■ 野尻佳孝さん(テイク&ギブニーズ)の
『最新のウエディング』の話
今年は24年ぶりに婚姻数で80万組を超えて、ブライダル市場は久々のバブル。結婚する人が増えた理由は、単純に第二次ベビーブーム世代が30歳前後になって、ちょうど結婚適齢期に差し掛かってきたから。僕も1972年生まれだけど、僕の同級生も毎週のように結婚式を挙げている。このバブルは、2005〜2006年くらいまで続いて、それ以降は縮小していくことがわかっている。
僕がウエディングの会社を立ち上げたのは、あるホテルの結婚式に出席して「なんてつまらないんだろう」と驚いたことがきっかけだった。その割に、あとで式を挙げた本人に聞いてみたら、結婚式にはずいぶんお金がかかっている。当時は金融につとめていたので、ホテルの事業収支を調べてみたら、ブライダル関係が一番儲かっている。それで「あんなつまらない商品を提供してるクセに、こんなに儲かるんなら、絶対にビジネスチャンスはあるハズだ」と考えた。
まずは結婚適齢期に差し掛かった周りの友人たちに「どういう結婚式を挙げてみたい?」と聞いて回って、その時に集まった答えが、今の僕らの店になった。従来型の結婚式で一番不評だったのは、同じ敷地内で同時に何組ものカップルが式を挙げること。庭では記念撮影をする新郎新婦が列を作っていて、控え室がいつくも並んでいるせいで間違う人が出たり、受付もどこかわからなかったり。そんなんじゃなくて、映画に出てくるような、ホームパーティーをやっているようなシーンで、自分たちらしさを意識した結婚式を挙げたい、という要望が多かった。だからウチの商品では、庭とプールが必需品。ちなみにプールは「落とされる」用なんだけど。
それから、最近の結婚式では仲人がいない。ウチでも年間何千組が式を挙げているけど、仲人はゼロ。銀行系や金融系には「仲人が趣味」という上司がまだけっこういるみたいだけど、そういう場合でも式の最初に司会者が「本人たちの希望により、アットホームにカジュアルにやりたいということですので……」とアナウンスしてしまう。
ウエディング・ケーキは、食べられる本物を使うのが主流。だから大きさもせいぜい50cmくらい。新郎新婦が入刀したら、その場でシェフが切り分けて食べる。そのケーキの形は好きにデザインできるんだけど、中には「私たちが出会った富士山の形で」なんてリクエストもあった。それは結局、ウチのパティシエが徹夜で作っていたけど。
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■ 大橋マキさん(元アナウンサー)の (写真右は関戸めぐみさん)
『私の結婚式』の話
私は母校(聖心女子大)の教会で式を挙げた。本当に荘厳で、静かで、最高だった。あのチャペル挙式は忘れられない。真ん中の通路を挟んで、友達がお祝いしに来てくれて、あんなに笑顔でいたことはないと思う。式では泣かなかったけど、披露宴では泣いてしまった。両親に宛てた手紙を読むときは、もう号泣だった。
普通、結婚式って、準備に半年は掛けるものなんだけど、私の場合はイギリスに行っていた関係で、3ヶ月しか時間がなかくて、チャペルの結婚講座だけで終わってしまった。結婚講座というのは、新郎新婦そろって教会に通って神父さんのお話を聞くんだけど、それが毎週金曜日の夜7時。電通の社員でその時間が空いているはずもないので、彼はCMの編集を抜け出して来ていたけど、CM編集と神父さんのお説教のギャップがつらかったみたい。
そんなことをやっていたら、準備が全然行き届かなくて、私はドレスを決めるのが精一杯。だから最後の1週間になって旦那さんが急に動き出した。どうも「その1週間しかオレは動かない」と決めていたみたいで、披露宴(兼2次会)の段取りは全部そこで決まった。スピーチの順番とか、彼の弟さんにサックスを吹いてもらうとか、どこでどんな映像を流すとか、一番面倒くさいところを全部やってくれたので、彼が頼もしく見えた。ちなみに披露宴で流す映像は、彼がいつも一緒に仕事をしている人に本編を、オープニングは、私が「ジャンク・スポーツ」でお世話になった人たちに作ってもらった。ああいうビデオって、やっぱり一生の宝物になると思う。
結婚式から3ヶ月なんだけど、今は何もかもが幸せ。シーツをパンと広げた瞬間とか、朝起きて隣に旦那さんがスヤスヤ寝ているだけで、幸せだなぁと思ってしまう。
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■ 井本佳美さん(ハニーズ)の
『ウエディング・プランナー』の話
ウエディング・プランナーのステータスが、もっと上がるようにしたいと思っている。ヨーロッパやニューヨークで活躍しているプランナーたちよりも、日本のプランナーの方が良いと言われるようにしたい。ニューヨークのウエディング・プランナーのステータスは凄くて、ザガットにもプランナーの評価が載っているくらい職業として認められている。1本5000万円くらいのウエディングをプランニングして、フリーで活躍している人もいる。僕たちも日本のウエディングをもっと高めていって、海外の人たちが「日本で結婚式を挙げたい」と思ってもらえるようにしなければ。
