■ 真矢みきさん(女優)の
「男役のクセ」
宝塚でずっと男役をやってきた癖が、つい足下にでてしまう。さっきから足を組んで「高飛車なヤツ」と思われているかもしれないけど、これはこうしないと膝が開いてしまうから。10年以上も「膝を開ける」「肘を上げる」練習を続けてきたので、今さら膝や脇を閉めろといわれても、なかなかうまくいかない。
宝塚時代に研究したんだけど、たとえば何かを飲むときに、男性なら肘を上げ、女性なら脇を締めて肘が体にピッタリとくっつく。そこで男役だった私は、普段から肘を上げる練習をずっとしてきたんだけど、そのおかげで今は混乱しまくり。まるで男に戻りかけのニューハーフみたい。
宝塚の人がみんなそう、というワケじゃない。私は身長が166cmしかなくて、宝塚の男役としては非常に小さかった。普通、男役の人は175cmくらいあって、ヒールを履けば180cmは超える。すると舞台の下から上がってきてパッとポーズを決めるだけで格好良い。でも私はそういうワケにはいかないので、たとえばマントを羽織る「コスチュームもの」の役もあまり回ってこなかった。私に回ってくるのはスーツを着る現代モノばかりで、だからこそ私は他の人以上に「男」になりきろうと努力していた。
まぁ、急に「私は女ななのよ!」っていっても無理があるので、私の「男っぽさ」をうまく生かせるようになればイイな、とは思っているけど。
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■ 中山健児さん(リングドクター)の
「リングドクターのクセ」の話
街で人を見かけると、ついガタイを見てしまう。患者さんや知り合いになった人に、ガタイを見て「いいねぇ、プロレスやってみない?」って言ってしまったり。人数が少なくて困っている団体を知っていることもあるけど、キックボクシングなんて重量級が少ないからチャンスだと思うんだけど。
仕事じゃなくて、客としてリングサイドにいても、つい試合を止めそうになることもある。原因は、たぶん手に持ったビール。でも実際問題、危ない試合もあるし。それをほったらかしているリングドクターを見ると、やっぱり止めにいきたくなる。
ただ、「試合を止める」というのはそう簡単なことじゃないのも事実。確かに、プロとして選手の健康に責任を持つことが一番重要なんだけど、だからといって止めるか止めざるべきか微妙な「グレーゾーン」の試合を安易の止めることは許されない。こっちも、選手がその試合に向けてどれだけ一生懸命トレーニングを積んできたかよく知っているし、選手にたいして凄いプレッシャーを感じる。そして観客はすべて敵。止めようが止めまいが、絶対に観客からは文句を言われる。
怪我をした時期によっても判断が難しくなる。3Rの1分で深くカットした選手ならまだ止めやすいけど、4Rの2分で、しかも明らかにリードしている選手だったりすると悩んでしまう。選手も「止めないで下さいよ!」って懇願してくるし。そういう時は「じゃあ、わかった、この次チェックしたときは絶対に止めるからな」と言って、選手を送り出す。
それでタイトルマッチの逆転劇が起こったこともある。いまは全日本キックで世界チャンピオンになっている小林という選手と、ソムチャイ高津という選手の試合だった。4Rの2分、ポイント的には明らかに高津が勝っていたんだけど、さらにそこで小林が深い傷を負った。「止めてもイイかな?」とは思ったんだけど、何とかなりそうだったので、例の「この次は……」を言って送り出したら、小林が逆転でKO勝ちしてしまった。「次は止められる」というプレッシャーが、小林を思い切りのいい攻撃に向かわせた結果だった。あとで高津に「スマン!あれは止められなかった!」って謝ったら、高津は「気にしてませんよ」って言ってくれたけど。そういう逆転劇が過去に何度かあった。
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■ 藤田憲子さん(女優)の
「相撲部屋の女将さんのクセ」の話
私が料理を覚えたのは、実は結婚してから。それまでは母親が「女の子は白魚の手じゃなくちゃダメ」といって、絶対に台所仕事をさせてくれなかった。だから結婚してから分厚い料理の本を買って、毎日違う料理を作った。親方の現役時代は最低10品の料理を作らなくちゃいけなかったから、いろんなスーパーを回って材料を揃えた。
そして親方が部屋を立ち上げたら、今度は10人以上の新弟子たちの食事を世話することになった。新しい部屋なので、みんな新弟子ばかりで、ちゃんこを作れるような人は一人もいない。しかも親方が人気者だったから、あっという間に弟子の数は30人を超えてしまった。そうなると、台所はまるで学校の給食室。五右衛門風呂のような鉄鍋が2つあった。
