■ 大河原敦子さん(「上海ウォーカー」編集長)の
- 『上海のオススメ』の話
「上海ウォーカー」にはフリーペーパー日本語版と書店で売っている中国語版がある。ところがアンケートをとったら、日本語版の読者の3割が中国人だった。
上海では日本への留学経験者がすごく多くて、みんなホワイトカラーのエリート。その日本語が喋れて、読み書きもできる人たちが日本語版「上海ウォーカー」を読んで、最新情報を仕入れているらしい。それから逆に、「上海ウォーカー」を読んで日本語を勉強する、という人も多いみたい。
そういう事情があって、ウチはよく「日本人向け」なんて言われるけど、正確には「日本語が読める人向け」の雑誌。だから内容的にも、日本人だけが好きそうな話ばかりじゃなくて、中国人スタッフが集めてきた中国人にも役立つ街の本当に新しい情報も載せるように心がけている。
今、上海でのオススメは「マッサージ」。日本だと1時間5〜6千円ぐらいだけど、上海では安いところなら40元(約600円)からある。キレイで教育の行き届いているお店でも、60〜70元(約900〜1050円)程度。
しかも、やたらとマッサージ屋が多いし。私が住んでいる場所の近くだけでも7軒もある。マンションの向かいに1軒、歩いて10秒の所に1軒、100mも行かない内に2軒……といった具合。日本人にオススメのお店は「ニットウ(入唐?)指圧」。オーナーやメイン・スタッフは日本語も喋れるし、技術的にばらつきがない。
市場も行ってみるとおもしろい。ガラクタ市場みたいな所もあるし、安い洋服、靴、バッグなんかがゴチャッと売っていたりする。新天地から歩いていけるところにある短い通りなんだけど、わけのわからない掛け軸が売っていたり、小さな毛沢東人形が売っていたり、変なものだらけでおもしろい。
ちなみにその市場では、値切るのが基本。電卓を持ちながらの微妙な駆け引きが楽しい。私の場合は言い値の1/3から交渉を始める。途中で疲れて「もうこの値段で良いかぁ」なんて思ったら負け。向こうはその心理をちゃんと読んで、「よしもう一押し」と来る。モノを買うだけじゃなくて、そんな駆け引きもこの通りの魅力。
- 【Hot Link !!】
■ 謝敏清さん(ビデオジョッキー)の
- 『上海の若者事情』の話
上海の遊び場と言えば、やっぱりクラブ。私はヒップホップが好きなので、そっち系のお店によく遊びに行く。クラブに行けば、もちろんナンパもある。むしろ日本と違うのは、普通の街中でのナンパがないことかも。
もうちょっと健全な遊びなら、映画館とか。それから食べる楽しみ。お茶をしに行ったり、デザートが評判のお店に行ったり。日本では人気の店に行列が出来るけど、上海は選択肢が多いので、それぞれが好きなお店を選んでいる。そんな中でも、比較的人気と言われるのは新天地。
上海の人のデートは、男がリードする場合もあるし、その逆もある。でも、払うのは基本的に男。グニグニな感じでイチャついてるカップルは多いけど。この間もお母さんとバスに乗ったら、目の前に座ったカップルがキスをしだして「ここはフランスちゃうやん!」とツッコミを入れたくなった。
そういうカップルが多い原因を考えたんだけど、たぶんそれはラブホがないせいだと思う。しかも一人っ子政策のせいで、みんな親と同居。だから彼女を連れて帰っても、そういうことをするのは気まずいし、かといって外にもそういう場所がない。だからいっそバスでイチャイチャ、となるのでは。
最近はメル友とか、ネットで知り合うパターンも増えた。「明日○○でご飯でも食べましょう」なんて会ったこともない人と約束したりして。出会い系サイトはすごい人気になっている。ただし問題も多くて、ネットで知り合った人に会いに行ったら携帯を取られてしまった、なんてこともあるみたい。
日本にあって上海にないのは合コン。だから出会いは友達関係か、ネット、クラブのナンパあたりが中心になっている。
親との同居が嫌で、友達同士でお金を出し合って部屋を借りている人もいなくはない。だけど上海は家賃が高いのでなかなか難しい。上海に限らず、中国全土で結婚するまで親と同居という人がほとんど。
結婚する年齢は、女性でだいたい25歳過ぎ。男性ならもっと遅い。それまではずっと親と同居というのにも、いい加減みんな慣れてしまったし。
- 【Hot Link !!】
■ 白麗鶯さん(日本食レストラン「蟹王」支配人)の
- 『上海の外食事情』の話
