SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
2002年4月20日の放送

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト

「キャンパスの噂」

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 この間、夕方に渋谷を歩いていたんですが、この時期は大学の新歓コンパで大変な騒ぎになってますね。土地勘のない新入生は右往左往、人集めに必死な先輩は誰彼となく人を誘い、なかにはタダメシにありつこうとする2年生までいたりして。
 新歓コンパといえば、先輩から大学に伝わる噂や伝説を聞くまたとないチャンスでもありました。ウソのようなホントのような、でもおもしろいコトだけは確かなキャンパスの噂。先程からあちらの席でも、そんな噂話で盛り上がっていらっしゃるようですが……



image ■ 眞鍋かをりさん(タレント)の

「横浜国立大学で流れる私の噂」の話

 無事、大学4年に進級できた。一応ノンストップでここまで来れたので、本当に良かった。
 学校でサインをお願いされることもあるけど、「アイツ断るんだぜ」とか言われたくないので、頼まれたら断れない。それから「工学部の人と付き合ってるんでしょ?」なんて聞かれることも多い。そういう噂が全部本当だとすると、全学部に1人ずつは彼氏がいることになっちゃうんだけど。
 ショックだったのは、仲のいい男友達に授業のことを聞こうと思って電話したら「噂で聞いたんだけど、ギョーカイ人と付き合ってるんだって?」と言われたこと。その噂だけは勘弁して欲しい。
 「マスコミに就職したいなら、眞鍋がすごいコネを持っているらしい」という噂もあるみたいで、「紹介して」とお願いされることもある。私程度じゃ、そんなことあるワケないのに……

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image ■ 別所哲也さん(俳優)の

「慶應大学ESS」の話

 大学時代は「ESS」という英語劇のサークルに所属していた。ちなみに「ESS」は「English Speaking Society」の略。変に英語を使ったりして、スカしてる感じが最初は取っつきにくかった。
 僕自身は静岡でバレーボールやってた人間だったし、もちろん英語なんかろくに喋れない。でもせっかく慶應に入ったことだし、英会話ぐらいはできるようになった方がいいんじゃないか……と思って入ったそのサークルだったんだけど、最初の頃にいきなり「今日はヌーン(noon)やりますから」と言われて驚いた。要するに昼間に集まって活動することだったんだけど。
 いつもの三号棟に行って、教室に入るなり「Oh! Hello, How are you?」。本気で「なんじゃこれは!」と思った。まぁ、郷に入っては郷に従えじゃないけど、これも勉強だと思って必死で英語で喋ったけど、「死刑についてどう思うか?」みたいなけっこう難しい話題も振られたりして。そのおかげで「Let me think it over.」(ちょっと考えさせてください)なんて言い回しは覚えられたけど。
 面白かったのは、帰国子女の連中がいたこと。ESSにはスピーチ、ディスカッション、ディベート、ドラマの4つのセクションがあって、僕はドラマに所属していたんだけど、帰国子女で英語がペラペラだからディスカッションがうまかったり、ディベートで強かったりする、とは限らないというのが面白かった。静岡で純朴に育った僕にとっては、いろんな人間がいるということが衝撃的だった。
 ちなみにESSの飲み会では、日本語と英語がチャンポン。客観的に見れば、「I think so. あ、おかわりお願いしま〜す」とか言ってて、むちゃくちゃ変なヤツらなんだけど、ESSで学んだのは「恥ずかしさをかなぐり捨てれば、英語が上手くなる」ということ。「カーテン閉めてくれます?」を「curtain、閉めてくれます?」「マイクじゃなくてmicrophone」って言えるようになれば、英語は絶対に上手くなる。

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image image ■ 萩原直子さん(日本女子大)と
  高田諭さん(青山学院大)の

「単位互換制度」の話

 最近、大学で「単位互換制度」が導入された。提携大学の間なら、他大の授業を受けても単位として認められるという制度で、早稲田、立教、学習院、学習院女子、日本女子大の5つ大学が参加している。
 と、言うことは、女子大にも男子学生がやって来るということで、実際私(萩原さん)も何度か授業で見掛けたことがある。まだまだ人数が少ないので、それほど影響はないんだけど、確かに何かが違う。
 もっとも、向こうは肩身が狭いみたい。学食だって量が足りなさそうだし、トイレも少ないし。
 「将来は共学化か?」なんて噂も流れているみたいだけど。そうなったら、「日本女子大」って名前はどうするんだろう?

