■ 下地啓介さん(トレーダーズ&カンパニー)の
- 『株式投資』の話
不思議なもので、株の相場では上がっていると買いたくなるし、下がっていると売りたくなる。でも、儲かるのは明らかにその逆。誰でもわかっているのに、なかなかそれができない。
絶対的な水準で見ても、東証全体の配当利回りは1.2%と非常に高くなっている。ちなみに銀行に1年預けても、今の利子は通常1%未満。もちろん株の値下がりによって損をする可能性もあるけど、これは一考に値すると思う。
昔から配当が高いことで有名なのは電力株。しかもここは潰れる心配がない。この間は、東京電力が原発の問題で下がったりしたけど、逆にそのおかげで配当利回りは良くなったりして、だいたい2.5%くらい。九州とか北海道なら約3%。これを5年間持ち続ければ15%。つまり、それくらいの株の値下がりは、配当で相殺できるということ。
そう考えれば、十分に買える水準なんだけど、かたや新聞を見れば「大手銀行が…」とか「米国が戦争を?」とか書いてあって、なかなか踏ん切りがつかない、というのが現在の状況。みんなが「預金や債券よりも有利だ」といつ気付くのか、というところがポイントになる。
最近は1株100円〜200円という株がゴロゴロしている。1000株買ったって10万円程度。それでもちゃんと配当を出している会社はあるので、手も出しやすいと思う。
それと今、株価低迷の一番大きな原因と言われているのが「持ち合い解消」。金融機関が持っている株は「リスク資産」と言われて、2004年までにかなりの部分を売らなければいけない。その総額は約8兆円。各金融機関が損を覚悟でせっせと株を売っているので、ある程度平均株価が下がるのは仕方がない。
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■ 丸山晴美さん(節約アドバイザー)の
- 『分散投資』の話
貯蓄とか投資にはさまざまなリスクがあって、会社が倒産すれば紙くずになってしまう株から、ほとんど利子がつかない普通預金まで、いろいろある。これからの資産運用は、景気がインフレに転じようとデフレがさらに強くなろうと、そういうものをうまく組み合わせていかないと、うまい具合にお金が回っていかなくなる。
たとえば、100万円あったとしたら、30万円は株式に回す。株は短期的には変動が激しくて、損をすることも得することもあるかもしれないけど、「30年後」をにらめば30%くらいは株にあててたい。そして、もう30%を安定している債券に、10%を金とかプラチナに分散して、しかも積み立てで。
もちろん生活費として預金も必要。でも、引き出しやすい普通預金はつい使ってしまうので、10万円くらいに抑えて無駄に使わないようにする。残りの20%は、ドルやユーロやオーストラリア・ドルなどの、比較的安定した外貨や外貨建て商品…なんて、私だったら考える。
とは言っても、自分でやって勉強しないと、結局ダメ。定期に入れておけば安泰という時代は終わったので、自分のお金は自分で守る。その気概が必要。
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■ 藤沢久美さん(ソフィアバンク)の
- 『不況と投資』の話
ここ数年の株価の低迷で損をしたという人は多いけど、取り戻す方法は2つ。「じっと戻るまで待つ」か、「別の値上がりする株を買う」か。後者は今の日本経済の状況では難しいけど。
そこで海外に目を向ける人が多いけど、おもしろい事に米国の投資家も同じようなことを考えているみたい。それで世界的に、いろんな国の債券にお金が流れている。ただし、日本には来ていない。
そこで問題になるのが、為替。日本の景気が悪くなると、円安になる。すると債券でも儲かって、為替でも儲かってしまう。するとみんな海外に投資するようになり、日本のお金が海外に流れ、またさらに日本の景気が悪くなる。この繰り返しで今の状況がある。これを断ち切るための1つの手段が「構造改革」だったりするんだけど、残念ながら今のところ成果が上がっていない。
もう1つ改革して欲しいのが、株を買いやすい仕組みを作って欲しい、ということ。ドイツなんて「株の儲けに一切税金を払わなくていいです」って言ったら、ものすごくたくさんの人が株を買うようになったし、魅力的な株を増やすために法人税を安くしたり、融資を受けやすいようにして、株式市場が元気になった。
どうも竹中さんは「まずは悪いところを切り取ろう」みたいな、西洋医学的な考えでやっているみたいだけど、ドイツみたいに自然治癒力を信じた東洋医学的なやり方でも成功しているところはあるので、そっちも考えて欲しい。
正直、今は底だと思うけど、だからといって近い将来に上がるとは考えづらい。特に中国なんかを見ていると、向こうの方がはるかに魅力的だし。この状況はもうしばらく続くかもしれない。
