■ 野口冬人さん(作家)の
「東北の宿」の話
東北、花巻温泉の「佳松園」(けいしょうえん)などは、純和風で数寄屋造りの、非常に豪華なホテル。
私の私感で言えば、豪華なホテルというのは、純和風の日本旅館、できれば木造であって欲しい。それから、部屋数は10〜20くらいが良い。どんなに豪華な宿でも、部屋数が多いと宿の人の目が行き届かない。その限界は20室だと思う。これは実際に旅館の女将に聞いても、そうだと言っていた。
盛岡のつなぎ温泉にある「四季亭」という宿がある。ここなどは純和風の木造の宿である上に、女将もなかなかしっとりした方で、素晴らしい宿。それから、福島は磐梯温泉の「一力」(いちりき)。ここは大きい宿なんだけど、庭も素晴らしく、宿作りも落ち着いていて、出てくる懐石料理にも非常に気が配られている。
一力と同じ磐梯熱海には、「熱海荘」という宿もあるんだけど、こちらは純和風の小さな宿。だからシーズンになるとなかなか予約が取れないんだけど、非常に落ち着いたいい宿だと思う。
磐梯熱海は昔から美肌の湯として有名で、浴衣の女性と一緒にご飯を食べたりなんかすれば、もう言う事はない。
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■ 米屋浩二さん(鉄道写真家)の
「北海道行き寝台列車」の話
最近の寝台列車はスゴイ。大阪と札幌を結ぶ「トワイライト」という寝台列車には、全面ガラス張りの、まるで六本木のラウンジのような車両が付いている。こういう寝台車はトワイライトだけじゃなくて、後ろが展望車になっていてる寝台車とか、とにかく最近の寝台車はいろんなサービスが充実していて、列車そのものが楽しい空間になっている。
A寝台という、ファーストクラスに当たる個室があって、ココを利用するとウェルカムドリンクやモーニングサービスがある。「朝の何時」と指定すると、食堂のウェイトレスさんがやってきて、朝刊とコーヒーを出してくれる。当然、各個室にはテレビも付いている。別料金になるけど、食事はフレンチのフルコースを楽しむ事も出来る。ワインも各種揃えてあって、ワインリストを見て選ぶという念の入りよう。
このA寝台、一番いい部屋を借りた場合、料金はだいたい1人10万円。サービスも客船並みだけど、料金も負けていない。でも、時間の使い方としては本当に贅沢でイイものだと思う。オススメは、行きに寝台車を使って、帰りは飛行機で、みたいな使い方。
クリスマス・イブに「いいホテルを取ったんだ」なんて言って、「トワイライト」や「カシオペア」のA寝台の個室を予約しておく。それで、女の子が気付いた時には札幌にいた、なんてイイかもしれない。
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■ 中村宏治さん(水中カメラマン)の
「石巻のグラント・スカルピン」の話
仙台に素晴らしくカワイイ魚がいる。全長6〜7cmで、二等身。まるで僕みたいな体型をしていて、イノシシみたいな顔をしている魚。実はこの魚、もともとカナダにはたくさんいる魚で、はじめてカナダで見た時にも「カワイイ魚がいるな〜」と感心した。泳ぐのが下手で簡単に手で捕まえられるから、「手乗りインコ」ならぬ「手乗りイノシシ」を楽しんだりした。
その魚の名前は「グラント・スカルピン」、日本名「クチバシカジカ」。これまでに日本で見つかったのは、わずか10個体だけだったその魚が、4年前に仙台で見つかった。
カナダにはたくさんいて、日本では時折見つかって話題になる、という状況証拠から、この魚は船のバラスト水に混じって運ばれてきた、帰化生物だと考えられてきた。その証拠に、10個体の内のいくつかは東京湾で見つかっている。
ところがそのグラント・スカルピンが、石巻で見つかったという連絡が入った。そこで石巻に行って潜ってみたら、小さな個体が2〜3匹、大きいのも3〜4匹も見つかった。しかもその中には、お腹の膨らんでいるヤツもいた。「もしかして卵を持っているんじゃないか?」と思ってウチの取材班で追い掛け始めたら、本当に卵を産むところを撮影できてしまった。
1月の厳寒期の海、表は吹雪いているような状況での水中撮影だったんだけど、見るだけでも珍しい魚の、しかも産卵のシーンの映像が撮れてしまうなんて。たとえて言うなら、女優とデートできた上に、そのままモーテルに行ってしまったようなモノ。しかもその後、卵が孵って稚魚が出ていくところまで撮影できてしまった。
