推命学というのは、実は占いの世界では比較的新しい分野。なぜなら、江戸時代まで日本人のほとんどは「姓」というものを持っていなかったから。
明治の初め、戸籍を作るために日本人全員が姓を届け出た。その姓名を見て、あるジャーナリストが画数を研究したのが推命学の始まりと言われている。
赤ちゃんが産まれたら名前を付けて届け出るというのは、親が子供に対する愛情を込めて行う一番最初の行為。そこで日本人に馴染みやすく、しかも手間が掛からない占いとして、推命学が広まっていった。
画数は、基本的に普段書いている字の画数を数える。例えば「広」という字。「広」なら5画、「廣」なら14画、もう1画多い「廣」もあるので、それは15画。どれが正しいかと言われたら、その家がずっと使っている字の画数が正しい。時々、流派によって「さんずいは水だから4画」とか「草かんむりは6画」と数える場合もあるけど、「いつも何画で書いているか」で考えれば、ほぼ間違いない。
推命学で一番重要なのは、全ての画数を足した「総格」。それ以外にも、名字の下と名前の上を足した「人格」、名前だけを全部足した「地格」、一番上と一番下を足した「外格」など、いろんな見方がある。全般的な評価は総格で決まるけれど、人格は性格や適職を表し、地格は幼い頃の様子を表す。外格なら社会的な関わり、例えばいい仕事に恵まれるかどうかが出てくる。
男女によっても、占いの善し悪しは違ってくる。総画数21画、23画、33画、39画は「頭領運」と言われて、人の上に立ってバリバリ仕事が出来ると言われるんだけど、これが女性だと、ちょっとキツすぎて結婚に縁が薄くなってしまう。一つ良いところがあれば、それが逆に仇を為す場合もあるというのが面白い。そういった意味では、バランスが取れていて良いのは31画、32画、37画。逆に注意した方が良いのは、22画、26画、28画。この辺は「受難の凶数」と言われる。
そして、女性の場合は結婚して姓が変わることが多いけど、新しい姓によっては運勢も変わるので、非常に重要。「結婚する前はあんなに可愛らしかったのに、この頃ちょっとキツくなったような…」なんてのは良くある話。よっぽど悪いようなら、普段使う通名をちょっと変えても良い。