■ 田崎真也さん(ソムリエ)の
- 『ロゼ・ワイン』の話
ヨーロッパでは、夏が短かったり、カラッとしているせいか、あえて夏の暑さを楽しもうとする人が多い。一方、日本はジメジメしていて、本当に熱さが厳しいので、「涼む」ことを求める。
そういったことを踏まえて考えると、日本の夏に合っているワインは、爽やかな白とかロゼをよく冷やして、という感じになる。赤ワインがどうしても好きな人は、氷を入れて飲んでも良いし、炭酸で割ったっていい。
日本ではあまり見掛けないけど、フランスなんかではロゼが大流行。夏はどこへ行ってもロゼしか見掛けない。赤ワインじゃテラスのテーブルの上に置いておくと、どんどん温まってしまうし、お肉を食べる人にとっては「白よりはまだロゼの方が……」ということだろう。
ロゼは、赤身の肉よりは、鶏とか豚とか子牛とか、白身系の肉の方が合う。お魚だったら、ちょっと脂の多い魚とか。ギンギンに冷やして、テラスなんかで飲むのが良いと思う。
日本料理だって、ロゼ・ワインと相性の良いものはたくさんある。冷シャブとか、そうめんとか。冷やし中華とか、中華のお惣菜なら、ロゼの辛口が合う。
ロゼ・ワインの産地としては、南仏のプロヴァンスなどが有名。だからニースとかコートダジュールなんかに行くと、夏はどこでもロゼが出てくる。
ワインもいろいろあるから、自由自在に楽しめばいい。自分の洋服の色に合わせるとか、そんなお洒落な飲み方もある。
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■ 水野真紀さん(女優)の
- 『夏バテ対策の食事』の話
夏バテしたときは、全卵と納豆(この時点でかなり水っぽいけど)、大根おろし、適当な薬味(ネギ、ゴマ、海苔、ミョウガ、etc...)、あれば麺つゆとかイカ明太、さらに七味をかけたりして、食べる。
最初、そのまま飲み物のようにノドに流し込んでいたら、見ていた人に引かれてしまった。正直、ビジュアル的には見せられない料理だと思う。
それで、ちょっと上品におそばを茹でて、それにつけて食べてみたりもしてけれど、私の中ではおそばを茹でる時の暑さが、もうすでにイヤ。だから本当は、そのまま流し込む方がいい。
とりあえず、身体には良さそうだし、夏バテの予防・解消にはいいのかな、と。トロロなんかもあれば入れてみたい。たまたまその場にないことの方が多いので、試してみたことはないけれど、絶対においしいはず。
とはいえ、それを丼一杯も流し込んでいる姿は、絶対に他人には見せられない。
身体に良いものを食べていると、とりあえず気持ちだけでも元気になれる。ロケの時にもお弁当を持っていけば、「コレを食べているから私は大丈夫、頑張れる!」と、精神的な支えになってくれる。
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■ 安藤忠雄さん(建築家)の
- 『アルマーニさん』の話
イタリアでは、大工さん、酒屋さん、みんな親子でやっているのはスゴイと思った。日本ではそんなに「後を継ぐ」人は多くないから。親と娘の石屋さんなども見掛けた。親が教えながら、女の子が石を積む様子は、なかなか良かった。
イタリアの人たちは、6時頃に仕事が終わると、ワインを飲んで楽しく帰る。日本は、十数年前、経済が絶好調の頃には、毎晩遅くまで働いたサラリーマンがフラフラになって帰っていた。お金持ちの国の人がフラフラで、あまりお金のない国の人が楽しくやっている、という図は、どっちが良いのだろう?と考えさせられた。それが今、世界の経済の中で、日本の地位はイタリアと、そう大して変わらなくなった。でもイタリアは、今でも楽しくやっている。それはやっぱり、人間が生活を楽しくやっているということが原点だからなのだろう。
そしてイタリアの人は、自分たちが作っているモノにたいして、たとえば石を積んでいる人たちが、誇りを持って作っている。ルネッサンスの頃から培われてきたモノについて、誇りを持っている。その精神が、ベネトンやアルマーニにも繋がっているのだろう。ミラノのアルマーニ・テアトロを設計したときに、アルマーニさんの「古いものを残しながら作ってください」という話の中で、モノに対する愛着を感じた。
