SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
2004年3月27日の放送

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト

「腹をわって話そう」

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 良い気分になって、普段はできない「ぶっちゃけ話」ができるのが、お酒の席の良さの1つでもあります。あまりおおっぴらにはできない本音や、いつもは胸の奥にしまってしまう気持ちも、思い切って話してしまえば案外スッキリするものです。
 今日はそういったお客さまの「ぶっちゃけ話」を、ここで少しだけご紹介させていただきます。このページをご覧のみなさまも、機会があったらこんな本音の話で楽しいお酒の席をお過ごし下さい。


image ■ 駒田徳広さん(元読売巨人軍)と
  加藤哲郎さん(元近鉄バッファローズ)の

『1989年日本シリーズ』の話

(加藤さん)あのシリーズでは駒田さんがヒーローで、僕が悪役だった。
(駒田さん)正直、あれは利用させてもらったという部分はある。実際は「パ・リーグのチームよりも……」という発言は、嘘ではなかったと思う。
(加藤さん)あの時の巨人の打線は、バランスは良かったけど、迫力がなかった。ホームランを20本以上打てるバッターも原さんと駒田さんくらいしかいなかったし。だから「強い」か「弱い」かではなく、「怖い」という点ではパ・リーグのチームの方が上、と言ったつもりだった。
(駒田さん)それは自分たちが一番よくわかっていた。シーズンが始まる前から中日や広島の方が上だと思っていたし。それで何とかしなきゃ、と。
(加藤さん)一方、巨人の投手陣は、桑田、斎藤、槇原、水野、良いピッチャーがズラリと揃っていた。ただ、みんな若くて実績はあまりなかったから、どこまでやれるか不安はあったと思う。
(駒田さん)その点、近鉄は大雑把。そこにつけいる隙があると思っていた。ところが「こいつは抑えきれる」と思っていたリベラに逆転のヒットを打たれてしまって、あれはこたえた。ブライアントに打たれるのは仕方がないと思っていたけど……
(加藤さん)巨人の選手のみなさんは僕の発言に怒っていたんですか?
(駒田さん)怒っていたというより、本当は3連敗のショックでしょんぼりしてた。でも弱みは見せられないから、強がっていただけ。それに相手のヒーロー・インタビューなんて、ちょうどロッカールームで帰り支度をしている時間だから、ひと言も聞いてないし。「駒田が一番怒っていた」なんて言われているけど、実は僕は見ていない。しかも日本シリーズで3連敗していたら、とてもじゃないけどニュースも新聞も見る気が起きない。だからあの発言は、人づてに聞いただけだった。周りが必要以上に煽るから「そういう事にしとこうかな」と。だいたい、3回やって3回負けているんだから、何を言われたってしょうがない、というのが選手の本音。
(加藤さん)まあ……本当は大したことは言ってないんだけど。僕が思うに、3回やって3回続けて勝って「いやー、相手も強いです」なんて言ったら、そっちの方がナメてんのかという話じゃないかと。
(駒田さん)だから「間(あいだ)」のコメントにしておけば良かったのに。「相手も調子が出ていなかったようで、僕はいつもより球威もコントロールもあって、驚いてます」ぐらいで。
(加藤さん)なるほど!その手がありましたか。

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image ■ 駒田徳広さん(元読売巨人軍)と
  加藤哲郎さん(元近鉄バッファローズ)の

