SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
2000年3月25日の放送内容

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト


「コスメ」

 今、女性の間で「コスメ」が大きなブームとなっている。
 そのきっかけとなったのは、1997年、化粧心の再販制度が撤廃されたこと。これにより化粧品の値引きが認められるようになり、「マツモトキヨシ」が圧倒的な支持を得る。
 そして昨年、「Boots」と「SEPHORA」というヨーロッパ版「マツモトキヨシ」(もちろん向こうが先なのだが)が銀座に上陸。広い選択肢の中から安くて良いモノを選べるようになった「化粧品」に、世の女性たちは夢中になっている、といった次第である。
 もちろん、ここAVANTIへ通う女性常連客の面々も、よるとさわるとコスメの話題で盛り上がっている。今日はその話し声に、ちょっと聞き耳を立ててみよう。  




  • 甘糟りり子さん(コラムニスト)の

    「コスメショップ」の話

     この間、渋谷の西武デパートにシャネルのオイル・コントロール・ティッシュ(油取り紙)を買いに行ったら、たまたまその日はランコムから新しいマスカラが発売される日だった。そして驚いたことに、30人以上の女の子がそのマスカラを買うために行列を作っていた。そのマスカラが人気と言うよりは、コスメ全般がブームになっている気がする。
     去年、そのブームの中心になったアイテムはマスカラだった。カラーマスカラなんてスゴイ勢いでいろんな色が出て、赤いマスカラもあったほど。変わり種としては、ボリュームを増やさずに形だけ整える「透明なマスカラ」とか、下地用の「白いマスカラ」なんてものも。この「白いマスカラ」は、黒いまつげに直接色をつけるよりも、下地を塗った方が色が映えるという効果があるらしい。私は一度試して「こんなの一々やってられるか!」と思ったけど。
     このコスメブームのお陰か、「セフォラ」とか「ブーツ」みたいなコスメ系セレクトショップが増えた。「ソニプラ」が元祖かも。そして、そういうお店に行くといつも驚かされるのが、男性の客が多いこと。特に「セフォラ」は、1階が香水で2階が口紅やアイシャドーなどのメイクアップ関連、3階が化粧水やクリームなどの基礎化粧という構成になっていて、1階は男性も入りやすいようになっている。ま、上の階も結構カップルが多いんだけど。
     化粧水やアイクリームは、女性にとってはお米のようなモノ。切らすと困る必需品。コスメ系セレクトショップなら対面販売で余計なモノを買わされることもないし、銀座のお店でも表参道のお店でも同じモノが手にはいるので、とっても便利。

    【Hot Link !!】

  • Sephora (英語)
  • セフォラ (「Ruruve's web site」内・銀座のお店の紹介)
  • Boots
  • Sony Plaza
  • マツモトキヨシ (準備中)



  • 渡辺佳子さん(コスメライター)の

    「最近のコスメ」の話

     今、どんな分野でもストリートの方が早くて強い。昔は大手ブランドが「この春はこの色です」って上から下に降りてきたけど、今はストリート系の小さな会社や個人が「この色だ!」って言っている方が支持を受けている。
     アメリカでは、若い人が個人で「欲しい色」や「欲しいアイテム」を作り、それが市場に受け入れられるケースも多い。「欲しいけど無い。仕方がないので作る」という発想で作られているので、私たちも「そういえば、こういうのって欲しかったんだよね」と思ってしまう。
     例えばある時、アメリカの大学に通うある女の子が「このサンダルに合うブルーのネイルが欲しい」と思ってロサンゼルス中を探したけど、どうしても見つからなかった。そこで自分の家のキッチンで色素を作って使っていたら、「それ、どこの色?」と聞く人があまりに多かった。そこで商売になると思って始めたのが『ハード・キャンディ』。こんな感じで、今は使う側にいて「まだ作られていないモノ」を見つけないと、当たる商品が作れない時代だと思う。
     また、これが不思議なモノで、作られてみて初めて「あ、コレなかったよね」と気が付かされる事が多い。「ないもの」を見つけられる人は天才だと思う。
     私が今注目しているブランドは、3月に日本に来たばかりの『トニー&ティナ』。「アンソニー」のトニーと「クリスティーナ」のティナの二人が作ったブランドで、二人はニューヨークのダウンタウンに住むアーティスト。顔中にピアスをしているヒッピーなんだけど、インド哲学を取り入れた色使いが面白い。なんでも「チャクラを刺激する色」があるんだそうで、その色をネイルにして毎日見ていると良いらしい。見た目もすごくカワイイし、面白いと思う。

    【Hot Link !!】

  • HARD CANDY (「ELLE ONLINE」内の紹介記事)
  • TONY & TINA (英語)
  • コスメティック
    (「DEPOT」商品カタログ内・トニー&ティナやハードキャンディを扱っている)



