SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
2005年1月1日の放送

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト

「2005年の元日」

image

 今年、2005年に予定されている大きなイベントといえば、3〜9月の愛知万博ですね。スポーツ界ではサッカー・ドイツW杯の最終予選に、プロ野球で初めての交流戦。それから9月には香港ディズニーランドがオープンの予定だそうです。
 しかし「予定は未定」「未来は白紙」とも申します。2005年は一体どんな1年になるのでしょう。元日から当店にいらっしゃった常連のお客さまのお話を伺っていると、世の中の雰囲気がなんとなく窺えるような気がしてきます。
 今日はそんなお話を、ここで少しだけご紹介させていただきましょう。


image
鏡リュウジさん(心理占星術研究家)の

『西洋占星術から見た2005年』の話

 占星術では木星が1年間のイメージを決めるとされている。星占いで「12年に1度の幸運期」と書かれていたりするのも、木星の動きが元になっている。
 木星は約1年間で1つの星座を通過する。そして木星は“拡大”や“発展”を表す星なので、木星が入っている星座のキャラクターや意味が、多くの人に受け入れられたり支持されたりする。
 その木星は、去年の9月くらいまでは乙女座にあった。乙女座が表す物といえば“純真さ”であったり“純情さ”。これはちょうど去年の「純愛ブーム」に当てはまる。『世界の中心で、愛をさけぶ』とか『冬のソナタ』とか、ちなみにヨン様も乙女座なんだけど。他にも北島康介や柔ちゃん(谷亮子)が乙女座だった。
 そして去年の9月、木星が乙女座の次の天秤座に入った。そしてこれが今年の12月まで続くので、2005年は天秤座的なモノがクローズアップされそう。
 乙女座がノスタルジックでピュアで純朴な感じだったのに対して、天秤座はずっと洗練された、エレガントで都会的なイメージ。それから天秤座は「結婚のハウス」と呼ばれる位置を定位置にしている。まさに紀宮様の結婚が決まったのも木星が天秤座に入った頃だった。前々回に木星が天秤座に入った時もダイアナ妃の結婚があった。結婚は毎年あるものだからそれが予言と言えるかどうかは何とも言えないけど、結婚に象徴されるような“人間関係の絆”や“人と人との繋がり”をもう一度人々が考え直す良いチャンスになると思う。
 アイテムやイメージで言えば、天秤座を表すのは色はローズ・ピンクとグリーン。この間のパリ・コレの写真を見ても、グリーンがすごく多かった。あまり流行色にはならないグリーンではあるけど、すごく綺麗なオリーブ・グリーンが使われていた。それから鳥のモチーフも多くて、“色の綺麗な鳥”や“は虫類”も天秤座の支配下にある。だからこういうモノが流行するのではないかと。
 社会全体は、チャートを見ると全体に厳しいというか、なんとなくキナ臭い感じのホロスコープになっている。ただ、あえて希望を込めて言えば、2001年に土星と冥王星が地球を挟んで180度の角度になって、民族紛争やテロが起こった。それが2005年には120度になる。180度というのは緊張を表し、120度は調和的と言われる。2001年にピークに達した国際的な緊張状態が、2005年に緩まるというか、緩めることができる大きなチャンスになる。今年、それぞれの国が心を開いて、交流できるようになればいいな、と思う。

【Hot Link !!】





image
島田三奈子さん(ミラノ在住コーディネーター)
西田善太さん(『Casa BURUTUS』編集部)

『イタリアの男性』の話

 さすがにイタリアの男性も、道ばたで突然声を掛けてるわけじゃない。でも仕事なのにすぐに誘おうとするのには笑ってしまう。
 ミラノでは「アペリティーボ」と言って、食事の前に食前酒を飲みに行く習慣がある。それに誘うのは日本で言えば「お茶しない?」と誘う感覚に近い。そしてイタリア人の男性は、必ず仕事が終わる直前に「飲みに行かない?」攻撃をしてくる。
 食事の後に飲むお酒は「ドーポチェーナ」。向こうはサマータイムになると10時くらいまで明るくて、ドーポチェーナは夜中の1時になったりする。そんな時間に「ドーポチェーナしない?」なんて誘ってくる。
 そしてイタリア人のセリフはこれでもかというくらいクサい。基本的にロマンチストというかナルシストの人が多くて、「そこまで言うか?!」というレベルの恥ずかしいことを真顔で言ったりする。
 これは人から聞いた話だけど、イタリア人から詩を贈られた人がいる。その詩には「朝、目覚めたら、僕の隣に天使が寝ていた」と書いてあったのだとか。いくらなんでも日本人の感覚としては「天使」は無理。最近は携帯メールがすごく流行っているので、それで詩を送ってくる。
 そしてイタリア人はすごくストレート。好きなら「好き!」とすぐに言ってくる。「好きだから会いたいんだけど……」とか。会って話している内に好きになるのではなく、会った瞬間に肌で好きだと感じるらしい。これはいろんな人が言っていた。
 イタリア語で言えば“mi sento con la pelle.”私も言われたことが……あるかも。
【Hot Link !!】





