韓流ブームは嬉しいことだけど、1つだけ困るのが「韓国の人はあんなドラマのような恋愛をするんだ」と思われがちなこと。みんながみんな“ヨン様”みたいな人間なわけじゃないし、チェ・ジウさんみたいな綺麗な人ばかりってわけでもないから。
もっとも、昔はそんな質問をされたことさえなかった。それが今回のブームで、みんんなが韓国に興味を持ってくれるようになったことは本当に嬉しい。
私が日本に来たきっかけはNHKのドラマ『もう一度キス』に出演したこと。窪塚洋介さんと国際恋愛をするドラマだった。その後には『グッドラック』を始めとしていろんなドラマに出演させてもらって、最近はバラエティ番組にも出演している。そんなこんなであっという間に3〜4年が過ぎてしまった。
韓国ではバラエティ番組に出たことはなくて、せいぜい日本で言う“ワイドショー”みたいな番組の司会ぐらい。あとは映画やドラマの宣伝のためにトーク番組に出る程度だった。今ではバラエティ番組にもすっかり慣れて、お笑い芸人の人と一緒に楽しくやらせてもらっている。だけど今でも「どちらか」と言われればお芝居の仕事を選ぶと思う。
最近の韓流ブームで、日本でも韓国ドラマをいっぱい見られるようになった。そういうドラマを見ていると懐かしさがこみ上げてくる。でも見るとドラマの仕事をまたやりたくなってしまうので、チャンネルを変えてしまうこともある。
私が主題歌を歌っている『天国の階段』は、実は向こうで見たことがなかった。だからこっちでビデオを借りて、1日半かけて全部見た。
向こうのドラマは16話が基本。ただ、視聴率が良かったり評判が良かったりすると、どんどん伸びる。やっている方は「伸ばしすぎじゃない?」と思うんだけど、ファンとしては終わって欲しくないという気持ちの方が強いみたい。逆に人気がないと16話だったはずが14話とか10話で終わってしまうことも。
ファンの声はすごく重要で、「殺さないで〜」と声が多いと病気で死ぬ予定だった役が生き返ることもある。それくらい韓国の人はドラマが好き。
全体に“美人”タイプの女優が多いけど、最近は“かわいい”タイプの女優が増えてきた。単に見た目がカワイイというよりは、全体にかわいらしさが滲み出ていて、芝居が上手いタイプ。そういう人だと見ていて飽きないし、その人独特の魅力で売れっ子になれる。
ちなみに私はどちらでもない。だからこそいろんな役に挑戦できたんだと思う。