「オリンピック」
9月15日に開幕するシドニーオリンピックへ向けて、予選会や代表選考会もたけなわである。
例えば明日、3月12日午後12時5分にスタートする名古屋国際女子マラソンは、最後の女子マラソン代表選考レースも兼ねている。注目の選手は世界歴代5位にして日本最高記録を持つ高橋尚子。だが彼女も、2時間23分を切らなければシドニー行きに黄色信号が灯るという厳しい状況に追い込まれている。彼女の能力を持ってすれば十分に達成可能な数字ではあるが、何が起こるか分からないのがマラソン。明日のレースは必見である。
一方、アジア予選を辛くも勝ち抜いた野球では、シドニーへプロ選手を送るかどうかで大揉めに揉めている。現在の所、協力的なパ・リーグと、巨人のごり押しに腰の引けてしまったセ・リーグという構図になっているが、それでは本当にイチローや松坂が参加してのパ・リーグオールスターが結成され、予選に参加した古田や野村はシドニーへは行かないのかというと、まだまだ二転三転ありそうな雰囲気。こちらも目が離せない。
サッカーでは今や文句無しにワールドクラスとなった中田英寿を中心に、史上最強メンバーで上位進出のチャンスをうかがう。柔道の田村亮子は悲願の金メダルに挑み、伊東浩司はアジア初の100m9秒台と決勝進出を狙う。
4年に1度の祭典、オリンピックまであと半年。今回も大いに楽しめそうな予感がする。今日はそのオリンピックの話に、聞き耳を立ててみよう。
ヨーコ・ゼッターランドさん(元プロバレーボール選手)の
「バレーボール」の話
最近、バレーボールのルールが大きく変わった。
まず去年の5月に行われた全日本選手権から「ラリーポイント制」が導入され、サーブ権がなくても得点が入るようになった。この制度はミスに厳しく、そのチームが技術的に洗練されているかどうかが如実に現れる。そして実力の低いチームが波に乗って一気にセットを獲ってしまうこともあり、流れの傾き方が非常に激しい。
「波」とか「流れ」というのは、一言でいうとメンタル。一方が「押してる」と感じているときに、もう一方が「いや、ウチが押されるはずはない」と思っていれば、押してきていてもスグに跳ね返せる。ところが誰か一人が「あ、ウチはそこが弱いんだよな」と感じてしまうと、チーム中にその弱気が伝染してしまう。
そういうネットを挟んでの「気」の押し合いを、選手は非常に強く感じながらプレーしている。監督が「気合だ〜」なんて言っているのも、あながち的外れではない。
ネットを挟んで選手が完全に別れているスポーツはバレーボールぐらい。サッカーもバスケットも選手が入り乱れているので、一つ一つの局面を見れば個人の力に依存している瞬間が存在する。ところがバレーボールは、常に6対6の戦い。だから相手チームに一人、穴になる選手、例えば弱気な選手や怒って冷静さを欠く選手がいたら、全員でそこを攻撃する。
昔から日本の団体スポーツでは「和」を尊ぶ伝統があるけど、その前にまずピンチに動じない「個」があるべき。その「個」が6人集まって、はじめて1×6の6以上の力を持ったチームが生まれる。
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オレンジアタッカーズからの旅立ち(「Number Web」内)
ヨーコ・ゼッターランド(「それいけ!Vリーグ」内・ファンサイト)
金子達仁さん(スポーツライター)の
「オリンピックと日本のスポーツ」の話
オリンピックは、日本のスポーツを大きく歪めてしまった諸悪の根元だと思う。
オリンピックが悪いワケじゃない。しかし、クーベルタン男爵の有名な「参加することに意義がある」という言葉を日本人は完全に誤解し、スポーツというモノを大きく歪めてしまった。
クーベルタン男爵の言葉の裏には、オリンピックに勝利至上主義がはびこり、裏工作や脅迫などのいろんな事件が起き始めていたという背景があった。そこで「勝ち負けは大事かもしれないが、それ以上に人間として大事なことがあるんじゃないか」と呼びかけたのがあの言葉。
