SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
2002年12月21日の放送

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト

「楽しめないクリスマス」

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 いよいよクリスマスがやってきますね。街は綺麗に飾られて、今年も大いに盛り上がりそうです。
 とはいえ、それだけ人が動きますと、当然、お仕事になってしまう方もいらっしゃるワケで。クリスマス直前のバー・カウンターでは、楽しそうにクリスマスの計画を話している方と、グチをこぼす方が入り乱れて、なんとも言えない雰囲気になる瞬間もございます。
 なお当店は、イブはお休みをいただいておりますので、「イブは仕事」という方々には申し訳ございませんが、私小穴も楽しいクリスマスを過ごせそうです。当HPをご覧の皆さまも、素敵なクリスマスをお過ごし下さい。メリー・クリスマス!


image ■ 海和俊宏さん(プロスキーヤー)の

『スキー宿のクリスマス』の話

 選手時代は、冬はずっとヨーロッパにいた。
 向こうのクリスマスは、飾りつけは綺麗だったけど、街全体は質素な感じで、夜になると教会のミサに行って…というのが普通なので、とっても静か。試合も一応行われるんだけど、トップの選手は完全にオフだから、一生懸命滑っても全然ポイントにならなくて。
 僕は1人で向こうに行ってるから、クリスマスの間はとにかく寂しかった。何もやることはないし、日本に帰るワケにもいかないし、いつも泊まっていたインスブルックの宿に閉じこもって、散々なクリスマスを過ごしていた。
 10代の頃からヨーロッパに行っていたので、ずっとクリスマスなんてそんなもんだと思っていた。ところが現役を引退して初めて東京でクリスマスを過ごしたら、驚いたのなんの。今はなくなってしまった表参道のイルミネーションなんか、インスブルックなんて較べものにならないくらい凄いと思った。
 今は志賀のよませスキー場でホテルをやっているので、またクリスマスを楽しめなくなってしまった。例年12月15日前後からボチボチ忙しくなるんだけど、いきなりその10日後にピークが来る。しかもその頃は、まだ新しいバイトの子とかは全然慣れてないのに、いきなり130人の予約が入っちゃったりして。で、正月が過ぎてそのピークが終わると、みんなバタバタと倒れる。そしてそんなピークは2度と来ない。
 本当にクリスマスにはうんざり。そんなクリスマスがまたやってくる…

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■ 草刈民代さん(バレリーナ)の

『バレエ界のクリスマス』の話

 クリスマスといえば『くるみ割り人形』。これは子供がクリスマスパーティーの後に見る夢の話で、雪の国を通ってお菓子の国に行く、ファンタジーなお話。曲も誰もが1度は聴いたことがある曲ばかりだし、バレエに詳しくない人でも楽しめると思う。
 それが終わると、来年の1月はレニングラード国立バレエの『白鳥の湖』や、新作の『竹取物語』、『海賊』が始まる。これから私も順繰りに稽古していくので、忙しい時期は続く。
 レニングラード国立バレエは12月12日くらいに来日して、2ヶ月くらい日本でのツアーをやる予定になっている。私は、私の出番とそのリハーサルに予定を合わせて、その合間は稽古、という日々になる。バレエというのはいきなり踊れるものじゃなくて、体を慣らしておかなくちゃ踊れない。だから公演が続いている間は、完全なオフということはない。
 『くるみ割り人形』に関しては、自分にとってすごく難しい舞台。自分の良さが出しづらい演目なので、出番が少ないわりに練習に時間が掛かってしまう。それだけやっても「良くならないんじゃ…?」なんて思ったりもするけど、お客さんの前で踊る以上、頑張るしかない。だから『くるみ…』は、精神的につらい公演の1つ。
 でも実は『くるみ…』は子供の役が多いので、子供の頃から慣れ親しんだ舞台でもある。最初に『くるみ…』の舞台に立ったのは8歳で、それ以来ずっとクリスマスになると『くるみ…』の舞台に立ち続けている。バレエ関係の専門家はみんな似たようなものだから、みんな「クリスマスはそういうもの」という諦めがあるのでは。

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image ■ 河野透さん(『レストラン・モナリザ』オーナーシェフ)の