私が野菜を刻んで鍋に放り込んで、ざっと炒めて水を入れる。そうしたらお弟子さんに「ちょっとアク取りだけお願い!」といって、煮込んでる間に自宅の3階へ駆け上がって、親方と子供の食事を作る。そっちもお鍋を火にかけたら、大急ぎで2階に戻ってちゃんこの様子を見る。新弟子たちが料理を覚えてくれるまでは、そんな毎日だった。
今でも買い物に行くと、つい大量に買い込んでしまう。横でその様子を見ている人は、絶対に誰かと一緒に住んでいると思っているはず。スーパーのカートなら、上下2つのかごに山盛りで買ってしまう。このクセだけはどうしても直らない。とにかく相撲部屋は、トイレットペーパー1つとってみても、問屋さんで買わないと大変な金額になるから、なんでもまとめて買って貯め込む習慣がついてしまった。
今でも冷蔵庫も押入も、モノがあふれている。モノが棚に積み上がってるのを見ると、なぜかホッとしてしまう。
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■ 竹内淳さん(メイタントラディション)の
「為替ブローカーのクセ」の話
為替ブローカーというのは、とにかくしゃべるのが仕事。目の前にはスピーカーが10個ほど並び、こっちはマイクに向かってしゃべり続ける。スピーカーからはひっきりなしにお客さんからの注文が入り、時には3〜4個のスピーカーが同時に鳴ることもある。それを聞き分けて、取引を成立させていく。
だから居酒屋なんかに行っても、つい周りの話し声が全部聞こえてしまう。ヘタに興味のある話があると、そっちばかりが気になってしまったりして。「アレって何だっけ?」って話し声に、つい「○○ですよ」って答えたくなったり。一緒に飲んでいた人に「視線が泳いでる」と指摘されることもあるけど、この辺は悲しいかな職業病かもしれない。
それから、僕は仕事がうまくいかなかった日はパチンコでストレス発散してから帰るんだけど、思い出してみるとこの業界、パチンコ、競馬、株、なんらかのギャンブルを趣味にしている人が、10人のうち9人を占めている。やっぱりギャンブルが好きな人間が集まっているみたい。
僕の場合は「数字」の夢をやけに見る。「大学の単位がいくつ足りない」という夢は何度も見たし、寝言で数字をぶつぶつ言っていたりするらしい。そんなこんなで、この仕事は神経を使うので、急性胃炎になる仲間も多い。
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■ 間下庄一さん(コンフォート・シュー・アドバイザー)の
「靴屋のクセ」の話
何はともあれ、人に会うと足とお尻を見てしまう。足がキレイでもお尻が下がっていたら「あぁ〜、こういう靴を履かせたら、お尻も三角形になってイイのにな〜」なんてすぐに考えてしまう。足とお尻は繋がっているので、履き物を変えれなければお尻もなかなか変わらない。
足を見て、「この女性だったら、ご主人になる方は幸せですよ」とつい言ってしまうこともある。男性でも女性でも、見るポイントは足の長さ。足長が左右ほとんど変わらない人は、非常に人間的にノーマルな人。それが偏っていくにつれて、性格的にもクセが強くなる。これは80%以上の確率で間違いない。ただ、世の中には職業的に足長に差ができてしまう人もいるので、100%とは言えないけど。
人の足に触るのが仕事のようなものだけど、人の足に触れば、その人の靴の履歴がだいたいわかってしまう。そして「その人に合った靴」をちゃんと履いている人は、せいぜい1〜2割しかいない。
きつい靴を履いていると、足の長さの短い方から、膝や股関節、腰痛、肩こり、偏頭痛の問題など、すべての問題が発生する。そこを靴でうまくバランスをとってやれば、そういった症状はそれほど表面に出てこない。
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放送曲目リスト
| Time |
Title |
Artist |
Label |
Number |
| 7'23" |
For Every Man, There's A Woman |
Eden Atwood |
Concord Jazz |
CCD-4599 |
| 16'56" |
Alright, Okay, You Win |
Peggy Lee |
Capitol |
7243 5 35210 2 8 |
| 28'27" |
Better Luck Next Time |
June Christy |
Capitol |
CDP 954498 |
| 34'35" |
The Money Tree |
Margaret Whiting |
Capitol |
CDP 7 9319 4 2 |
| 46'40" |
Let's Take A Walk Around The Block |
Doris Day |
Columbia |
477593 2 |
|