■ 飯田玄さん(日刊スポーツ)の
- 『締め切り』の話
新聞は、最初に作ったものから、その日の内に3回くらい作り替えている。一番最初の締め切りが、夜10時ちょっと過ぎくらい。だからこの間のW杯では、夜の試合が終わると同時に締め切りだった。
そういう時は、試合中から原稿を書かいてしまわなくては間に合わない。でも当然、試合が終わるまで結果はわからない。だから何人かで「勝ちゲーム用の原稿を書く人」「負けゲーム用の原稿を書く人」などと担当を決めて、見込みで原稿を書いてしまい、結果にあった原稿を採用している。
初版の入稿が終わったら、すぐさま次の版に取り掛かる。選手のところへ行ってコメントを聞き、それを入れてまた入稿。W杯の時は、その間わずか15分しかなかった。だから選手の着替えが遅くてなかなか出てこないと、現場は焦りまくりの火花散りまくり。
以前、相撲の担当だった時期には、「曙の結婚」というスクープをものにしたこともある。実は曙と某タレントとの破局をスッパ抜いたのも僕だったのに、「今度は良い記事で一面に載せてくれ」と度量の大きいことを見せてくれて、それまでと同じ付き合いをしてくれた曙には感謝している。だからこそ、結婚の記事を書けた時は嬉しかった。曙も「ありがとう」と言ってくれたし、こういうのは記者冥利に尽きる。
そういうイイ付き合いをするためには、それなりに努力も必要。相撲だったら、朝早くからちゃんと稽古場に通うこと。曙は特に朝が早くて、朝8時に行ったらもう稽古が終わっているような感じだった。
- 【Hot Link !!】
■ 石井真人さん(スポーツニッポン)の
- 『芸能記事』の話
基本的に、芸能記者というのは個人技。同じ新聞社内でも、チームを組んで云々ということは少ない。
たとえば野球の巨人に関する記事なら、5人くらいの巨人担当記者がいて、みんな必ず試合に行く。そして誰が誰に取材するかをちゃんと決めて取材する。サッカーだってほとんど同じ。でも、芸能のスクープは、1人で持ってきて1人で書くもの。だから人それぞれ手法が違っていて、大きな事務所に1人でグイグイ食い込んでいく人もいる。
逆に、TVのワイドショーや週刊誌は、「つるむ」ことが多い。もちろん、一番おいしいところは独り占めしようとするけど、情報交換は頻繁に行われている。というのは、ワイドショーはどんなスクープをものにしても、放送前に新聞のラテ欄(ラジオ・テレビ欄)に載せざるをえないという弱点があるから。週刊誌だって、発売前に広告を作らざるをえない。そこで「コレどうなってんの?」と他社の記者に聞かれると、「まぁ、こっちも助けて欲しいことはあるし……」と思ってしまうみたい。
新聞がツライのは、TVカメラがないこと。やっぱり芸能人たるもの、TVカメラがいれば必ずそれなりの対応をする。でも新聞記者が1人で行って「離婚ですか?」なんて聞こうものなら、ヘタをすれば物が飛んでくる。だから何社も来ているように見せかけるため、4人ぐらいで出掛けることもある。
スクープに関しては写真週刊誌が強いけど、やっぱり「張り付き」にかける労力などはスゴイのだろう。ただ、僕が想像するに、意外に「リーク」がネタ元になることも多いのではないだろうか。芸能人同士で付き合っているカップルがバレてしまったとして、その2人の芸能人としての「格」が違えば、低い方の格が上がる(高い方は下がる)。だから格の低い方の事務所が「実は……」という話を編集部に持ち込むケースは多いと思う。そういう場合は、一方は写真を撮られることを知っているわけだから、もう一方にさえ気付かれなければ良いワケで、そういうアングルの写真を見て「あぁ、そういうことか」と思うことは多い。そういう時は『2人に近い関係者のコメント』を読んでも、「おいおい、どう見ても本人のコメントだろう、コレ」って感じなんだけど。
- 【Hot Link !!】
■ 日比野哲哉さん(スポーツ報知)の
- 『取材活動』の話
僕の専門は陸上。陸上界の注目株といえば、やっぱり高橋尚子と小出監督で、僕は小出監督と一緒に飲んだこともある。
陸上の記者なら、誰しも一度は小出監督とサシで飲みたいとは思う。そういう時は、取材が終わってみんなが散った後に、こっそり戻ってきて「今度いかがですか…」などと誘ってみたりする。僕も何度か小出監督とサシで飲んだことはあるけど、その誘い方はケースバイケース。あまりにも取材の雰囲気丸出しで誘っても、相手に警戒されてしまうし、相手に対しても失礼なので、そこはかなり気をつかう。実際、一緒に飲みに行っても、一切仕事の話をしないことだってある。