それを日本人は「結果が大事なのではない。過程が重要なんだ」と勘違いしてしまった。その結果、フランスW杯に向かうサッカー日本代表にどんな言葉が投げかけられたか。「自分たちのサッカーをやってきて下さい」「楽しんできて下さい」。僕から言わせれば、そんな言葉は「クソッタレ」。彼らに対して「勝て」以外の、どんな言葉が必要だというのか。
プロは勝ちにこだわるけど、アマはそうではない、という風潮も日本にはある。これも間違っている。プロ野球であろうと草野球であろうと、「勝つ」事に対する執念は変わらない、はず。違うのは技術のみ、のはず。少なくとも、オリンピックを産んだヨーロッパではそう。草サッカーをやっていても、すぐにつかみ合いの喧嘩になる。ところが日本の草野球では、エラーした奴がヘラヘラ笑っている。そこでムキになるのは、格好悪いと考えられている。
柔道の山下さんが強かったのは、負ける恐怖をリアルに思い浮かべることが出来たからだと言われている。日本のスポーツに決定的に欠けているのは、この「負ける恐怖」、別の言い方をすれば、「勝たなくてはいけないプレッシャー」だと思う。
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〜金子達仁のサッカーコラム〜 グリーンカード
クーベルタン男爵(「YOMIDASUランド」内)
夏季オリンピック・クイズ(「クイズノート@大岡ゆたか」内)
平馬淳さん(東芝野球部)の
「オリンピック・アジア予選」の話
シドニーオリンピックのアジア予選でプロの選手と一緒に闘ったわけだけど、みんな「オレはプロだ」みたいな部分は全然なくて、全日本の一員として一緒に頑張ってくれた。
正直、プロの選手が来てポジションを奪われることには大きな抵抗があった。来て欲しくない、と考えていた時期もあったほど。でも実際に韓国や台湾を相手に闘ってみたら、「やっぱり居てくれて良かったかな」と。ベンチから見ていて、「おぉ、本当に松坂が投げてる」とか、結構お客さんと同じノリで試合を見ていた瞬間もあった。
古田さんは意外と熱い人で、本当に負けず嫌いだった。ベンチに帰ってくると「ちくしょう!」とか、テレビを通しての表情では分からないと思うけど、かなり熱くなっていた。
そういえば台湾戦で、僕が一打サヨナラという場面で打席に立った時、ふっとスコアボードを見上げたら、8時58分だった。そこで思ったのが、「あ、テレビ中継終わっちゃったな」という事。54分くらいまで中継をやっていても、その時間はもうニュースになってるはず。「せっかくみんなビデオを録ってくれるって言ってたのに、ココで打っても誰も知らないんだなぁ」と思ったら、一気に気が楽になった。
それでサヨナラヒットを打てたのかもしれないけど、帰ってきたらやっぱり松坂の方が新聞の扱いとか大きくて。ちょっと悔しくて、話題作りのために松坂にキスをしてみたりもした。
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遊撃手 平馬 淳(「日本野球連盟HP」内)
松坂 五輪当確! 日の丸エース13K完投(「Mainichi INTERACTIVE」内)
軽部真一さんと大塚範一さん(アナウンサー)の
「オリンピック実況」の話
僕(軽部さん)は子供の頃からスポーツ実況オタクだった。
1976年、モントリオール・オリンピックがその始まり。競技だけでなく、実況込みで僕の脳裏に焼き付いて、離れることがない。
あの時の実況陣は、僕の記憶では8人ぐらいしか居なかったはず。まず北出清五郎さんと鈴木文弥さん、この二人が両巨頭。相撲の北出さんと野球の鈴木さん、この二人が野球でも相撲でもないオリンピック種目を実況するのがたまらなかった。それから羽佐間正雄さん、西田善夫さん、向坂松彦さん、島村俊治さん。この6人がNHK6人衆。そして、テレビ朝日から三好康之さんと、フジテレビから山田雄二さん。この8人がモントリオール・オリンピックのテレビ中継で実況をした人々。