  • 山咲千里さん(女優)の

    「スター」の話

     『ラ・ヴィ・ドゥ・トランタン』に、ハリウッド女優の美しさの秘密を、彼女たちの人生観を通して紐解いていくという記事を書いている。
     お化粧のことを言えば、昔のハリウッド・スターはバックのメイクアップ・チームが最強だった。聞くところによると、マックス・ファクターが最初の固形ファンデーションを作ったのは、『風と共に去りぬ』のビビアン・リーのためだったとか。
     そしてそのマックス・ファクターという会社も、映画のための最新兵器を作ってきた化粧品会社。ハリウッドでも選りすぐりのメイクアップ職人たちの要求に応えるべく、スクリーンで綺麗に映るにはどうしたら良いかを常に追い求めてきた。例えば「落ちない口紅」が良い例。あれは元々、キスシーンで口紅が落ちないように開発されたモノ。決して浮気している男性が困らないように作られたものじゃない。
     スターと言えば、カトリーヌ・ドヌーブをパリで見掛けたけど、向こうのスターはコソコソしてない。レストランの窓際の一番目立つ席に座って「私はココよ!」とオーラを放っていた。
     マライア・キャリーもそうだった。飛行機に乗ったら、一番前の席に座っている女性がやたらと振り返って、また「私はココよ!」みたいなオーラを出している。誰かと思ったら、なんとマライアだった。この時はさすがに「あの私、CD3枚持ってます……って、英語でなんて言えばいいんだっけ〜」なんて一瞬頭の中がパニックになったけど、ふと「でも、わざわざアピールしてるマライアに対して、そんな態度をとったら負け?」と考えて、グッと堪えた。

    【Hot Link !!】

  • ラ・ヴィ・ドゥ・トランタン
  • MaxFactor (日本語)
  • Senrinteractive (公式ページ・山咲さんのコラムなど)



  • 平塚美智子さん(広告代理店)の

    「コスメの広告」の話

     最近の化粧品は、広告に発売日が載ってたり、発売日に行列を作ったりして、一番最初にそれを使って周りの人にオススメしたい、みたいな雰囲気が強くなっている。その影響か春夏物の新作も、昔だったら3月くらいに出ていたのに、最近は2月発売になったりして、いくらなんでも早すぎない?と思うこともある。
     それから、最近変わったと言えば女性誌の広告。コスメブームに乗って化粧品の広告が増えた事もあるけど、雑誌の規制が緩くなって、ちょっと変わった広告が多くなった。表紙が折り込みになっていて開くと広告になっているとか。口紅や香水のサンプルが付いている広告も多い。この間は某雑誌に洗顔クロスのサンプルが付いていて、雑誌の値段よりもサンプルの方が高い、なんて事もあった。これからは雑誌を買う前に、サンプルをチェックした方が良いかも。
     広告だけじゃなくて、一冊丸ごとコスメ特集を組む雑誌もある。その場合は雑誌の間にカタログを挟み込んでいる事が多いんだけど、読者の中にはお店にそのカタログを持ち込んで「○○番下さい」と言う人もいる。昔は「今年の春はピンク」と言われたらピンクを買えば良かったんだけど、今は技術が進んでピンクだけでも100色ぐらいあるので、そうも行かない。だから最近は「今年の春は○○番!」と言う。

    【Hot Link !!】

  • JJ-Online
  • CanCam online
  • ELLE ONLINE
  • ef ONLINE
  • フォーミング マッサージ クロス (洗顔クロス)



  • 愛華みれさん(宝塚花組)の

    「男役のメイク」の話

     普段から男っぽいわけではないんだけど、楽屋で男役の化粧を始めると、言葉遣いや振る舞いが段々男っぽくなっていく。女役の人に「〜〜ですか?」と聞かれて「おう」と答えてしまったり。
     演じる役によっても違うんだけど、ヒゲをつけるような役だと、かなり男っぽくなる。今は髪を下ろしているけど、これをリーゼントにした途端、グッと気合が入る。鏡に向かって眉を太くしたり肌を浅黒くしたり、特にスーツを着てネクタイをキュッと締めたりすると、会社へ向かうサラリーマンみたいに「行くぞ!」という感じになる。
     ただ、男役を演じるようになってから一つだけ困っていることがある。それはスカートをはけなくなってしまった事。いつもズボンをはいているので大股で歩く癖が付いてしまい、タイトスカートなんかだと、つっかえてしまって歩けない。
     一旦、舞台で男性になってしまうと、ステージが終わってもしばらく男性のまま。お風呂に入って汗やお化粧を洗い流して、それでやっと普段の自分に戻る。

    【Hot Link !!】

  • 宝塚歌劇
  • 【源氏物語 あさきゆめみし】(公演の案内)




    放送曲目リスト

    Time Title Artist Label Number
    9'51" But Not For Me Sylvia Tells Universal Victor MVCJ-19209
    20'00" Gente Ahos Dorados SIESTA SIESTA 106
    32'38" Goodbye Sadness Astrud Gilberto - Walter Wonderley verve 324 557 449-2
    42'14" Lobo Bobo Paul Wonder with Carlos Lyra Sony Records SRCS 7154
    47'29" :omda Em Notice Linda Os Tres Brasileiros 東芝EMI TOCP-8266

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