの方法論に依る。
まずは「観察」。これが地味に見えて一番核心をつくことが多いと言われていて、日々、血液型のデータを頭に入れていながら、自分の周辺、テレビや雑誌に出てくる人のことを観察する。
それからプロ野球や相撲などのデータを集めてみて、統計的に処理をした上で日本人の平均と較べ、違いが甚だしい場合にその意味を考えるのが「分野別データの収集分析」。たとえばスキーのジャンプ。長野で金メダルを取った原田、船木、岡部、斎藤といったメンバーはほとんどがA型だった。その前も“日の丸飛行隊”と言われた笠谷なんかもA型で、スキージャンプで活躍した人にはA型が多い。相撲の世界もA型が目について、千代の富士、双葉山などの名横綱を輩出している。
その他には「アンケート」も実施している。これは血液型とは関係のない“性格心理学”で最も用いられる方法で、その応用。そして4つ目が「行動の集中的観察」。能見さんは大相撲の力士の立ち会いで、右足から踏み込むか左足から踏み込むかを丸1日かけて全部調べてみたところ、B型だけ特殊だったらしい。
主にこの「観察」「分野別データの収集分析」「アンケート」「行動の集中的観察」の4つ手法を用いて、血液型と性格の関連づけは行われている。だから“まったく根拠のない話”をしているわけじゃない。
でもそれが時代によって変わってくるのが難しかったりする。今はB型が「友達にしたくない」「信用できない」などと言われるのに対して、O型の男性が非常にもて囃される時代。木村拓哉さん、妻夫木聡さん、福山雅治さん、江口洋介さん、みんなO型。
女性の場合、松嶋菜々子さんを筆頭に、ここ10年以上はA型の時代。これは山口百恵さんが出てきた73年頃からの傾向で、その前はO型だった。AB型ももて囃された時期があったけど、今はB型並みにダメ。そんな感じで、時代によって流行り廃りはある。