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■ 澤上篤人さん(さわかみ投信株式会社)の
- 『長期投資』の話
人には勧めないけど、もし僕が100万円を持っていたら、全額株式にする。なぜなら5年後10年後が楽しみな会社がたくさんあるから。1千億円を預けられても、即座に全額買い注文に出すと思う。買いたい銘柄は400も500もある。
とは言っても、人には勧められない。というのは、僕たちは長期投資をやっているので、5年でも10年でも待てる、待ちきれる自信があるから。普通の人は1年経って、2年経って、5年経って、今の状況が変わらず株が下がり続けたら、絶対に耐えきれない。長期投資で一番大事なのは、断固たる行動と、それを裏付けるための勉強。買ってしまったら、もう後は何もできない。ひたすら待つだけ。
たぶん評論家と議論をしたら、僕らは負ける。「現在は○○で××な状況だから、買うべきではない」と言われたら、その通り。でも僕らは「売るヤツが多い、だから安い、なら買う」と考える。潰れさえしなければいい。
もうちょっと本当のところを言えば、僕らは一応「機関投資家」なので、5年後の業績をアバウトではあってもはじき出して、ちゃんと検討する。でもその根底にあるのは「安いから買っとけ」という思い。
僕は32年この世界で生きてきて、第一次石油ショック、第二次石油ショック、ブラックマンデー、全部くぐり抜けてきたけど、いつだって「こんな酷い時代はいまだかつてない」とみんな言っていた。だけど結局、すべてはいつか解決した。
評論家とか学者とかは、「今」を判断するけど、僕ら長期投資家は、将来の納得(読み)に対して今の不納得で行動する。「今そんな株を買うなんてバカじゃないか」と言われるくらいでちょうどいい。
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■ 野地秩嘉さん(作家)の
- 『スイス銀行』の話
雑誌の連載のネタ作りでスイスの銀行に口座を作ったんだけど、あれはプライベートでエクスクルーシブな集まり、だった。
スイスやルクセンブルグには「プライベート・バンク」といわれる銀行があって、それらは「お金を預かる」と「お金を運用する」という銀行の2つの目的の内、ほとんど「預かる」方しか機能していなかったりする。
このプライベート・バンクが生まれたのは、17世紀のスイス。戦争の間、お金の保管に困ったお金持ちが、とにかくお金をなくさないために預ける、そういう目的で生まれたものだった。しかもその金持ちというのが、ヨーロッパで連綿と続いている途方もない金持ちなので、預ける金額はとてつもないし、預ける期間も300年とかだったりする。だから利子がどうとか、インフレがどうとかは、全然関係ない。
そのせいか「もしかして日本人って欲張りなの?」と思ってしまうくらい、僕が預けにいっても、リターンをパーセンテージでいう人はいなかった。ちなみに預けた金額は、自分で必死になってかき集めた1500万円。それを「とりあえず頭金ね」みたいな顔して預けてきた。
でも、付随のサービスはなかなかおもしろかった。普通じゃ手に入らないオペラのチケットや、レストランやホテル、そういったモノをコンシェルジュ的に手配してくれる。そのサービスの中でもおそらく、一番利用されているのは「学校」だと思う。いわゆる「スイスの寄宿学校」は、そういうお金持ちの子供たちが入るところ。
プライベート・バンクは日本の銀行とまったく概念が違って、いわばお金持ちのお金を預かる門番とか執事みたいなイメージだった。これが世に言う「スイス銀行」。
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放送曲目リスト
| Time |
Title |
Artist |
Label |
Number |
| 9'20" |
All Of You |
Nancy Wilson |
Capitol |
CDP 7243 8 8515 2 3 |
| 20'07" |
Teach Me Tonight |
Peggy Lee |
Capitol |
7243 4 96729 2 5 |
| 31'47" |
Pennies From Heaven |
Gordon MacRae |
Capitol |
CDP 72438 31775 2 3 |
| 41'42" |
With Plenty Of Money And You |
Tony Bennett |
Capitol |
CDP 7243 8 31775 2 3 |
| 47'39" |
Better Luck Next Time |
June Christy |
Capitol |
CDP 7243 4 95448 2 6 |
|