アルマーニさんは隅から隅まで自分で見て、大丈夫かと心配になるくらいよく働く人だった。そもそも、仕事の以来だって本人から直接電話が掛かってきたくらいだし。事務所の人も電話を受けて「アルマーニだって言ってますけど…」と困惑してしまい、最初は本気にしていなかった。でも、3日後にまた電話が掛かってきて、どうやら本物らしい、と。
それでミラノへ行って、向こうに着いたのが夜7時。先方のオフィスには8時過ぎに着いて、そのまま打ち合わせ。「この後、一緒にディナーかな……疲れてるのに……」と思っていたら、打ち合わせが終わったらアルマーニさんはとっとと帰ってしまった。
その後、何度もアルマーニさんと会ったけど、仕事となれば何時間でも話を続ける。その代わり、食事をしようとは絶対に言わない。そのあたりは、イタリア人らしからぬ、というか、仕事をしていることが生きていることなのだろう。
我々が作った劇場で、初日にファッションショーをしているところを見学せてもらったけど、実にきめ細かいところまで見ている人だった。その代わり、他人任せにしないで、電話1本も自分で掛ける。この姿勢は勉強になった。
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■ 渡辺満里奈さん(タレント)の
- 『麻布十番』の話
先日発売されたばかりの『甘露なごほうび』には、「浪花屋」さんのたい焼きはモチロン、麻布十番のお店がたくさん出てくる。デビューした頃は、事務所が飯倉片町にあったので、昔から麻布十番にはよく来ていた。
最近の話題は、甘いもの屋さんの『天のや』。大阪の宗右衛門町で70年の歴史を持っているお店が、大阪のお店をたたんで、麻布十番に引っ越してきた。なんでも娘さんが東京の人と結婚したのをきっかけに、「じゃあ一緒に……」って東京に来ちゃったらしい。70年の伝統があるのに、新しいチャレンジをする精神はスゴイと思う。夜11時くらいまでやっているのも個人的には嬉しい。
新しいお茶屋さんもできた。以前、台湾の本を出したんだけど、その中にあったお店の紹介を読んで「これは日本でも出したい」と思った人がいたんだとか。『竹里館(たけうらかん)』という名前で、『登龍』と十番温泉の間にある。
洋食系なら、スペイン料理の『バル・レストランテ・ミヤカワ』もけっこう最近できたお店。こぢんまりした雰囲気が良いし、タパス(小皿料理)もたくさん置いてあって、おいしい。ハブコ産の生ハムなんて、絶品。
スペインに行ったときは、朝バル、昼バル、夜バルと、ビールを飲みっぱなしで大変だった。そんな雰囲気が『ミヤカワ』にはそのままあって良い。
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■ 八塩圭子さん(フリーアナウンサー)の
- 『スペイン新婚旅行』の話
新婚旅行でスペインに行った。実は2回目の新婚旅行で、1回目は大分。時間がなくて、慌ただしい旅行だったので、私が「もう1回!」って主張して、そうなった。
スペインは、以前に夫(金子達仁さん)が住んでいたことがあったので、ガイドしてもらえば楽チンだろう、という目論見だった。半分は旦那の仕事で、サッカーの試合を見なきゃいけなかったんだけど。
でも、スペインに行った割には、サッカーの試合を見て、カナリア諸島というリゾート地に行っただけで、ぜんぜんスペインらしい観光はできなかった。
ただ、海外でサッカーの試合を見たのは初めてだったんだけど、あんなに燃えるものだとは知らなかった。だいたい、始まる時間も夜9時だったりするし。試合が終わるのは11時過ぎなので、それからみんな、ご飯を食べに行ったり飲みに行ったりしていた。
向こうではセルジオ越後さんと会って、一緒に食事をした。マドリードのステーキ屋さんで、ものすごくおいしかった。岩塩を上に敷いて、目の前で焼いてくれる。とにかくおいしくて、お昼から立てなくなるくらい食べてしまった。ちなみにセルジオさんはお肉が好きそうで、「さすがブラジル人は肉食だなぁ」という感じだった。私も同じくらい食べたけど。