『1989年日本シリーズ』の話の続き

(加藤さん)正直に言うと、日本シリーズの重みはまったく感じていなかった。今でも実感が湧かないくらい。それはやっぱり歴史の違いというか、巨人というチームは「日本シリーズで勝つことに意義がある」ということを入団した時から叩き込み、それが先輩からずっと受け継がれているのが大きい。近鉄は1度も日本シリーズで勝ったことがないので、シーズンで勝ったところで話が終わってしまい、日本シリーズは後書きみたいな感じになってしまう。
(駒田さん)それは僕も横浜で優勝した時に感じた。パ・リーグと対戦するオープン戦に近い感覚。練習を見ていて「こんなことやっていてどうするんだ?!」と。巨人では日本シリーズ前にピリピリした練習をしていたので、かなり驚いた。
(加藤さん)そのピリピリした感覚を持っているのは、12球団で巨人だけだと思う。西武もしばらく常勝チームだったから、近い感覚を持っているかもしれない。でもせいぜいその2チーム。
 そういえばあのシリーズが終わった後に、吉村さんのところに「お騒がせしてすみませんでした」と電話をしたけど、「気にするなよ」と普通に答えてくれた。
(駒田さん)その吉村の腹の中はわからないけど(笑)。でも、それが選手の正直な感想だったと思う。僕だったら「暴言吐いてゴメンね」くらい先に言ってたかも。あまりにも利用させてもらった、という意識があったから。あの件以来「駒田はユニフォームを着ると人が変わる」と言われるようになって得することも多かったら、改めてありがとうございました。
(加藤さん)いえいえ、とんでもない。僕の方も名刺代わりになっているので。今でも「あの日本シリーズの……」と言えば、野球が好きな人なら誰でもわかってくれる。もう15年が経つけど、野球人生の1ページを飾れたというか、すごく良い想い出になっている。
(駒田さん)自分たちがやっていた時が面白くて、あとのは見てもそんなに面白くない、なんて事を言うと歳を取ったような気がしてしまうけど、あの時のシリーズは本当に面白かった。
(加藤さん)まあ、いまだに近鉄が日本一になれないのはオレのせいかな……とも思ってしまうけど。だからってワケじゃないけど、近鉄のOB会にも一度も顔を出してない。
(駒田さん)それは良くない!近鉄の歴史に名を残した選手なのに!僕の方から「加藤が出るって言ってました」と伝えておくから。
(加藤さん)わかりました(苦笑)。

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image ■ 森富美さん(日本テレビアナウンサー)の

『生放送の現場』の話

 ウチのADさんは、走る能力が一番大事なのでは。編集室からサブコンのカセットデッキまで何秒かかるか、上の人は計算しているみたい。「いま出ました!」という電話を聞いて「何秒後にはスタートできるから、その時間だけスタジオで持たせて下さい」という指示が出ることもある。
 だからそのテープを持って走っているADさんが転ぼうものなら、もう大変。足腰が強い子がADには向いていると思う。
 編集室とサブコンを一緒にしてしまえば良さそうなものだけど、そうも行かない。サブコンは狭い上に、いろんな人がいて、しかも殺気立っている。それは生放送の宿命で、何時間も前に出来上がったVTRを順番に出すだけなら、生放送の意味がなくなってしまう。お昼の3時に流すVTRは、2時ギリギリまで取材したものであって欲しい。だから毎日バタバタでも、それが生放送の意味を生む。
 とはいえ『ザ・ワイド』を担当する前に、初めて見学に行った時には、怒号が飛び交うサブコンにビックリした。「バカヤロー!」「どうなってんだ!」みんなてんでバラバラに叫んでいる。でもオンエアはつつがなく進んでいる。そのギャップには驚いた。
 その声はスタジオにいても聞こえることがあるくらい。スタジオからちょっと斜め上を見上げるとサブコンが見える。でも防音の部屋のハズのサブコンから「キャ〜」なんて声が聞こえてきて「何?何があったの?」と慌てることも。
 「キャ〜」という悲鳴は、放送中のVTRが突然巻き戻しされたりした時に上がる。みんなが見ているものが急に逆回転しはじめるから、サブコン、スタジオ、視聴者、みんな驚く。原因は誰かが違うボタンを押してしまったことなんだけど。
 外国の人が喋っていて、下に訳のスーパーが出ている。ところが3枚先がない、なんて時にも悲鳴が上がる。だからサブコンから悲鳴が聞こえると「ああ、何秒か先に大変なことが待っているんだな」と構える。英語だったら出演者の中にわかる人が誰かしらいるものだけど、北朝鮮やイラクの言葉だとお手上げ。私も「ディレクターさん、今のなんて言っていたか教えて〜!」と悲鳴を上げる。
 収録の番組は、自分のアドリブが必要だったり、気の利いたことを言わなくちゃいけない、というプレッシャーがある。生の番組はそのドタバタが魅力。徹夜で取材して、何日もかけて作ったVTRにアクシデントが起こったら、自分が出来るフォローならなんとかしてあげたいと思う。