「蟹王」はその名の通り、カニ料理のお店。日本のタラバガニ、ズワイガニ、そしてもちろん上海蟹も扱っている。
上海には日本食レストランが300軒くらいあって、特に食べ放題のお店が多い。食べ放題のお店だと、料金はだいたい150元(約2250円)。でも、そういうお店は中国人向けにアレンジした日本食なので、みんなその味を日本食の味だと勘違いしている。150元の食べ放題でも高いという感覚だし、やっぱり本当の日本食を出すお店だと、さらに高くなってしまうから、みんな本物の日本食を食べに行く機会は少ない。
中国は牛肉があまりおいしくないので、焼き肉屋もあまり流行らない。その代わりにおいしいのが鶏肉と豚肉。おいしい牛肉さえ手に入るようになれば、焼き肉屋も流行ると思う。
私が前に店長をしていた店は、小室哲哉さんがプロデュースしたディスコだった。今もそのお店は健在で、トランスとか掛かっている。上海では日本のミュージシャンも有名で、宇多田ヒカルや浜崎あゆみなんかはかなり人気がある。ちなみに平仮名は読めないので、「あゆみ」は「歩」と漢字になっている。
上海には、夫婦でやっている昔ながらの雑貨屋さんが多い。そういうところはどこも親切で、晩御飯の時に電話で「ビールを持ってきて」とお願いすると、すぐに奥さんが配達してくれたりする。そういう小さいお店は冷蔵庫がなかったりするんだけど、冷蔵庫のない時代が長かったから、冷えてなくてもみんな平気。
地元のビールもいろいろ種類があるし、レストランでは輸入ビールも数多く揃えている。輸入ビールの一番人気は三得利(サントリー)。この当て字はけっこう良い意味で、「コレを飲むと得をするぞ〜」みたいな感じ。発音もしやすいし。
- 【Hot Link !!】
■ 松村朝子さんと鳥巣由紀さん(ANAキャビンアテンダント)の
- 『上海の旅・入門編』の話
ANAでは上海便が増便されて、1日に3便が成田から上海へ飛び立っている。
以前の2便の頃は朝と夜に1便ずつだったのが、増便されて夕方の便もできた。この夕方の便、上海に到着するのが夕方の5時頃と、絶妙の時間に設定されている。飛行機を降りて、ホテルにチェックインして、おいしいモノを食べに行く、というリズムにピッタリ。ちなみに関空なら1日2便で、朝と夕方。
私(松村さん)は、上海へ来た回数なら数え切れないほど。97年に中国へ留学していたこともあるので、今でも休みに遊びに来てしまうほど。そんな私の経験上、上海に行くにあたっては、いくつか覚えておいた方が良い言葉がある。
まずはレストランや買い物で「いくらですか?」と聞く言葉。「多少銭(トーシャオチエン)?」これは必須。それから、いらないものをしつこくすすめる人に対して、「要る」か「要らない」かこたえる言葉。要るなら「要(ヤオ)」と答え、要らないなら「不要(プヤオ)」と答えれる。「不要、不要」と言っていれば、しつこい人も離れてくれるはず。お会計は「埋單(マイタン)」。領収書なら「発票(ファーピャオ)」。この辺は仕事で行くなら、欠かせない言葉かも。
私たちが仕事で上海に来ると、夜のお楽しみは食事とマッサージ。マッサージなら、新天地の「青・専業按摩」がオススメで、お値段は上海にしては若干高めだけど、インテリアがすごくキレイ。畳の部屋もあったりするので、初めて上海に来た人ならここが良いと思う。
新天地と言えば、新天地の中に1つだけホテルがある。自分の部屋の参考にしたいくらい素敵なアジアン・テイストの部屋で、しかもミニ・キッチンがついている。3〜4日泊まるのにはとても便利で、向こうの市場で珍しい果物なんかを見つけたら、そのミニ・キッチンで洗って皮をむいて、なんてこともできたりする。そのホテルの名前は「88新天地」。ここはちょっとオススメ。
- 【Hot Link !!】
放送曲目リスト
| Time |
Title |
Artist |
Label |
Number |
| 6'49" |
大きな河と小さな恋 |
amin |
Dreamusic |
MUCD-1070 |
| 17'19" |
心の中で |
陳明 |
Soundasia |
XYCA-00020 |
| 27'40" |
ライク・ア・バージン |
郁芳苓 |
Dreamusic |
MUCD-1070 |
| 36'59" |
但願人長久 |
伍芳 |
東芝EMI |
TOCT 24742 |
| 45'40" |
蘇州夜曲 |
Jiang Xiao Qing |
Dreamusic |
MUCD-1070 |
|