「世界お茶まつり」のゼネラル・プロデューサーをやっている。その会期は10月5〜8日の4日間。静岡のグランシップという会場で行われる。
「お茶まつり」ならあちこちでやっているけど、「世界」と銘打って行うのはこれが初めてで、「お茶」をあえて「O-CHA」と表記するようににした。例えば、「チャイ」といえば誰でもインドのお茶だと分かる。ウーロン茶だってそう。それと同じように、「O-CHA」と言えば日本の煎茶だ、と世界に通用するようになって欲しい。そういう気持ちを込めて、「O-CHA」という表記を使っている。
中国語で「お茶」は、日本と同じような発音で「チャ」と言う。お茶の起源は、枯れた椿の葉がお湯の中に落ちてきて、仕方がなく飲んだら意外にもおいしかった事、と言われている。
中国では、お茶は基本的に白、黄色、緑、青、紅、黒の6つの色で分類される。青ならウーロン茶、緑はジャスミンティーやロンジン茶。広東省では、飲茶の時に黒いプーアール茶をよく飲む。プーアール茶は後発酵のお茶なので、寝かせれば寝かせるほど味はマイルドになって、高くなる。中には、数百グラムで何万円というお茶もあるくらい。
でも、高いお茶だと、一回の葉で何煎も出すことができる。これは中国茶に限った話じゃなく、どんなお茶でもそうなんだけど、お茶を入れるときは、一煎入れたら、最後の一滴まで出した方が良い。できれば、ふたを開けて、中のお茶葉を少し乾かしておく。そうすれば、二煎も三煎もおいしく飲める。
お茶の一煎目は、香りが素晴らしい。最近では香りを楽しむための茶碗なんてものもあって、まずそっちにお茶を注ぐ。それを飲むためのお茶碗に移すと、香り用のお茶碗の中では壁に付いたお茶が蒸発して、えも言われぬ香りを楽しむことができる。
二煎目は、甘味が出ている。それはチョコレートの甘さとは違い、人間の舌がある種の刺激を受けると感じる甘み。三煎目は、さらなる甘み。四煎、五煎…と、お茶は七煎まで楽しめる。
お茶の世界は本当に奥が深い。この素晴らしさは、体験してもらわないとなかなか分かってもらえないので、ぜひ「世界お茶まつり」へ来て欲しい。