■ 長谷川滋利さん(プロ野球選手)の
- 『英語を覚える方法』の話
アメリカに行く前にちゃんと英語を勉強していったつもりだったけど、全然通用しなかった。だから極力、通訳なしで他の選手と食事に行ったり、通訳を3週間くらいで断ったりして、むこうの英語に慣れるよう努力をした。
で、そのうち「わからないけど慣れた」という状態に行き着いた。日本ではよく喋るタイプだったのが、物静かなヤツになって、周りの選手の言葉を聞きながら「あ、こういう時はこんな言葉を使うんだ」なんて、じょじょに覚えていって。それで30回も40回も同じ言い回しを聞いて、やっと普通に喋れるようになった。
一番最初に苦労したのが「How are you?」と「What's up?」の違い。どっちも似たような使い方をするんだけど、「What's up?(どうよ?)」に「I'm fine.(元気です)」と答えるのは変で、「No much.(別に…)」と答えるが普通。この辺のニュアンスが「なんだそりゃ!」って、いつも笑われてた。今でこそパッと答えられるようになったけど、最初の内は身構えなければ言えなかった。
今のままの日本の英語教育では、日本人は絶対に英語を喋れるようにはならないと思う。だから「英語を話せるようになるにはどうしたらいいですか?」と聞かれたら、「とりあえず行った方がいいですよ」と答えている。それで日本人の友達を作らず、アメリカ人の中でも優しい友達を見つけること。その優しいヤツというのは、ぶっちゃけ「仲間はずれにされているヤツ」なんだけど。向こうも寂しがっているので、こっちのつたない英語にもとことん付き合ってくれる。
日本では「アメリカ人は個人主義」と言われているけど、そんなことはない。仲間を作って、常に一緒にいたいと思っている人たち。そしてラッキーにも、僕がエンゼルスに行ったら、日本人は僕一人だった。だから自動的にアメリカ人のグループに入らざるを得なくなって、そこで英語を覚えることができた。もっとも今は、マリナーズで日本人グループみたいな感じになって、他の2人のおかげでデカイ顔をできるのも気持ちいいけど。
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■ パトリック・ハーランさん(俳優)の
- 『英語と日本語の違い』の話
英語なんて、やればできる。苦労して覚えるものじゃなくて、楽しみながら覚えるもの。この間、そういう趣旨の本を出した。その本では、爆笑問題さんのネタを楽しみがら英語のコツを覚えてもらう、という趣向になっている。
たとえば「将軍を見つけよう!」。文章の細かい言い回しに気を取られず、一番重要な部分(将軍)だけを聞き取れれば意味はわかる、という意味。「By the way, I watch TV a lot.」なんて、ペラペラ言われると聞き取りにくいかもしれないけど、「I watch TV」さえわかっていれば、後は気にしなくていい。
それから日本語では、「暑いね」とか「疲れた」とか、よく主語を省略する。でも英語では「It's hot.」「I'm tired.」みたいに、必ず主語を言うので、それを省略してしまうと不自然に聞こえる。僕がヘルメットを持っていると「パトリックはバイクですか?」と聞かれたりするんだけど、僕は人間。だから英語では「Are you motorcycle?」とは言わない。「Do you ride motorcycle?」が正解。
この間違いは、何年も英語を勉強した人でも、つい言ってしまうので要注意。
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■ 小西克哉さん(国際ジャーナリスト)の
- 『同時通訳』の話
以前、通訳をやっていたんだけど、通訳には専門分野があまりない。だからワケの分からない専門用語に困ることも多々ある。そういう時は「カタカナ」で逃げる、という手もある。
その手が通用しないのが、論理構成が難しすぎて、文章自体が理解不能な場合。特に法律関係で国際法なんか、駆け出しの頃は本当に難しかった。
同時通訳では、聞いていることを頭の中に貯めつつ、ちょっとずつ翻訳していく。そういう脳の働きは女性の方が得意みたいで、女性の通訳は多い。
短い口語の通訳は楽。大変なのが「昨日、○○さんが恵比寿の駅の近くで見た女性は、私のお母さんです」みたいな構造的な文章。これは本当に大変。普通の日本人が喋る口語なら通訳も簡単だし、外国人も覚えるのが楽みたい。
そういった意味では、日本語の口語は論理的な事を伝えるのにはあまり向かないかもしれない。たとえば裁判とか。そういう時は英語の方が向いていると思う。
それから、英語から日本語に訳す通訳はけっこう難しい。というのは、同じ音数で伝えられる情報量は、英語の方が圧倒的に多いから。「Good morning.」は音節的にいえば「グッ・モー・ニン」と3音節しかないけど、「おはようございます」はそのまんま9音節。だから英語を日本語に訳す時は、どこかを端折らないと追いつかない。
じゃあ日本語を英語にするのが楽か、と言われれば、そちらはそちらで難しいところもあるんだけど、感覚的にはそっちの方が楽だと思う。
