SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
2002年8月24日の放送

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト

「麻布十番祭り」

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 今年も麻布十番祭りにAVANTIは出店をだしていますが、相変わらず物凄い盛り上がりをみせてますね。
 今年はスタンの発案で、ペンネアラビアータとサルシッチャに加えて、新しく「ミントジュレップ」というカクテルを販売しています。バーボンの香りとミントの味わいがお客様にも好評で、すっかり今年の出店の「顔」になっているようです。
 ハーブ系リキュールを使ったカクテルは夏バテにも効果的といいますから、皆様もお祭りの混雑の中で、ミントの爽やかなこのカクテルに癒しを求めているのかもしれませんね。AVANTIのウェイティングバーも、出店で買ったミントジュレップを持ったお客様が大勢いらっしゃって、大変な賑わいです。
 お祭りの間は大変に混雑してはおりますが、ぜひともお立ちより下さい。



image ■ 榎本加奈子さん(女優)の

『麻布十番祭りの想い出』の話

 麻布十番祭りと言えば、ちゃちいお化け屋敷。子供の頃によく行ったので、思い入れがある。生まれも育ちもこの近くなので、お祭りじゃなくても麻布十番の商店街はよく来るけど、やっぱりお祭りは別格。いろんな土地のものが食べられたり、雪をわざわざ持ってきていたり、本当に楽しい。
 普段はこの辺の韓国食材のお店をよく利用しているんだけど、お祭りの時は「あかすりサウナ」が穴場でオススメ。人混みに疲れたら、トイレを借りるついでにサウナに入るといい。ただし、店員さんもお祭りに行きたがっているので、意外とサッサと終わらせられちゃうんだけど。
 仕事に行く時は必ずこの辺りを通るので、お祭りの熱気を感じると、どうしても行きたくなってしまう。そういう時は実家に寄って、犬を連れて行く。そうするとみんな犬に気をとられるので、私だと気付く人はほとんどいない。そのかわり犬は踏まれてキャイン!って泣いてたりして、いつも申し訳ないと思っている。ちなみに私がその犬を散歩に連れて行くのは、年に1回、お祭りの時だけ。もしかして最低の飼い主と思われてるかも……
 以前に友達とお祭りに来てて、お手洗いに行きたい、という話になった。でもこの辺ってお手洗いが全然なくて、仕方がなく近くのお寿司屋さんに入って、お土産でお寿司を包んでもらって、そのついでにお手洗いを借りた。ところがすでにお腹がいっぱいだったら、そのお寿司を食べるわけにもいかなくて、しばらくお寿司を持って歩いていた。そうしたら途中でばったり鈴木紗里奈ちゃんに会って、「ひさしぶり〜、イイものあげるよ!」ってお寿司をあげちゃった。紗里奈ちゃんはおいしそうに食べてたけど、ひそかに「何時間も持ち歩いたトロはヤバイんだろうな〜」と思った。その後、紗里奈ちゃんとは会ってないけど、どうだったんだろう?

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image ■ 桐島かれんさん(女優)の

『暗闇坂の上の洋館』の話

 近所に住んでいるので、麻布十番のお祭りは毎年行くんだけど、去年から以上に混むようになった。たぶん地下鉄が通ったせいだと思う。それで早い時間に来て、早い内に帰ってしまった。
 家は暗闇坂を上がった、ドムス元麻布のすぐ近くにある古い洋館。以前は狸坂の下に住んでいて、犬をつれて散歩している内に、そこを見つけた。気にしつつも、一時は葉山に住んでいたりして、またこっちに戻ってくる時に、そこがちょうど空いたので、住むようになった。
 洋館といっても、昭和の初期に建てられた建物なので、和洋折衷。応接間は洋だけど、中にはいると和だし、寝室も和。その時代らしい独特の作りになっている。冬は寒いのが玉に瑕だけど。
 私はもともと生粋のハマっ子で、東横線沿線から離れられない体質だった。でも結婚して、夫が麻布に住んでいたから、仕方がなく麻布の住民になって、はや10年。今はその家に思い入れもできて、その家で『ハウス・オブ・ロータス』というアンティークのお店もはじめてしまった。
 そのお店に、お客さんがわざわざ急な暗闇坂を登ってまで、お寺巡りのついでといって来てくれるのはありがたいと思う。裏通りのわかりにくい場所にあるし、看板も出していないのに。

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image ■ 中村有志さん(俳優)の

『十番温泉の近くのお店』の話

 僕は引っ越し魔。東京に出てきてから、もう14回も引っ越している。そしていま住んでいるところは、港区の麻布十番周辺では10カ所目。最初は吉祥寺で、芝、元麻布、西麻布、南麻布、六本木と、この辺をグルグル回り続けた。
 だから麻布十番は生活の場だし、有栖川公園は稽古場。夜に行って、人目に付かないところでこっそり稽古をしている。ちなみに有栖川公園の図書館は高校生のナンパの場所になっている。貸し出しはしていなくて、中で読むだけな割には高校生がやけに多いなと思っていたら、みんなナンパをしていた。
 麻布十番にはおもしろいお店がいっぱいある。たとえば麻布十番温泉のはす向かいにある、タイのマッサージの『サイアーム』。タイの映画に出演した時に、本場のタイで揉んでもらって以来、病みつきになった。それからやっぱり麻布十番温泉の並びにある『あむーるファーマシー』という薬局。仕事で疲れて体がグタグタに鳴った時は、そこへ行って相談すると「これを飲みなさい」といろんなものを調合した薬を出してくれる。この2つでどんな疲れも回復する。
 この前も風邪を引いて、点滴も効かないような酷い体調が、その変な薬で良くなった。あそこの薬局は僕の救世主。