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image ■ 葉加瀬太郎さん(バイオリニスト)の

「芸大」の話

 芸大には、人よりちょっと長くて、6年間在籍した。実際に通ったのは3年くらいだけど。
 芸大は上野公園からちょっと湯島の方に歩いたところにある。上野から歩いていくと、右側が音楽の校舎、その向かいが美術の校舎なんだけど、美術校舎にあった「大浦食堂」というのが、昭和の初期に建てられた素晴らしい(?)建物で、メニューも「清貧!」という感じで良かった。B定食は260円だったし、カレーも肉が入っていればラッキー。今ではなくなってしまったそうで、非常に残念。
 一方、音楽校舎の食堂は「キャッスル食堂」。定食の価格帯もちょっと上だし、トンカツがあったり、エビフライがあったり、ちょっと上品で、僕は圧倒的に大浦食堂の方が好きだった。
 大浦食堂の名物は「シジミ汁」。シジミが何個入っていたかを競う「シジミ合戦」がお約束になるくらい、シジミが入っていない。カラだけはやたらと入っていたんだけど……。池田満寿夫さんも芸大の食堂に忍び込んでは、シジミ合戦をやっていたらしい。
 芸大は国立大学だけあって、けっこう良い楽器があったりするんだけど、かつてグランドピアノが盗難にあったことがある、という伝説が残っている。白昼堂々、引っ越し業者のフリをして、先生たちの目の前でトラックに積んで盗んでいったとか。そういえば僕が3年生の時にバイオリンが盗まれて問題になったこともある。こっちは結構シャレにならなくて、新聞沙汰にもなったけど。学生の持っているバイオリンとはいえ、下手をすると1000万円くらするバイオリンもあるし。

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image ■ 斉藤仁さん(国士舘大学助教授)の

「国士舘の伝統」の話

 国士舘も最近はすっかり丸くなった。いかにも「ヤカタ」という感じの正門も変わってしまったし、高校の制服もブレザーになったし。
 国士舘の伝統にも良い伝統と悪い伝統がある。良い伝統は、礼儀正しいこと。先輩後輩、いざとなった時の縦のつながりというのは、本当にスゴイ。それも最近はかなり変わってきて、2年生が4年生に「○○ちゃん」なんて呼んでたりする。我々の時代は、先輩なんてひたすら怖い存在だったんだけど。
 そして悪い伝統は、何かにつけ上が下を殴ること。でもその伝統も、僕が10年前に国士舘柔道部の監督になった時にやめさせたので、最近は全然なくなった。上下関係が希薄になった原因も、そこにあるのかもしれない。
 僕が学生だった時、先輩に「ラーメン作ってこい!」と言われて、便所の水を汲んでラーメンを作ったこともある。でもそれも伝統なのか、先輩のところに持っていったら「お前、先にちょっと食べて見ろ」と言われてしまった。そこでためらったらバレてしまうので、必死で顔色を変えないようにしながらそのラーメンを食べた。
 柔道部の監督をやっていて思うんだけど、やっぱり世の中も変わったんだと思う。最初の頃は「オレはこうやって強くなったんだから、コイツらも同じようにやれば強くなるはずだ」と思って指導していたんだけど、それじゃ全然ダメだった。当時の学生にあとで話を聞いてみたら「そんなのはオリンピックで金メダルを2個も獲った人だからできたんだ」と考えていたんだとか。そのコトに気付いて、僕も指導者としてゼロから勉強し直した。
 やっぱり、今の若者は誉めたりヨイショしたり、「乗せる」というコトが必要なんだと思う。そして学生自身が自分の柔道、自分の人間性を作っていく、その手伝いをオレはしているんだ、と考えるようになった。

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放送曲目リスト

Time Title Artist Label Number
7'14" When My Sugar Walks Down The Street Four Freshmen Curb D2-77612
20'11" You Are My Lucky Star Jaye P. Morgan BMGビクター BVCJ-2025
29'53" We're Together Dorothy Collins Universal Vicor MVCJ-19230
38'52" Samba Da Minha Trra Joao Gilberto World Pacific CDP 7 93891 2
50'26" It's All Right With Me Buddy Rich Verve POCJ-2664


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