SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
2001年3月10日の放送

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト

「TV戦国時代」

 昨年の12月から、BSデジタル放送が始まりましたが、もうご覧になりましたか?私は先日、友人の家で初めて見せてもらったんですが、とにかくスゴイものですね。
 まず驚かされるのが、奇麗な映像です。今や横長のテレビは珍しくもありませんが、解像度が倍になるハイビジョンの映像には、初めて見たら絶対に度肝を抜かれると思います。
 それに、データ放送も面白そうですね。料理番組だったらレシピを表示させたり、野球中継だったら、バッターやピッチャーのデータをいつでも呼び出したりできるようになるそうですよ。
 とにかく一度体験したら、絶対に病みつきになること間違いなしです。あちらにお詳しい方がいらっしゃいますので、ぜひそのお話を聞いてみて下さい。



  • 平林久和さん(ゲームアナリスト)の

    「セットトップ・ボックス」の話

     約50年前、テレビというものが生まれた。それからしばらくの間、つまりビデオデッキが登場するまで、テレビはテレビ番組を見るためだけの道具だった。しかし、ビデオデッキがテレビに繋がれるようになってからは、次々とテレビに繋ぐ機器が作られるようになった。1983年のファミコンを筆頭として、レーザーディスク、VHDなど、80年代初頭には様々な機器が誕生し、テレビに繋げられていった。こうしてテレビは、電波を受信する道具としてよりも、表示用の機械として使われるようになっていった。
     当然、この事は、テレビの視聴率に大きな影を落とした。紅白歌合戦の視聴率や、テレビ視聴時間の平均は、80年代を境にガクッと落ちている。以前はみんながテレビを見ていた時間に、マリオをやったり、レイダースを見る人が出てきたのだから、テレビの地位が落ちるのは仕方のないことだった。
     しかし、90年代に入って、BSやCS、CATVなどが普及しだし、放送側の巻き返しが始まる。この動きもまた、チューナーという「テレビに繋ぐモノ」を増やしていった。
     こうして今やテレビには、様々なものが繋げられ、家庭の居間にはリモコンが溢れるようになってしまった。ある意味、昔よりもいろんな事ができるようになって便利なのだが、考えようによっては非常に複雑で使いにくい状況だとも言える。そこで、全てを一つにまとめられないだろうか、という事が考えられている。
     例えば、ありとあらゆる放送や通信のデータを送受信するケーブルを引く。そして、そのケーブルの先にある家庭側の端末に、DVDやビデオのようなパッケージ・メディアの受け皿としての機能も持たせる。そういう端末を、家庭における情報送受信の最上位に置かれる道具と言う意味で「セットトップ・ボックス」と呼んでいる。
     セットトップ・ボックスは、まだ概念が考えられているだけで、現実には存在していない。しかし、ソニーのPlayStation2や、マイクロソフトのXboxは、将来的にはセットトップ・ボックスを目指そうとしている。さらに、テレビ自体が進化してセットトップ・ボックス的な存在になるかも知れないし、パソコンがそうなるかもしれない。
     何が天下を取るかは分からないが、今までのアンテナとテレビと周辺機器という状況は、そう遠くない将来、変わっていくだろう。

    【Hot Link !!】

  • Xbox(Microsoft)
  • PlayStation2(SONY)



  • 安本洋一さん(ザテレビジョン編集長)の

    「BSデジタル」の話

     去年の12月1日、ついにBSデジタル放送が始まった。それに伴い、テレビ雑誌の誌面も変わった。ウチの雑誌で言えば、BSデジタルの番組表を載せるようになった。
     番組表で「双」のマークがあるのは、双方向番組。例えばクイズ番組だったら、テレビで出したクイズに家庭で答えて、何問正解で全国で何位なのかが表示される、みたいな事ができる。
     データ放送を使った番組なら、自分のメッセージをテレビに出す、なんて事も可能。恋人への愛のメッセージを登録すれば、それがテレビに流れたり。ただし、恋人以外の全ての人にも見られてしまうけど。
     今は、BSデジタル放送を見るための機械を持っている人はまだまだ少ないけど、どうやら今年の6月のボーナス商戦あたりで、かなり安くなるらしいという噂が流れている。そこで、それに先立ち、ウチでもBSデジタルの番組案内を3月21日から強化する。まずは、番組表の行数を増やす。さらに、これまでは完全に別枠だった地上波放送とBSデジタル放送の番組表を、一つにまとめる。
     実は、番組表の行数というのはテレビ雑誌の命。「どこのテレビ誌だったら何人目のゲストまで載っているから」という基準で選ぶ人もいる。