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image ■ 小池栄子さん(女優)の

『女優業』の話

 ドラマ『あなたの人生お運びします』の撮影現場は楽しかった。でも、「勇介(佐々木蔵之介さん)が愛子(小池さん)にキスをし返し抱きしめる」というシーンで、まさかあんなに濃厚なキスをされるとは思っていなかった。
 リハーサル室で一通りやるから、いちおう前に試してはいたし、カメラテストでも体験済みだったんだけど、本番ではかなりネトネトベタベタしたラブシーンになってしまって、私はそういうシーンが初めてだったから、かなり恥ずかしかった。しかも、もともと蔵之介とは仲が良かったで余計に恥ずかしくて、それから変に意識するようになってしまった。別に恋愛感情を持ったわけじゃないんだけど、「心が移っていないのに浮気しちゃった」みたいな感じ。
 やっぱり口にキスをするというのは特別なことだし、親も見てびっくりしたみたい。その時ちょうど実家に戻っていたのに、あえてその話題には触れないようにしていたから。
 正直、私は「役作り」ということがよくわからない。なんとなく思ったままやってみるだけど、考えてもよくわからない。ある人は「小池はずっと“勘”でやってきて、それでうまくいってるんだから、それでいいんじゃない?」と言うけど、別の人は「いや、役作りはちゃんとしなきゃいけないよ」と叱ってくれる。どうも、役者は台本をもらうと、その役のプロフィールを自分で創るものらしい。
 たとえば左手でご飯を食べていたら「この子は何か理由があって左手で食べている」なんて細かいところまで考えている人もいる。でも私は「左利きだからでしょ?」くらいで納得してしまう。だから女優生命もそんなに長くないかも。
 監督に「今のどう思った?」と聞かれても、その時の思いつきで喋っているし。でもそれを見抜かせずに監督を納得させられれば、こっちの勝ちかな、なんて。

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■ 大川さんと田山さん(大手商社勤務)の

『若いヤツら』の話

 昔で言う「合コン」を、最近の若い奴は「飲み会」と言っていて、どうも毎日のようにやっているらしい。けっこう遅い時間から始まって、終わって帰る場合もあれば、そのまま……なこともあるみたいで、とにかくよくセットアップしている。
 逆にこっちが気を遣ってしまって「今日は金曜日だからコイツら誘えないな」とか考えてしまう。むしろ予定が入っていることが前提になってしまって、当日に声をかけることは避けたりとか。会社で「よ〜し、今日はみんなで飯でも食いに行こうぜ!」って言っても、まるで独り言。みんな下向いて仕事をしてる。
 かといって、若い奴に「来週いついつに……」なんてアポイントメントを取りたくないし。まあ、そりゃ上司と飲むよりは女の子と会っている方が楽しいという気持ちはわかるけど。
 話を聞いていると、いろんなジャンル……と言うと悪いけど、いろんな人たちと会っているみたい。掛け持ちしていたり、デートの前に飲み会してたり。呆れるのを通り越して感心してしまう。そのエネルギーをもうちょっと仕事につぎ込んで欲しいけど。「その仕切りができるなら、仕事の仕切りもできるだろう」なんて。
 ウチでは年に1回「敬老の日」に、自分を含めたオジサン連中をまとめて合コン……というか飲み会に連れていってくれる。「多少は楽しいことあるかな?」と思って行くんだけど、若い奴の前で女の子を口説き始めるわけにもいかないし、かといって仏頂面で座っているのも申し訳ないし、非常に立場が難しい。もうちょっと少人数でやってくれれば、なんて思ってもみたり。
 もっとも、そういう席で若い奴を観察していると、彼らの性格や地がよくわかる。座持ちの良い奴、周りのことが見えてない奴、全然離れているところから移動してくる奴、イロイロいる。女の子と会った瞬間から上司の存在を完全に忘れている奴もいて、なかなか良い性格だと苦笑しながらみている。

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放送曲目リスト

Time Title Artist Label Number
11'21" I Wonder Steve Tyrell Columbia CK 86006
26'42" The Best Thing For You Joanie Sommers Studio West #106CD
35'02" Don't Mean A Thing June Chirsty Capitol 7243 498319 2 6
43'06" Of Thee I Sing Chris Connor Atlantic Jazz AMCY-1-51-2


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