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■ 角田信朗さん(格闘家)の
- 『ブルース・リー』の話
英語が好きになったきっかけは『ブルース・リー』。小学校から中学に上がる頃に映画館で観て、完全にはまってしまった。
ブルース・リーを観てそのマネをするヤツはよくいるけど、僕はさらに深くはまって、セリフ入りのサントラを聞き込んで、ワケが分からないまま全部暗記してしまった。「Don't think. Feel! It is like a finger pointing way to the moon...」なんて、『燃えよドラゴン』のセリフは今でも言える。
こうやって、僕はブルース・リーによって格闘技と英会話という、僕の核をなす部分を作られた。当時、セリフの意味はロクにわかってなくて、音とリズムだけの「ものまね」で入っていったんだけど、それが逆に良かったんだと思う。
故アンディ・フグだって、ジェロム・レ・バンナだって、マイク・ベルナルドだって、みんなブルース・リーは大好き。バンナなんて、『截拳道(ジークンドウ)』というブルース・リーの作った武術を、本を買って独学で勉強していたほど。
マイケル・トンプソンという選手と久しぶりに会うと、まず最初にお互いに目を合わせ、ツツツッと間合いを詰めて、僕がこう言う。「Kick me. Take me.」するとマイケルがパッと蹴ってくるので、それをかわして「What was that? We need emotional content. Try again!」そしてふたたび蹴りをかわして「How did you feel?」そこでマイケルが「Let me think...」と言って、さっきの「Don't think. Feel!」につながる。この『燃えよドラゴン』の名シーンをひとしきりやって、「いや〜マイケル、久しぶり〜」と挨拶する。
言葉も違う、文化も違う、文化も違う、まったく違った国の人々と、こんなに素晴らしい友情が芽生えて、こんなに素晴らしい空間で一緒に過ごせて、こんな絆が生まれるって、格闘技って素晴らしいと思うし、言葉が通じることの大切さも痛感する。
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■ 萩原理恵さん(英会話教室『セブン・アクト』代表)の
- 『1対1の英会話教室』の話
普通の英会話教室では、テキストをやって、ロールプレイングをやって、みたいにカリキュラムがきっちり決まっている。ロールプレイングというのは、喫茶店などのシチュエーションを決めて、店員と客をお互いに演じ合うレッスン。たしかに喫茶店のレッスンは、旅行に行こうと思っている人には有益かもしれないけど、ビジネスマンが習ってもあまり意味がない。そういう不満を汲んで、ウチではその人に合わせた1対1のレッスンをするようにしている。
たとえば金融関係のビジネスマンなら、講師の方でそういう準備をして、金融に関する英会話を教える、とか。もしくは突然アメリカ人の上司が来てしまって、どうコミュニケーションを取っていいか分からないという人なら、具体的にアメリカ人の上司とコミュニケーションを取る方法、みたいなテーマでレッスンしたり。
1対1のレッスンは、目的意識のある人には一番いいと思う。ただし「私は英語が喋れるようになりたいので、なんとかして下さい」という人には向いていないかも。「英語でコレをしたい」という要求をしてもらえれば、講師の側でやり方を工夫をできるし、アドバイザーもいろいろ提案できる。
1対1なので、生徒の方から「合わないから講師を変えてくれ」と言われることもある。でもウチの場合は、1対1で教えている以上、生徒と講師は基本的に対等なので、お互いの言い分を聞いて、誤解があればそれを解くよう努力する。時には講師の側から「自分で教えられると思ったけど、彼の要求が思ったより高かったので、他の人の方がいいのでは」と言って、担当を変わる場合もある。
そういうややこしい部分は多少あるけど、それさえ乗り越えれば、1対1のレッスンは、ある意味「贅沢」な、一番いいレッスンだと思う。
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放送曲目リスト
| Time |
Title |
Artist |
Label |
Number |
| 10'37" |
Stay With Happy People |
Doris Day |
Columbia |
4775932 |
| 20'33" |
"A" - You're Adorable |
Gordon Mercer & The Jo Stafford |
Capitol |
CDP7991792 |
| 31'46" |
Rose Of Day |
Mel Torme |
MCA |
MVCM 275 |
| 42'06" |
The Sweetest Sounds |
Peggy Lee |
Capitol |
7243 4 96729 25 |
| 47'43" |
Cheerful Little Earful |
Jackie & Roy |
Sony Records |
SRCS 7149 |
|