僕がはじめて人の結婚式をプロデュースしたのは、10年以上も前。友人が横浜の古いホテルでウエディング・パーティーをやりたいというので、僕が協力することになった。今でこそホテルのレストランを使うのは普通になったけど、当時はまだホテルの宴会場でしかあり得なくて、ホテルの側も宴会のセクションとレストランのセクションが別々だったり、いろいろと大変だった。「とにかく自分たちでやるから、レストランだけ貸してくれ」と言っても、「何の話ですか?」ととりつくしまもない。10回くらいそのホテルに通って、なんとかやらせてもらった。
そして、その友人の結婚式では、生バンドを入れたり、ビデオを流したり、引き出物を工夫したり、いろんなアイデアを盛り込んだ。それは仕事としてもおもしろかったし、なにより結婚するときは、結婚する2人からも、周りの人からも、エネルギーが出てる。そのエネルギーで、僕自身もものすごく力をもらった気がした。結婚式はイベントとしては小さいけれど、心が満たされる。そう思って、コレを仕事にできたらいいな、と考えた。
それから半年くらいで、横浜や神奈川のホテルやレストランを回って、どんどん契約していって、すっかりこの世界にはまってしまい、今に至っている。
■ サエさんとカズミさん(OL)の
『結婚できる人・できない人』の話
10代の頃は、ルックスだけで男に惹かれる。それが20代になると、「外見なんて言ってるのはカッコ悪い」と思い出して、「性格よね〜」と言い出す。でも最近思うのが「顔に性格が出てくる」という事実。顔の形だけじゃなくて、仕草や表情、話し方、いろんなものに性格が現れると思う。つい最近も、女性誌『FRaU』と『VOCE』で、「内面と外面、両方を磨きましょう」っていう「オンナ手習鑑」という連載が始まったし。
結婚したあとも、「幸せな結婚をしてるんだな」と思わせる顔と、「うわ、大丈夫?」と言いたくなる顔がある。「それよりお前が結婚しろよ」と言われればその通りなんだけど。
私が結婚するときは、普通にホテルで式を挙げたいと思っている。でもこの間きいた話だと、「この人はこういう結婚式をするだろうな」というイメージが湧く人が、結婚できるんだとか。私(サエさん)は、カズミは絶対にハワイで結婚するだろうなと思ったし、どういうドレスを着て、どういうメンツで、どういう会場で……と、すごく具体的に思い描けた。逆に、「この子って、どういう結婚式するんだろう?」っていう人もいて、たしかにそういう人はなかなか結婚に結びついていない。
ちなみに私(サエさん)は、和風の式だろうと言われるんだけど、角隠しをつけたら180cm以上になってしまう。2mの人と一緒になれればいいんだけど……
■ 前川弘さん(上野・精養軒)の
『結婚式の今昔』の話
精養軒が築地にオープンしたのが明治5年。そして明治8年の新聞に、後の文部大臣、森有礼さんが精養軒で立食形式の結婚式を行ったという記事が載っている。これが、いわゆる今風の「結婚式」の最初だと言われている。
料理のメニューは、昔はフルコースだった。メインテーブルも向かい合わせで、新郎新婦の向かいに一番の上席を設けていた。ウエディングケーキは、当然、最初の頃は本物を使っていたのが、次第にイミテーションが流行るようになり、最近はまた本物のケーキに戻ってきている。
最近はブライダル関係の本が数多く発売されているので、それを見ながら「こんな風にして欲しい」という要望が非常に多くなっている。
ところで、結婚式の案内状は必ず往復ハガキになっていて、「御名前」「御住所」「○○○○行」「御芳名」「御出席・御欠席」みたいな項目が載っている。これを返信するときは、「御」「行」「芳」を消すのが普通なんだけど、ただ消すだけじゃなくて、おもしろい消し方がある。消す文字の数がちょうど8文字なので、赤ペンで「松竹梅鶴亀福禄寿」の8文字で上書きすると、おめでたい感じが出て良い。米寿のお祝いや喜寿のお祝いなら、「寿」だけでもおもしろい。本には載っていないけど、コレはオススメ。
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放送曲目リスト
| Time |
Title |
Artist |
Label |
Number |
| 11'03" |
Wedding Bells |
The Four Aces |
Verese Sarabande |
VSD-5617 |
| 20'41" |
Hello Young Lovers |
Nancy Wilson |
Capitol |
0 7 777 80409 2 7 |
| 31'55" |
Marriage-Type-Love |
Dinah Shore |
BMG RCA |
07863 66023-2 |
| 41'41" |
Get Me To The Church On Time |
Rosemary Clooney |
BMG |
BVCJ-7480 |
| 47'48" |
My Kind Of Love |
Patti Page |
Verve |
314 538 330-2 |
|