松下由樹さん(女優)の

『大奥』の話

 テレビドラマ『大奥』が連続時代劇の初挑戦だった。
 あの大きなカツラや重い衣装は「御殿物」と呼ばれる。『大奥』は天正から元禄に変わる時代設定で、その時代によって微妙に帯の太さや締め方も変わる。春日局が実際にどうだったかは諸説あるけど、当時、着物の着付け方なんかは春日局が決めたと聞いている。
 撮影は驚くことばかりだった。特に大変だったのが、位(くらい)によって1つ1つの所作が違うこと。セリフの言い回しも含めて、所作の先生の指示がずっと耳元で聞こえていた。所作の先生に立ち居振る舞いを教わり、照明の人には綺麗な振り向き方を教わり、すべてが勉強だった。
 役柄上、前半はとにかく頭を下げっぱなし。高島礼子さん演じる“お江与の方”が亡くなるまでは本当に頭を下げてばかりだった。なにせ大奥の総取締になって初めて立った状態で高島さんとすれ違うことができたのだけれど、それが第4話。将軍の正室に対しては、外で会おうが中で会おうが、どこで会おうが相手よりも目線をうんと下げ、頭を下げるもの……だったらしい。
 着物を3ヶ月間着させてもらって、その間、所作の先生や着付けの方がずっと私を見てくれて、私が芝居に集中する中でも横で先生が呪文のように「手の位置はここ、曲げ方はこう、指は出しちゃダメ……」と細かく言って下さったので、さすがに最後には体に染み込んだのだと思う。
 だからある時、所作の先生がスタジオに向かって歩く私の後ろ姿を見て「肩が揺れなくなりましたね」と言ってくれた。つまり意識しなくても自然にその歩き方できるようになったということ。そして最後には「座っているだけで春日です」って。それは別に私を乗せようとして言ってるわけじゃなくて、みんなでそうやって春日局というモノに対して気持ちを持っていくための言葉だった。
 そんなこんなで『大奥』の撮影はすごく楽しかった。

【Hot Link !!】





image
テツandトモさん(お笑いタレント)の

『芸風』の話

 さすがにレストランやバーにジャージで来るわけがない。でもなぜかギターは持っている。なんで?……♪なんでだなんでだろう〜
 もう最近はすっかりオヤジギャグを言うようになってしまった。今はダジャレでネタをやっている人はテレビに出れない傾向にあるから、気をつけなくては。今、若い人でダジャレを言っているのはダンディ坂野さんくらい。♪ん〜
 今、歌おうと思ったんだけど、何を歌ったらいいかわからなくて止めた。この中途半端な感じが俺たちの芸風でもある。一時はコンビ名を「中途半端」にしようかと思ったくらい。だからよく他の芸人さんに「テツandトモは絡みにくい」と言われる。結局、「中途半端」という名前は画数が悪いと言われて止めたんだけど。
 もともと踊りのサークルに入っていたのはトモなのに、なんで今はテツの方がクルクル回っているか……なんで?……♪なんでだろう〜なんでだろう〜なんでだなんでだろう〜〜〜
 このネタをやるためにギターを持ち歩いている。
 ちなみに最初はトモがギターを弾いてテツが歌う、というスタイルだった。それがいつの間にかトモがギターを弾いて歌って、テツは動くだけになってしまった……なんで?……♪なんでだろう〜なんでだろう〜なんでだなんでだろう〜〜〜
 その役割分担は自然にそうなっていったという感じ。本当はテツが今のトモの役割をやりたかったんだけど、ギターを弾けないのが致命傷だった。でも今トモが使っているギターはテツのギター。ちょっとだけギターが弾けたので、ギターを担当することになった。
 でも本当はトモも動きたい。だからギターを弾きながらけっこう動いているんだけど、あんまりテレビに映らない。まあ、学生時代から70kg太ったお腹を隠せるからちょうど良いかも……70kgはウソ?!……♪全部ウソなのよ〜全部ウソなのね〜
 これ「なんでだろう」の次に押してる曲「全部ウソなのよ」です。
 実際に太ったのは20kgぐらい。トモが踊りをやっていたころは55kgぐらいだったのが、いまや70台後半。踊っているテツも少しずつ太ってきて、そういうのが気になる年頃。