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image ■ 山口正介さん(作家)の

『昔の麻布十番』の話

 ウチは仙台坂の下の、二の橋から三の橋にかけての「城南工業地帯」と呼ばれる地域の一角にあった。今ではその面影はほとんどないけど、町工場みたいなものが少しは残っている。
 ウチのお祖父さんもそこで町工場を経営していた。旋盤を5〜6台置いた小さな町工場で、昔は似たような工場が軒を連ねていた。城南の「城」は皇居のことで、その南側の工業地帯、という程度の意味。
 そのお祖父さんは、軍需成金みたいなもので、具合が良くなると仙台坂を少しずつ上にあがっていった。で、潰れると下に戻っちゃうんだけど、「いつか一番上に行きたい」と言っていたらしい。オヤジ(山口瞳さん)の話だと、途中までは行ったとか。でもやっぱり一番上には行けなかったらしい。
 二の橋から慶應の方に上がっていったところには桂太郎さんの家があったし、その先には伊藤博文の家があった。当時でもお孫さんの代だったけど、今はそういう家は全部マンションになってしまった。
 ちなみに昔は、映画館も3つあって、ピーコックは東映と洋画の映画館だった。坂の上の外人たちが買い物をするお店もあって、進駐軍の放出物資を売っているお店も多かった。間口一間ぐらいの小さな店なんだけど、派手なおばさんがハーシーのチョコレートを売っていたり。
 パティオ十番は、昔は何もない広場だった。用もないのに道も広くて、僕も不思議な空間だなと思っていた。ある時、小説を書くのに調べてみたら、なんとあの広場は魚河岸だったらしい。僕が子供の頃には影も形もなかったけど。

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image ■ 高木ブーさん(ミュージシャン)の

『麻布十番のハワイアン・バー』の話

 去年の7月、麻布十番にお店を出した。鳥居坂の交差点のすぐ近く。ビルの3階なので、交差点から見上げれば見えるところにある。お店の名前は『ハロナ』。ハワイにある潮吹き岩から取った名前で、昔からバンドの名前にも使っているくらい気に入っている。
 その昔のバンドのメンバーを集めて、『ニューハロナ』を再結成した。何も言わなくてもわかるメンバーで、楽しくやっている。年齢的にはジジイになったけど。
 そのバンドで週に2回、火曜と木曜は『ハロナ』でライブをやっている。すると不思議なコトに、お客さんの9割は女性。みんなハワイアンを聴くのははじめてみたいで、スチールギターに驚いている。
 昔はハワイアンといえば夏の音楽と思われていたけど、今は耳慣れなくて新鮮なのか、1年中やっている。昔の曲もやるし、モー娘。と一緒にやったりもしたし。

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image ■ 山本益博さん(料理評論家)の

『麻布十番のお店』の話

 麻布十番は、昔ながらの店も多いけど、新しい店もずいぶんできた。
 グリル満天星の横にできた『カフェ・デュートワ』は、サンドイッチがおいしい。パンがおいしいサンドイッチというのはなかなか無いんだけど、ここは久しぶりにいいカフェだなと思った。それから、新一の橋を渡った先に『富麗華(ふれいか)』という六本木の中国飯店が出したお店があって、ここの「南省小龍包」(上海の小龍包)はおいしい。寒い時の方が向いているけど。
 僕も東京生まれの下町育ちなので、麻布十番商店街の下町の匂いは大好き。今の季節だったら、絶対に『浪花家(なにわや)』。普通、浪花家というと鯛焼きだけど、今の季節は「鯛焼き」というのれんの横に「氷」という看板が出ている。僕が思うに、ここのかき氷は日本一。しかも「あずき」が最高。もともと鯛焼きが専門なので、あずきがおいしいのは当然で、しかも氷が柔らかい。「柔らかい氷」というのも変な表現だけど、実際に浪花家に行けばわかります。
 さらにイイのが、エアコンがないこと。扇風機が3台回っていて、鯛焼きを焼く熱を店中にかき回している。その外よりも暑いんじゃないだろうかというところで食べるからこそ、日本一おいしいのかもしれない。やっぱりかき氷は暑いところで食べなきゃ。
 友達にすごい奴がいて、鯛焼きを左手に持って、氷あずきを食べていた。暖かいあずきと冷たいあずきのコントラストがイイとか。それが本当においしいかどうかはさておき、浪花家のかき氷を食べずして、麻布十番に来たと言うなかれ。

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放送曲目リスト

Time Title Artist Label Number
6'43" Little Paper Ball Jon Hendricks Reprise 93624 8 245-2
16'03" NAO FALE EM SAMBA Doris Monteiro Bomba Records BOM 557
25'08" SO NICE Astrud Gilberto Verve 314 557 449-2
31'36" Sei La "A Vida Tem Miucha & Antonio Carlos Jobin RCA BVCP-2082
39'13" Brigas, Nuncas Mais Antonio Carlos Jobin & Elis Regina Verve 824 418-2
46'03" Mais Amor Marcos Valle EMI 829 3 702


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