■ こずえ鈴さん(タレント)の
「スター・ウォーズ」の話
『スター・ウォーズ』に出たい!と思って、ジョージ・ルーカスにメールを出した。でも、返事は来なかった。そこで、メールじゃ読みもしないで消されちゃうのかもしれない、と反省して、履歴書を送った。全部英語で、スリーサイズまで書いて、事務所で作ったプロフィールと写真も添えて送った。
そうしたら、2週間ぐらい経ってから返事が来た。ちゃんとジョージ・ルーカスの会社の封筒で送られてきた。「今はまだキャスティングをしていないので、何もできることはないけど、その時になってお願いすることになったら宜しくお願いします」と書いてあった。『エピソード2』の撮影は終わっているらしいから、チャンスがあるとすれば『エピソード3』。被りモノでも手だけでも、何でもいいから出たいのに……
それくらい『スター・ウォーズ』が好き。クイーン・アミダラみたいな役だったら嬉しいけど、やっぱり何でもいいから出させて欲しい。返事があっただけで感動しちゃった。
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■ サエさんとカズミさん(OL)の
「合コン」の話
彼氏がいないので、「合コン強化年間」と称して合コンをしまくっている。
その強化年間で2回目の合コンは、某有名商社のボーイズとのお食事会だった。「じゃあまずは自己紹介から」ということで、それぞれ自己紹介をはじめたら、いきなり「僕、貯金2000万あります」って言い出すヤツがいた。ルックスはダメだし、鼻高々で面白みもないし、それしか言うことがない最低のヤツ。だから絶対に負けたくないと思って、「え〜、もしかしてケチ?」って言ってやった。そうしたらその人、手をブルブル震わせて、怒ったのなんの。さらに追い打ちで「ごめんなさ〜い、怒っちゃった〜?でもじゃあ、今日の合コンで貴方のあだ名はケチ夫に決定!」って言ったら、ますます怒っちゃって。「え?ダメ?じゃあ、ケチ夫はやめて、ココロ狭男にするね!」ってトドメを刺したら、一応その場の笑いは取れて、女子は大盛り上がりだった。合コンが終わった後、女子の1番人気が、男子じゃなくて私になってしまったほど。
その合コンは本当に最低で、自己紹介で名前を言った後に「じゃあ学歴、出身校を言って下さい」なんて言われるし。その時も頭にきて「区立高田中学校出身で〜す」って言ってやった。男子はどうせ国立大学出身で、それを自慢したかったんだろうけど、女子がみんなそう言っちゃったから言うに言えず、「勝ったゼ!」って心の中では思ってた。
挙げ句の果てには、2000万も貯金があるクセに、さすがケチ夫、割り勘だって。私がこれだけ楽しませて、これだけ盛り上げさせといて、ギャラの1つも貰いたいくらいなのに。2次会にも誘われたけど、もちろん断った。
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■ 杉浦直樹さん(俳優)の
「エリザベス・テイラーと石原裕次郎」の話
ずっと昔、昭和30年代の話なんだけど、撮影でアラスカに3ヶ月いたことがある。『アラスカ物語』というドラマのロケだったんだけど、その時にアラスカでチャーターしたパイロットが「エリザベス・テイラーを乗せたことがある」と言い出した。
一緒にいた田村高廣さんが英語に堪能でいろいろ聞き出してくれたんだけど、その話によると、エリザベス・テイラーがとあるスタジオで、照明さんが片付け忘れた器具につまずいたか何かして、軽い怪我をしたをしたらしい。それで怒ったエリザベス・テイラーは、スタジオを飛び出してアラスカまで行ってしまったというのだからスゴイ。その時にエリザベス・テイラーを乗せたんだ、というのがそのパイロットの話。
そんな話を良く憶えているのは、実は僕も似たような体験をしているから。やっぱり昭和30ねん頃、蔵原惟繕さんがまだ駆け出しだったんだけど、はじめて独り立ちする『俺は待ってるぜ』という映画に出ないかと誘われた。ギャラは2万円だったか3万円だったか、とにかく当時の僕にとっては想像を絶する大金だったので、喜んでその話を受けた。それで毎日、日活の撮影所に通ったんだけど、行けども行けども「本日撮影中止」の札が出ている。不審に思って何があったのか聞いてみたら、石原裕次郎がつかまらない、とか。どうやらその時、裕ちゃんはちょうど北原三枝さんとアツアツで、熱海に逃げていたらしい。
アラスカに逃げたエリザベス・テイラーと、熱海に逃げた石原裕次郎。スターとしての格の違いは、こんな所に表れるのか、と感心した次第。
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■ アンジェロ・コッツォリーノさん (自由が丘『バッボ・アンジェロ』シェフ)の
「ポモドーロ」の話
イタリアン・レストランを決めるのは、ポモドーロの味。どこへ行ってもまずスパゲッティはポモドーロを頼んで、美味しいかどうかチェックする。