だいたい、肉の前に、イベリコという生ハムとか、アスパラとか、貝の料理とか、さんざん食べた上で、500g以上の肉。セルジオさんのくだらない冗談を聞きながら、旦那も一緒に同じくらい食べた。
ところが旦那は、その後に「Number」の締め切りがあって、原稿を書かなくちゃいけないのに、お腹がはち切れんばかりに飲み食いしちゃって。呻き苦しみながら原稿を書いていた。
私はその後ろで、「はいはい、書く書く!」とハッパをかけて、後はシエスタ(お昼寝)。本当はホテルの目の前のプラド美術館を回る予定だったんだけど、昼寝をしていたら閉まっちゃった。
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■ 小牧次郎さん(フジテレビ)の
- 『お台場冒険王』の話
フジテレビの社員はなぜかお祭り好き。石を投げれば文化祭委員長に当たらないことはない、というくらい。
その「お祭り好き」な趣味を、最初に「仕事」という大義名分でやってしまったのは、『国際スポーツフェア』だった。それから『夢工場』と来て、8月8日の『フジテレビの日 ハチハチ祭り』になった。
この辺になると、最初の「スポーツ」だとか「ハイテク」みたいなテーマもなくなって、純粋な「お祭り」。社員が完全に仕事を停止して、屋台を作って、売り上げはチャリティにしちゃって、何も生み出さない「楽しい」だけのお祭りだった。
その後、お台場に社屋が移って、いつしか「お祭り」もビジネスになっていった。入場料をちゃんと取って、イベントをやって、人を集めて……なんことになってしまって、「何かが違う!」と僕らは思っていた。
ところが今年の『お台場冒険王』。これは、『フジテレビ祭り』の原点に戻った「お祭り」になっている。入場料は一応1000円取っているみたいだけど、ド赤字なのはわかりきっていて、「楽しもうよ!」という原点に帰った。
たとえば「ウォーター・ボーイズ」というイベントがある。これは映画版のラストシーンの実演なんだけど、驚くべき事に、このイベントのためだけに、プールを1つ掘ってしまった。
他には、映画『踊る大捜査線』のセットも展示してある。それから『ベッカムのメリーゴーランド』。別にメリーゴーランドはベッカムじゃなくてもいいんだけど、本物のメリーゴーランドがあるのはお祭りっぽい。ちなみにその隣には『ベッカム・ミュージアム』があって、ベッカムのユニフォームとか飾ってある。もしかしたら「ベッカムの」って言っているのは、それだけかもしれないけど……
そんなこんなで、全部ひっくるめて1000円なら、まぁ許してもらえるかと。驚いたことに、リピーターまで出ている模様。
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放送曲目リスト
| Time |
Title |
Artist |
Label |
Number |
| 6'50" |
Saudade Fez Um Samba |
Joao Gilberto |
World Pacific |
CDP 7 93891 2 |
| 14'51" |
Brincando De Samba |
Os Tres Brasileiros |
東芝EMI |
TOCP-8266 |
| 22'08" |
Brigas, Numcas Mais |
Antonio Carlos Jobim & Elis Regina |
Verve |
824 418-2 |
| 31'17" |
Miss Universo |
Doris Menteiro |
Bomba Records |
BOM 557 |
| 39'22" |
Deus Brasileiro |
Marcos Valle |
EMI |
8293702 |
| 46'29" |
Canoeiro |
Asturd Gilberto |
Verve |
314 519 801-2 |
|