『クリスマスのレストラン』の話

 クリスマスといえば、まさに仕事の本番。1年間、この時期のために練習してきたと言ってもいいくらい。
 全席2回転するので、普段40人のお客さんが入る店なら80人。しかも予約でいっぱいでお断りしなきゃいけないお客さんが、恵比寿のお店だけでも何千人だったから、今年は2〜3万人はいる。もうスタッフはてんてこまい。もうちょっと分散してくれればこんなに断らなくてもいいのに…と、つい思ってしまう。
 この時期は電話に出るのも嫌になってしまう。予約で満席になっても、毎日「空いてますか?」という問い合わせが耐えない。電話を切った瞬間に次の電話が鳴って、でもお客さんに対していい加減な対応もできないし。
 クリスマスのお客さんは若い方が多いくて、フランス料理を食べ慣れていない人も多い。もちろんフランス料理が好きで食べ慣れている人もいるので、いろんなお客さんに対応できるようメニューを考える。夏過ぎくらいから、もうクリスマスのメニューのことを考えている。
 今年は恵比寿と丸ビルの2店があるので、2通りのメニューを考えた。値段の違いが一番反映するのは食材で、同じ牛のフィレでも、普通の牛と神戸牛の違いだったり。最近は円が強いので、キャビアとかフォアグラといった高級食材もだいぶ安く使えるようになったけど。
 ウチは今週の金曜日から26日まで、クリスマスメニューにさせてもらっている。何万人もお断りするくらいだから、26日でもお客さんはいらっしゃるかな、と。ある意味お祭りでもあるので、クリスマスは楽しみ。でも本当に忙しいけど。

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image ■ 石井幹子さん(照明デザイナー)の

『クリスマスのイルミネーション』の話

 昨日パリから戻ってきたばかりなんだけど、今年のパリのイルミネーションも本当に綺麗だった。シャンゼリゼはイルミネーションでいっぱい。
 むこうのイルミネーションは粒が大きくて距離も長いから、なんとなく立派に見える。正面にエッフェル塔が見える通りでは、小さなエッフェル塔のイルミネーションが光っていたりして、素敵だった。
 通りだけじゃなくて、家の中や庭でもクリスマスツリーのイルミネーションが必ず光っていた。そのツリーは絶対に本物のモミの木なのので、向こうのモミの木の消費量はものすごいらしい。ドイツ国境よりのアルザス地方で、クリスマス用のモミの木をちゃんと作っているから心配ないみたいだけど。
 本来は、モミの木に付けるのはロウソクで、キャンドルの優しい光で照らすものだった。ほのかに揺れるキャンドルの灯は、グラスや向かい合っている相手も綺麗に見えるもの。そのキャンドルの個人消費量世界一はフィンランドだとか。今頃の時期だと、ヘルシンキあたりでも10時くらいに陽が昇って、2時くらいには夕方。だからフィンランドでは、キャンドルをお花のかわりみたいに使うとか。
 私がヘルシンキの友人の家を訪ねた時は、「ウェルカム・キャンドル」といって、部屋中をキャンドルで飾って迎えてくれた。そのロウソクも色とりどりで、本当にお花みたいで素敵だった。

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image ■ 白石美帆さん(タレント)の

『私のクリスマス』の話

 もうすぐクリスマス。でも多分、イブも仕事。まあ、その方が気が楽だけど。私はそんなにクリスマスに執着がない方だし。
 クリスマスだからって、カップルでジュエリーを見に行ったりとか、そういうのはなんとなく嫌。普段から盛り上がってればいいのに。ケーキも翌日には半額になってたりして、「なんで?」とか思っちゃう。
 去年のクリスマスも番組の収録だった。収録の後にスタッフの人から、ガラスの雪だるまをもらって、家に帰って部屋を暗くして、1人でその雪だるまのライトを付けてみたんだけど、「私ってなんて暗いヤツなんだろう!」って嫌になってしまった。
 クリスマス・プレゼントをもらうのは嬉しいけど、日頃の何気ないプレゼントの方が私は嬉しい。だってクリスマスはみんな盛り上がってるから、相対的に普通な感じになっちゃって。普段の何もない時に盛り上がった方が「私って幸せ!」みたいな。
 しょせん今年も仕事なので、関係のない話ではあるけど。

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放送曲目リスト

Time Title Artist Label Number
8'52" Happy Holiday Peggy Lee Capitol CDP 0777 7 89587 2 7
16'56" The Merriest June Christy Capitol 72438 21457 2 1
30'12" The Christmas Waltz The Lettermen Capitol CDP 0777 7 89587 2 7
40'52" Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow! Harry Connick Jr. Columbia CK 57550
45'39" Warm December Julie London Capitol CDP 0777 7 99692 2 7


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