一番印象深かったのは、やっぱり「コマネチ!」で有名な向坂さんの実況。男子体操の実況は鈴木文弥さんで、女子が向坂さんだったんだけど、これが良かった。もし男子が向坂さんで女子が鈴木さんだったら、ちょっと違ってた。コマネチが「白い妖精」として日本であれだけ人気を博した陰の立て役者は、向坂さんだったのではないかと思う。向坂さんの声は非常に爽やかで明るく、華がある。その声で「なんと、10点を出しました、段違い平行棒。手元に資料はございませんが、私はこのオリンピックで10点という得点を見るのはこれが初めてです。スタンドのお客さんも、ただ拍手拍手。ルーマニアの白い妖精、ナディア・コマネチに送られております」とやった。あんまり興奮せずに、手元に資料がなくても冷静に実況したのが素晴らしかった。
山田さんの実況なら、ボクシング。スーパーヘビー級のテオヒロ・スティーブンソンの実況が良かった。「シモンはまったく手を出しません。スティーブンソンのパンチを警戒してか、シモンはまったく手を出しません。このまま行きますと、非常に不本意な試合になります。シモンはまったく手を出さない……パンチ!ダ〜ウン!!さすがに強い、テオヒロ・スティーブンソン!」っていう実況が、僕の脳裏に強烈に残っている。
当時はビデオもあまり普及していなかったので、カセットテープに音だけ録って、いまでも大事に保管している。
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日刊スポーツ・長野五輪(オリンピックの名実況など)
アナウンサープロフィール 軽部真一です!(「フジテレビHP」内)
坂本雅弘さんと佐藤均さん(日本旅行)の
「シドニーオリンピック」の話
オリンピックのツアーは、4月の上旬ぐらいから発売される。予約などの受け付けもこれからなので、見に行きたいという人はまだまだ大丈夫。
おおよそ、1週間くらいのツアーで40万円から50万円くらいの値段設定になると思う。オリンピックの競技を見つつ、ゴールドコーストやメルボルン観光を組み合わせたツアーが多くなるのでは。なるべく日本が出る試合を押さえようとはしているみたいなんだけど、サッカーとか野球は試合数が限られている上に、組み合わせが決まるのが5月。5月まではツアーも決定できないので、ウチとしてもちょっと困っている。多分、サッカー観戦ツアーは別枠で、5月以降の募集になるだろう。
4月からオリンピック開催まで、お客様のニーズに合わせて様々なツアーが登場する。例えば女子マラソンなら、まずはスタジアムで観戦できるツアーを用意している。さらに、どうしても沿道で応援したいという人が多ければ、そういうツアーも用意する。オリンピックの楽しき方は色々あるので、楽しみにしていて欲しい。
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日本旅行ホームページ
Official Site of the Sydney 2000 Olympic Games (公式サイト・激重につき注意!)
オリンピック関連情報 ■豪州屋便利帖(とにかく便利なリンク集)
放送曲目リスト
| Time |
Title |
Artist |
Label |
Number |
| 10'12" |
Real Live Girl |
Matt Monro |
Capitol |
7243 8 55392 20 |
| 19'17" |
Please Don't Talk About Me When I'm Gone |
Dean Martin |
Capitol |
CDP7243 8 29389 2 |
| 29'32" |
Do You Think Of Me |
Gisele Mackenzie |
BMG |
|
| 40'53" |
Alright, Okey. You Win |
Peggy Lee |
Capitol |
7243 8 54543 25 |
| 46'43" |
It's A Wonderful World |
Frank Sinatra |
Reprise |
WPCP-4681 |
|