■ 小山薫堂(放送作家)さんと 永井美奈子さん(フリーアナウンサー)の
- 『元麻布の生活』の話
(永井さん)
家がこの近所なので、1歳と1ヶ月の子供を連れて散歩をするんだけど、坂を広尾に下りるか麻布十番に下りるかでコースが違ってくる。というか、両方は体力的に不可能なので。
広尾方面に下りると、帰り道になるドイツ大使館の横の坂がキツイので、買い物の量が多い時は麻布十番方面。あと、お化粧していない時も広尾には行きたくないので、麻布十番。結果として、仙台坂を下る機会の方が多いかも。
やっぱり広尾はお出かけモードの人が多いというか、麻布十番なら疲れてドロドロな私でも許してくれる、みたいなところがある。
(小山さん)
僕が麻布十番で一番好きな洋食屋さんは、一の橋交差点の飯倉片町よりにある『大越』。小さくて汚い洋食屋さんなんだけど、意外とファンも多い。つけ合わせをライスかスパゲッティかで選べて、「ハンバーグのスパ付き」と注文すると、ハンバーグに白い塩味のスパゲッティが出てきて、ハンバーグのソースとからめて食べられる。「赤スパ」と言うとケチャップの混ざったスパゲッティになる。僕はココの「カツと赤スパ+半ライス」が大好き。
(永井さん)
今日、新聞のチラシにあったんだけど、今年は酉の市が三の酉まであるらしい。三の酉は11/25で、麻布十番では『豆源』から『JOMO』の間でやるとか。更科堀井のオバサンに聞いた話によると、Jスタンプの大サービスがあったり、ゲームコーナーがあったり、子供を連れて行くと喜びそう、みたいな話だった。11/25の午後4時から8時だけの、ミニ版麻布十番まつり、みたいな感じらしい。
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■ 吉村智樹さん(ライター)の
- 『商店街浴』の話
時間さえあれば、とにかく街を歩くのが趣味。最近は「商店街浴」と言っていて、森林浴気分で街の活気を浴びている。たとえば江東区の砂町銀座なら、全長約700m。これを往復すれば約1.4km。この距離を退屈せずに歩けるのだから、健康にはもってこいだと思う。
で、今日は、ここに来るまでに麻布十番商店街をフラフラ歩いてきた。それで思ったのが、この町は商店街浴に向いている、ということ。
まずここは、坂が多い。それから、若い人もおじいちゃんやおばあちゃんもいろいろいて、下町と若者の町がうまい具合に混ざっている。そのせいかどうか、街の作りがとても親切にできている。歩道1つ取ってもみても、急な階段と緩やかな階段とスロープが同時に用意されていたり( 写真1・ 写真2)、いろんな人に対応できるようになっていて、これはこの商店街以外でみたことがない。
児童公園もおもしろい。木造のデカイ船 (写真)が置いてあって、その作りはかなりリアル。舳先には運転席と舵があって (写真)、子供がタイタニックごっこで遊ぶも良し、高校生が自主映画で「沈黙の艦隊」を撮るも良し、といった風情。
そして歩いていて思ったのが、あまり子供を見ない、ということ。そのせいか、その児童公園にある遊具も妙に大人びたモノが多い。ローラーみたいなやつとか (写真)、ツイストみたいなヤツ (写真)とか、まるでスポーツジムか深夜のダイエット器具かといった感じ (写真)。
そんなこんなで、麻布十番商店街は商店街浴にピッタリ。ぜひ1度お試しを。
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■ 須田鷹雄さん(競馬評論家)の
- 『麻布学園』の話
僕が麻布中学に入ったのが1983年で、麻布高校の卒業が平成元年。ちょうどバブルの頃で、街がどんどん変わっていった時代だった。
先輩に聞いた話では「キッチン秋」というお店があって、お昼ご飯を食べるなら誰もがココ、みたいなお店だったらしいんだけど、僕が入学した年になくなってしまった。それから帰りにジュースやお菓子を買う店では、「山屋」と「菊屋」の二大勢力があったんだけど、今では山屋は立派なビルの下に入って営業中だし、菊屋は地上げでなくなってしまった。
その菊屋最後の日は、大変な騒ぎだった。麻布学園は1学年300人くらいいるので、1000人もの学生が、たかが駄菓子屋に押し寄せたものだから、もう大変。最後には菊屋のオバチャンを胴上げする勢いだった。
最寄りの文房具屋「なんゆう堂」とか、酒屋の「増本屋酒店」とかもなくなってしまって、今の学生は買い食いはどうしているのか、ちょっと心配。山屋しかないのでは。