私が作るトマトソースは、オリーブオイルとニンニクが強い。180度くらいに熱したオリーブオイルに、潰したニンニクを入れる。するとすぐに色が濃いきつね色に変わるので、そのニンニクを取って、パッセしたトマトホール、塩こしょう、生バジリコをたっぷり、これだけで作る。酸味があって、甘くないトマトソースなんだけど、パスタと合わせるとトマトの味が良くわかる。ニンジンやタマネギを入れる人もいるけど、こっちは甘い方のトマトソース。ちゃんと作ればそっちでも美味しいけど。
トスカーナ地方では、家庭によってどっちのソースも作るけど、トマトホールを使わないで「サンマルツァーノ」の生トマトを使う。このトマトがむちゃくちゃ美味しいので、フレッシュなトマトソースを作る。
トスカーナ地方では、300〜400キロくらいのサンマルツァーノ・トマトを用意して、「今週末はトマト・ソース作りです」と親戚一同に声を掛ける。すると土曜日の朝8時くらいに、親戚が20人くらい集まって、全員でトマトソースを作り始める。ピンの煮沸消毒を担当する班、トマトを洗う班、トマトを切ってバケツに入れる班、塩をを入れる班、ワインを飲みながら偉そうにしているお父さん、などに別れて作業を進める。作業の途中で食べるお昼ご飯は、作ったばかりのポモドーロ。
そして、切って塩を入れたトマトを機械に入れてトマトピューレを作り、瓶に詰めて蓋をしていく。1000本以上ある瓶の中にはあらかじめ潰した生ニンニクと、生バジルを入れておく。その瓶を、人が入れるくらい大きなズンドウに並べて、瓶ごと茹でる。2日間茹でて、自然に醒めるのを待てば、1年保存できるトマトソースの出来上がり。このポモドーロの瓶を開けると、何とも言えない素晴らしい香りが立ちこめる。あのポモドーロは、どんなシェフでも太刀打ちできない。
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■ 田口ランディさん(作家)の
「島」の話
旅行が好きで、割と「島」によく行く。屋久島、ニューカレドニア、エーゲ海の島々……などなど、島なら何でも好き。
島が好きなのは、把握しやすいから。一つの閉じられた生態系なので、その島の中の自然とか地理とか文化かとか、いろんな事を鷲掴みにできる感じがする。なぜこの植物がココにいるのか、どういう垂直分布になっているのか、なぜ今日はここに雨が降っているのか、そういう事が全部わかりやすい。屋久島なんか、特にそう。海の中に高い山がある丸い島だから、どっちから風が吹いてくるかで、雨の降る側が決まっている。
屋久島には「洋上アルプス」と言われるくらい高い山があって、山の上はまさにアルプスと同じ。一方、南方の島でもあるので、「雪祭り」があると言われるとすごく意外に感じる人が多い。雨も多くて、「1ヶ月40日降る」と言われている。でも、そのおかげか、屋久島の森は素晴らしい。年に1〜2回は必ず行っている。
海外の島なら、ニューカレドニア島の隣にある、「イルデパン」という小さな島が好き。ニューカレドニアは新婚の日本人だらけなので、ひとり旅はちょっとツライんだけど、イルデパンなら日本人も少ないし、小さな珊瑚礁がキレイなのでオススメ。
でも一度、イルデパンで帆掛け船みたいな小さな舟で入江を渡って、その先のジャングルをトレッキングする、というコースに挑戦したんだけど、舟に乗っている最中に、スコールに遭ってしまい、舟が沈みそうになった事がある。言葉も通じないオジサンに「水をかき出せ!」みたいなことを言われて、ずぶ濡れになりながら水をかき出した。じきにスコールが過ぎ去り、一段落ついたところでオジサンからタバコを貰い、言葉が通じないながらも2人で「助かってよかった…」みたいな感じでしみじみとしてしまった。
そんな目に遭いながら、なぜかついまたイルデパンに行ってしまう。
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放送曲目リスト
| Time |
Title |
Artist |
Label |
Number |
| 7'23" |
On Green Dolphin Street |
Dakota Staton |
Capitol |
CDP 7243 8 29385 2 1 |
| 15'45" |
With Plenty of Money And You |
Tony Bennett |
Capitol |
CDP 7243 8 31755 2 3 |
| 25'40" |
Button Up Your Overcoat |
Hi'-Lo's |
MCA |
MVCM-276 |
| 39'58" |
Let's Call The Wole Thing Off |
Louis Prima & Keely Smith |
Jasmine |
JASCD 325 |
| 47'06" |
I Want To Be Happy |
June Christy |
Capitol |
CDP 954 4498 |
|