これまではバラスト水で運ばれてきたと思われていたグラント・スカルピンだけど、それだけちゃんと繁殖ができているということは、おそらく元々日本にもいたのだと思う。ただ、漁業の対象になるような魚じゃないし、冷たい海の中でしかなかなか見る事が出来ない魚なので、これまで見つからなかっただけではないだろうか。
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■ 榎本加奈子さん(タレント)の
「露天風呂」の話
冬と言えば温泉。
これまで行った温泉の中で、2番目に良かったのは北海道。初めて1人で北海道に旅行に行ったときのこと。まだ雪が降る時期じゃないハズだと思って、Gジャンを引っ掛けたくらいの軽装で出掛けた。飛行機で千歳空港まで行き、そこからタクシーで1時間ほどの場所にその温泉はあった。残念ながらその温泉の名前を忘れてしまったんだけど、湖の畔にある温泉。湖を眺めながら朝の露天風呂に浸かっていたら、「まだ」のはずの雪が空から落ちてきた。その光景は忘れられない。
でも、その温泉でさえ2番目。1番は、長野の方(群馬?)の「仙寿庵」。18室くらいしかないんだけど、各部屋に露天風呂の温泉が付いているし、料理も美味しいし、お忍び旅行で行く人には最高の温泉。駅の辺りでは全然雪はなくても、谷川岳の麓なので、ちょっと山を登ると辺り一面が雪景色になる。
惜しむらくは、仙寿庵の露天風呂には屋根が付いているところ。露天風呂は屋根がない方が気持ちいい。なんでも、屋根がないとお湯が冷めやすくて、温度調節が難しいらしいんだけど。
私の夢は、川沿いにある、屋根のない露天風呂に入ること。ずっと探しているんだけど、そういう露天風呂がなかなかない。
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■ 山根和明さん(「つり人」編集部)の
「ワカサギ釣り」の話
「ワカサギ釣り」というと、一般的には氷を張った湖に穴を開けて……というイメージだけど、実際には9月くらいからがワカサギ釣りのシーズンで、10〜11月が最盛期。みんなボートから糸を垂らして釣っている。
そもそも、最近は温暖化の影響で、湖が凍らなくなっている。富士五湖だってこの10年は凍ってないし、諏訪湖も凍らない。最近の諏訪湖では、「ドーム船」と言うビニールハウスのような船の中で、Tシャツ1枚でワカサギ釣りが出来るくらい。
穴釣りで有名なのは、関東近辺だと群馬の榛名湖、赤城大沼。それから福島の檜原湖、本場の北海道に行くなら、マリモで有名な阿寒湖や、北の朱鞠内湖。
穴釣りで釣る上で一番重要なのは、実は場所。「駆け上がり」というんだけど、湖の底で、急激に深くなっている坂の部分がある。ワカサギはその坂に沿ってグルグル回遊しているので、そこを狙わないと絶対に釣れない。そして、一番ねらい目の時間が朝と夕方。エサを食べるために比較的表層付近にいるので、釣れる可能性が高い。
一番いいやり方は、実際に連れている人の近くに穴を掘ること。ところが面白いモノで、わずか3m離れただけでもまったく釣れなかったりする。それは回遊のコースになっている駆け上がりから外れてしまったせい。
でも、当たれば100とか200なんて数が釣れる。しかも、寒いところのワカサギほどうまいと言われる。ビールを持っていって、釣ったワカサギをその場で七輪に乗せて焼いて、醤油を付けて食べる。醤油を付けた瞬間に「ジュッ!」と音がすることから、三遊亭金馬さんが「焼きジュウ」と名付けた食べ方。これが最高。
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放送曲目リスト
| Time |
Title |
Artist |
Label |
Number |
| 6'42" |
Trav'lin Light |
Peggy Connelly |
Bethlehem |
COCY-9919 |
| 18'52" |
Heat Wave |
Ella Fitzgerald |
Verve |
POCJ-2146 |
| 32'28" |
Winter Night |
Eydie Gorme |
Universal Victor |
MVCJ-19207 |
| 41'01" |
It Won't Cool Off |
Dean Martin |
Capitol |
CDP 7 93115 2 |
| 47'52" |
Baby, It's Cold Outside |
Johny Mercer & Margaret |
Capitol |
CDP 7243 8 32567 2 3 |
|