【Hot Link !!】





石原隆さん(TV番組製作会社)の

『ドイツ番組』の話

 2005年4月1日から「ドイツ年」。ちょっと前の「イタリア年」の時も『イタリア通』という番組を作ったので、今回もドイツの番組を作ることになった。
 ドイツはイタリアやフランスに較べると実直で質実剛健ではあるけれど、どこか暗いというイメージを持たれている。でも実際にはそんなことはなくて、たとえばドイツのシェフは世界的に活躍していて、ドイツに三つ星レストランもたくさんできていたりする。それでもまだ日本では昔のイメージが強いので、新しいドイツを紹介できないか、ということで企画会議を重ねた。
 その結果、決まったテーマが「道具」。堤真一さんという俳優さんをメインキャスターに、ドイツの道具を紹介する旅をしてもらうことになった。
 ドイツの番組ではあるけれど、番組冒頭はイタリアのヴェネチアにしようということになった。堤さんがバルのテラッツァでベリーニでも飲みながら「いいなぁ、やっぱりイタリアは……」と満足そうな顔をしている。そこに現れる怪しげな男たち。男たちは「貴方にはこれからドイツを再発見する旅に出ていただきます」と告げる。「え〜、イタリアの方が良いじゃん!」と抵抗するも、ムリヤリ車に押し込まれ、アルプスを越えてドイツへ。そして最初はドイツを嫌っていた堤さんも、旅をする内にドイツが好きになっていく……そんな構成を考えた。
 そう決めてから、一応、ドイツ大使館側のスタッフに「こんな構成で行きます」と報告に行ったら、先方はもの凄く不安そうな顔をする。「冒頭、ヴェネチアから始まっているのはどうなんでしょう?」と言うので、「いや、これはあくまでイタリア好きな日本人だってドイツが好きになるよ、という比較のために登場するだけですから」と説明した。
 すると「いえ、それはよく分かっているのですが、そういう構成だとしても、あまりにヴェネチアは素晴らしすぎて、危ないんじゃないでしょうか」と。そして「私たちドイツ人にとってもあそこは夢のような所です」と言っていた。
 歴史的にもずっと南に憧れてきたドイツ人にとっては、ヴェネチアから始められると乗り越えられない部分があるみたい。

【Hot Link !!】





image
小林麻央さん(お天気キャスター)の

『小林家のお正月』の話

 小林家のお正月は、リビングにみんな集まって“川の字”の棒が1本増えた状態で寝ころんで、ずっと映画を見ている。ビデオを借りてきて、お昼から夜中くらいまで、ひたすら映画を見る。
 見る映画はみんなで借りに行って選ぶんだけど、それぞれ好みというモノがある。たとえば父はちょっと難しい感じのサスペンスを選びたがる。でも他に女3人が「ちょっとそれは……」と反対して、却下されてしまう。
 私は女性が主人公のアクション物が好き。『トゥーム・レイダー』とか『G.I.ジェーン』とか。「頑張れ〜」と応援しながら見ている。父の選んだサスペンスが始まると、みんな休憩になっちゃって、お風呂に入りにいったり、お菓子を食べに行ったり。
 お正月の三が日あたりは毎年そんな風に過ごしている。そういう機会でもないと、家族みんなで映画を見たりはしないので。
 お姉ちゃん(TBS/小林麻耶アナウンサー)と2人でなら時々見ることもある。家で2人で見たり、2人で映画館に行ったり。お昼くらいにお姉ちゃんの仕事が終わると、私の所に電話が掛かってきて「暇だったら付き合ってよ〜」なんて。六本木ヒルズで待ち合わせて、そこの映画館で映画を見たりしている。
 見るのはやっぱり“女の子が強い映画”か恋愛モノ。恋愛映画でキュンとなりたくなる時期が定期的に来る。2ヶ月に1回くらい。去年だったら『猟奇的な彼女』とか『僕の彼女を紹介します』とか。2004年は韓国映画や純愛モノにかなりハマった。
 だからヨン様も好きになってしまった。『冬のソナタ』だけじゃなくて「ファンはファミリーだ」みたいな人柄まで好きになった。ちょっとテレビに影響されすぎかも。

【Hot Link !!】







放送曲目リスト

Time Title Artist Label Number
7'52" You Are So Right For Me Peggy Lee Capitol TOCP-5418
17'47" Buona Sera Dean Martin MFP CD-MFP 6032
29'03" Just You, Just Me Jaye P. Morgan RCA BVCJ-2025
42'05" Morgen Bing Crosby MCA MVCM-294
48'33" All Of You Anita O'Day Verve 849 266-2


 Back