    【Hot Link !!】

  • WEBザテレビジョン
  • BS DIGITAL FAN
  • BSデジタルのページ(「おきらく通信」)
  • キング・オブ・クイズ



  • 小原由夫さん(オーディオ・ビジュアル評論家)の

    「DVDホームシアターの作り方」

     DVDの音声は、5.1チャンネルと言って、映画館と同じ方式で収録されている。でも、それをちゃんと味わおうと思ったら、前に3個、後ろに2個、サブウーファーが1個で、計6個のスピーカーが必要になる。
     実際問題、普通の家庭でそれだけのスピーカーを置くのは無理な場合が多い。そんな時は、2本のスピーカーでサラウンドが楽しめる「バーチャル・サラウンド」がオススメ。機械の中に入っているコンピューターが計算して、擬似的にサラウンドを作り出してくれる。ただし、何個もスピーカーを使ったサラウンドなら、ある程度の範囲でサラウンドに聞こえるんだけど、バーチャル・サラウンドの場合はピンポイントで聞かないとサラウンドに聞こえないので注意が必要。
     もし、スピーカーを置ける環境にあるなら、入門者用にパッケージ・スピーカーというものをメーカーが組んでいるので、それから入ると良い。コンパクトなスピーカー5本とサブウーファーのセットで、セッティングも取扱説明書を読めば誰でも簡単にできる。
     注意した方が良いのは、昔から良いスピーカーを使っているからと、サラウンドスピーカーだけ買い足そうとした場合。前のスピーカーと後ろのサラウンドスピーカーの電気的特性が違うと、後ろに音が回った時に変に音が違ってしまい、違和感を感じることがある。だから、できればスピーカーはセットで揃えた方が良い。  安いセットのスピーカーの音に納得できなければ、本格的なスピーカーセットも売っている。だたし、スピーカーだけで20万円くらいする。DVDプレーヤーはすでに持っていたとしたら、あとはアンプに10万円で30万円。お店での実勢価格なら、約25万円。これだけ掛ければ、入門者としてはかなりハイグレードな、まっとうなDVDのホームシアターが作れると思う。
     ただし、ホームシアターを作る上で一番重要なのは、スピーカーやアンプのことなんかよりも、ご近所付き合いなんだけど。

    【Hot Link !!】

  • 小原由夫氏のAX1使いこなし術
  • ホームシアターのすすめ(「ひろっさんのほーむぺーじ」)
  • H-POINT
  • DVD Home Theater(「Masahiro's Page」)



  • 根岸豊明さん(BS日テレ)の

    「BSデジタル」の話

     今、BSデジタル放送を見ている家庭は180万世帯。12月の段階で100万世帯だったから、この3ヶ月で80万世帯も増えた。
     視聴世帯が増えたのは、いろいろな理由があるけど、一番分かりやすい理由はチューナーが十分に供給されるようになったから。最初から各メーカーはちゃんと供給しようとしたんだけど、携帯に部品を取られたりして、なかなか量産体制が整わなかった。
     さらに、BSデジタルのテレビが意外なくらい作るのが難しい機械だったという事情もあった。どれくらい難しい機械かというと、例えばBSデジタルのテレビは、パソコンのようにフリーズする。その場合、復旧の方法もパソコンと同じ「リセット」だったりする。
     もう一つ、BSデジタルのテレビで面白いのは、お酒のように「寝かせておくと良くなる」こと。衛星から、内部のソフトを改善するパッチが送られてくるので、テレビが勝手に受信して、いつの間にか性能が良くなっていたりする。2〜3年寝かせておくと、いい感じになるかも知れない。
     現在、BSデジタル放送をしているのは日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京、それからNHK。つまり、視聴者から見れば、チャンネル数は単純に倍に増えている。ハイビジョンで画像もキレイだし、絶対に見なきゃ損。
     BSデジタル放送は、16対9の横長画面で作られている。これは人間の視覚に近いので、見ていて迫力があるのだけど、作る側からすると、今までと構図が違うので、ディレクターの裁量が問われている。4対3のこれまでのテレビなら、アップの連続で迫力を出してきたけど、16対9の画面なら人間の視点に近い構図で臨場感を出すとか。
     ただし現在は、NHKの大相撲中継みたいに、一つのカメラを地上波とBSデジタル両方で使う場合が多いので、とりあえず4対3の範囲で必要な情報が伝わるようにしなければならない。だから横に長い分を、有効に使えていないケースも多い。

    【Hot Link !!】

  • BS日テレ
  • 石丸電気 BSデジタル
  • BSデジタル放送12月1日開局!〜主要放送局の取り組みを探る
    (「INTERNET Watch」)
  • Sデジタル放送への需要動向と導入意向者のプロフィール
    (「IDentsu Online」)



  • 稲葉豊さん(有線ブロードバンドネットワークス)の

    「ブロードバンド」の話

     世の中的に「ブロードバンド」と言えば、ネットワークの帯域が広くなることを指す。そして、今の技術の中で一番容量が出せるのが光ファイバー。だから、光ファイバーがブロードバンドの代名詞のように言われている。
     ブロードバンドが普及すると、どうなるか。一番分かりやすい例えなら、ホームページ上を映像がバカバカ走り回ったりするようになる。そうなると、もうテレビと変わらない。
     光ファイバーを使った100M回線なら、大筋5分程度の映像が8秒でダウンロードできる。音楽なら、5〜6分の曲が1秒。Windowsのダウンロード状況を表す棒グラフが、一瞬で走り抜ける。あれは見ていてけっこう快感を感じる。2時間ものの映画でさえも、2〜3分でダウンロード可能。この光ファイバー網を、2003年末までに全国に引くことが目標になっている。
     ただ、ウチが提供するサービスは常時接続型。しかも、オンデマンドで配信できるので、見たいとき聞きたいときに映像も音楽も手に入るようになっていく。だから、いちいちダウンロードする必然性があるのか、という問題はある。
     エンターテイメントに限らず、ビジネスソフトもネットワーク経由でダウンロードして、ネットワーク上で購入、というサービスも出てくるかも知れない。そういうことを考え出すと、ネットワークの速度は速ければ速いほど良い

    【Hot Link !!】

  • USEN BROADBAND SERVICE
  • Broadband Networking Report
  • 「光・IP通信網サービス」導入レポート(「ADSL実験室」)





    放送曲目リスト

    Time Title Artist Label Number
    9'31" I'm Sitting On The Top Of The World Bobby Darlin DISKY TC 877052
    19'00" Steppin' Out With My Baby Lurlean Hunter BMG BVCJ-234
    28'57" The Sweetest Sounds Eydie Gorme CBS/SONY 32DP 696
    37'15" Swinging Down The Lane Gisele Mackenzie BMG BVCJ-7373
    48'30" Let's Live Again Nancy Wilson Capitol CDP 79919 02

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