ただ、それでもお酒の席だと、ポロッと他では聞けない話が出たりして、そういう時は必死で頭に刻み込んだり、トイレに立った隙に慌ててメモを取ったりしている。「コレ記事にしてイイですか?」と聞くこともあるし、黙って記事にしてしまうこともある。そのあたりは、その人との信頼関係によると思う。
- 【Hot Link !!】
■ 今野良彦さん(デイリースポーツ)の
- 『競争』の話
他紙には一通り目を通している。ウチは会社全体が他紙とは違う独特のトーンを持っているけど、担当ごとの競争意識があるので、他紙の記事はどうしても気になる。
僕はサッカー担当なんだけど、「このネタはコイツが来たら全部持って行かれる」という人が少なからずいる。稲本だったら誰が強いとか、中田英だったらドコとか。そこに食い込むのが競争で、家族から攻めるとか、やり方はイロイロある。ウチで言えば、鈴木隆行と仲の良い(というか元同級生の)記者がいて、ベルギー戦で鈴木が点を入れた瞬間「ウチの勝ちだ!」と思った。そのかわりに、チュニジア戦で中田が点を取っても「う〜ん……」と唸っていたけど。
僕の場合は川口能活。ずっと前からの付き合いがあるので、申し訳ないけど「楢崎なんか出るな!」と思っていた。記事を書く時はあくまで公平なんだけど、エピソードをたくさん知っている方が良い記事が書けるわけだし、そういった意味で付き合いの長い選手はつい応援してしまう。
朝一番の新聞は、午前1時か2時には刷り上がっている。さすがに他紙は手に入らないけど、地方によっては早く売り出されるコンビニとかもあって、2時くらいに新聞が並んでいるところもある。帰り際にそういうコンビニで他紙を見て、「何だよ、この記事!」ってしゃがみ込んだことも何度かある。それもまた快感ではあって、「この次はオレがしゃがみ込ませてやるぞ!」と思うくらいでなければ、記者は勤まらない。
ただ、だんだんわかってくるのが、「自分だけが知っているということは、まず無い」ということ。たとえば、僕は曙の引退の話をスクープしたことがある。その日は雪の降っていて、他に取材に来ていた人もいない。「よし、スクープだ!」と胸を張って、次のに日に新聞を買いに行ったら、しっかり日刊スポーツにも出ていた。どうやらその情報は、玄ちゃん(飯田さん)の方が先に手に入れていたらしい。あれは悔しかった。
- 【Hot Link !!】
■ 芳賀宏さん(サンケイスポーツ)の
- 『ラグビー』の話
サンスポのウリはラグビー。それから、ヤクルトとの関係もある。他紙が1人しか担当記者がいないところを2人だったり、野村監督時代は3人いたこともある。それでも、ヤクルトと巨人が両方勝った場合、東京の1面は巨人なんだけど。
「ラグビーのサンスポ」とは言いながら、ラグビー担当記者は僕1人しかいない。元旦以外は休刊日が無くなってしまったので、364日、なんらかのラグビーの記事を書き続けるのはけっこうツライ。休む前にはあらかじめ原稿を作っておいたりもしている。それでも、ここまで築き上げてきたものがある以上、たとえ足かせと言われようと、ラグビーを外すわけにはいかない。最近は記事が小さくなりすぎて、関係者に「昨日はどこに載っていたの?」と言われたりしているけど。
その昔、若貴全盛の時代に、僕は相撲担当だったんだけど、当時は場所中は常に相撲が1面だった。デスクに「今日も貴(乃花)が1面な」と言われて、ほぼ毎日、貴の一言で50行の記事を書かされた人は、大変だったらしい。
- 【Hot Link !!】
放送曲目リスト
| Time |
Title |
Artist |
Label |
Number |
| 9'24" |
I'm Sitting On Top Of The World |
Doris Day |
Columbia |
477593 2 |
| 19'56" |
Goody Goody |
Hi-Lo's |
Collectors |
CDL-CD-6026 |
| 28'44" |
Let Yourself Go |
Stacey Kent |
CANDID |
KICJ 433 |
| 39'53" |
Teach Me Tonight |
Four Freshmen |
See-For_Miles |
SEECD 721 |
| 44'53" |
A Smooth One |
Blue Stars |
Mercury |
PHCE-4200 |
|