学校をさぼってそこら辺をぶらぶらするなら、有栖川公園の野球場で草野球を見たり、麻布十番商店街をぶらぶらしていた。特に麻布十番商店街で通ったのが、今はなきゲームセンター。当時はまだ、学生の命綱「コピー機」が今ほど普及していなかったんだけど、なぜかそのゲームセンターにはコピー機が置いてあったので、そこのコピー機はむちゃくちゃ使わせてもらった。
有栖川公園の楽しみは、ロケを見物することだった。たまに大物が来ると学校こぞって見物に行くんだけど、中山美穂が来た時は本当に学校から誰もいなくなってしまった。先生すら見物に来ていたし。
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■ 武田憲人さん(「散歩の達人」編集長)の
- 『麻布十番の変わったお店』の話
この辺はいいお店が多い。この間も「山川屋」という漆器屋で、変なものを見つけた。ソバ屋でソバつゆを入れる容器のように見えるんだけど、そのわりには妙に浅い。オバサンに「コレなんですか?」と聞いても「なんだと言われても困るんだけど…現代作家の人が作って置いている物なので…お客さんの1人はコレに泡盛を入れて飲んでいらっしゃるようですけど…」とハッキリした答えがない。でもそれを聞いて、なんだか欲しくなって買ってしまった。そんな素朴な感じのオバチャンの店に、そういう作品が置いてある、というのがいい感じ。
別の店では、ものすごく小さい万華鏡を買ったこともある。普通の万華鏡ならビーズが入っているけど、これは入ってなくて、向こうの景色だけがいろいろ光を受けておもしろく見える。コレを買ったのは「カレイドスコープ昔館」という万華鏡専門店。この店もすごくて、80年代に米国で起こった「万華鏡ルネッサンス」の時に作られた芸術的な万華鏡をいくつも置いている。万華鏡1つが何十万円もしたりするんだけど、見ている内に脳みそをかき回されるくらいのショックがある。
正直、こういうものをつい買ってしまう街はある意味、危険。でも、麻布十番とか鎌倉とか、そういう街が時々ある。
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■ 神戸守和さん(浪花屋総本店三代目)の
- 『麻布十番商店街の変遷』の話
その昔、昭和30年代の頃は、神楽坂と麻布十番がいわゆる「東京の繁華街」だった。全部ほったて小屋だったけど、映画館もスーパーマーケットもあったし、花柳界もあった。
路面電車が来るって話もあった時も、十番には200年、300年というお店が多くて、みんな反対していた。「更科」「豆源」が有名だけど、「酒井」というせともの屋も400年、それから「村野」という畳屋もかなり古い。酒井の向かいの「中村屋」も昔からあるらしい。というのは、更科に「ざる」を納めているのがここだから。
といった次第で、どの店も古くて、みんなのんびりしている。だから電車を引こう、みたいな話があっても反対しちゃっていた。
ウチの店が麻布十番にできたのは昭和30年。当時は「十番クラブ」という寄席もあったし、「麻布日活館」という映画館もあった。「車馬止め」と言って、馬車を止める場所があって、毎晩露店が出ていた。幸い、ウチは「めでたい」のたい焼きで、そんな東京で指折りの繁華街でもうまくやらせてもらって、「およげたい焼きくん」のヒットで行列ができるようになったんだけど、十番商店街自体は交通の便が悪いせいか、だんだん寂れていった。
そして去年、ついに地下鉄が開通。その途端、巣鴨まで無料パスで行っていたようなお客さんがドッと押し寄せて、商店街全体のお客さんが一気に以前の3倍に増えた。今はどの店もやる気を取り戻していると思う
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放送曲目リスト
| Time |
Title |
Artist |
Label |
Number |
| 8'13" |
Let's Take Walk Around The Block |
Doris Day |
Columbia |
4775932 |
| 20'27" |
South Rampart Parede |
Dorothy Collins |
Coral |
MVCJ-19230 |
| 30'49" |
Playing Field |
Mark Murphy |
Capitol |
CDP 72438 33147 2 0 |
| 41'30" |
Walkin' My Baby Back Home |
Nat King Cole |
Capitol |
CDP 0777 7 89545 2 1 |
| 48'10" |
It's A Big Wide Wonderful World |
Peggy Lee |
東芝EMI |
TOCJ-5342 |
|