SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
1999年10月23日の放送内容

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト


「メンテナンス」

 「形あるものは、いつか壊れる」という言葉は昔から言い古された真実ではあるが、手入れ次第で物はいくらでも長持ちするというのもまた真実。たとえ古くなって、最新型に比べて性能が劣ったり、デザインが古臭くなっても、やはり手に馴染んだ道具が一番である。長く使い込んだ道具には、自分の癖と経験と、そして愛着が染み込んでいるのである。
 手入れすると言っても、それほど難しいことではない。車であれば、海に行った後は洗車して砂や塩を落としてやるだとか、こまめにオイルを換えてやるだとか、週に一度は動かしてやるだとか、その程度のことで車の保ちはずいぶん違ってくる。
 今日は隣の席から聞こえる「メンテナンス」の話に耳を傾け、家に帰ったら普段あまり顧みることのなかった相棒たちの世話を焼くとしよう。





  • エド山口さん(タレント)の

    「ギターのメンテナンス」の話

     今持っているギターは10本程。でもギターは弾くために持っているので、収集するのが趣味ではない。だからギターのメンテナンスは結構こまめにやっている。そのメンテナンスは、車で例えればアクセルワイヤーだとかブレーキだとかタイヤのバランスであるとか、走るために必要な部分さえしっかり整備してあれば良いわけで、ピカピカに洗車しようなどとは思わない。だから僕のギターは禿げだらけでも、糸巻き、ピックアップ、アーム、微チューニング、ボリュームなどはちゃんとメンテナンスしてある。それから車のオイル交換に当たるのが、弦の交換。僕の好みはガスの弦なんだけど、昔は一回使ったテスコの弦を、ぬるま湯で拭くというメンテナンス方法もあったらしい。僕は車もわざわざマニュアル車に乗っているように、ギターも手の掛かるギターの方が好き。だからロックナットでアームを下げてもチューニングが狂わないようなギターよりも、糸巻きの危うさがの方が楽しい。

    【Hot Link !!】

  • C. F. Martin & Co., Inc.
  • Gibson Musical Instruments
  • Fender
  • DiGiMART(楽器の中古売買等)
  • PLAY THE GUITAR(ギター講座)
  • GUITARISTA(ギター講座やメンテナンスについて)



  • 夏木陽介さん(俳優)の

    「車のメンテナンス」の話

     僕は63年前のジャガーに乗っている。オーストラリアの友人が、「良い車を見つけたんだけど、とりあえず送っといたから」といきなり送りつけて来て買わされたモノなんだけど、税関で新車の税金を払わされたくらいキレイな車だった。F1チームのジャック・ブラバムでエンジニアをしていた人が組み立てたモノなので、エンジンも快調そのもの。一応、10日に一回はエンジンを掛けて、オイルを循環させるメンテナンスだけはしている。ベンツの300SLという車も持っていて、これは40年くらい前の車なんだけど、そろそろこの手の車は持っていること自体が重荷になってきた。ちゃんと乗ってあげられる人が持っている方が車も幸せだろうなと感じることも多くて、夜中に帰ってシートをかぶっている車の前に立つと、「ゴメンな、そのうち乗ってやるからな」と心の中で謝っている。でも車に関しては本当に浮気性で、マーチが欲しくなったりNSXが欲しくなったり、ビートが欲しくなったり、次から次へと欲しい車が出てくる。結局買ったのはミニ・クーパーだったんだけど、5速ミッションに改造しようとして、「高速を5速で走りたいなら、他の車に乗れ」と友人に止められて諦めた。

    【Hot Link !!】

  • ジャガー大好き会議室
  • Car Maintenance Manual(車のメンテナンス講座)
  • カーライフ便利帖(自動車用品のインプレッション等)
  • Fast & First(車やパソコン、熱帯魚など、様々な情報)



  • 海和俊宏さん(プロスキーヤー)の

    「スキーのメンテナンス」の話

     我々の時代は1本のスキーをどうチューンするかという勝負だったけど、今のプロスキー選手は雪質・コース・セッティングに合わせてスキー自体を変えている。だからスキーの試合におけるチューンナップの重要性というのは、昔よりも遙かに重くなっている。年間40試合以上をこなす中で、スキーのセッティングが完璧に合うのは、1試合あるかないか。それが勝負の分かれ目になることもある。
     僕は選手時代、スキーのチューンナップは全て自分で行っていた。子供の頃からずっと自分でやってきたので、他人に任せるのがどうにも不安だった。もちろん、今の選手はもっと恵まれていて、試合前は自分のコンディション作りに専念して、スタートに行ったら専門家がちゃんと仕上げてくれたスキーを渡してもらえるようになっているんだけど、逆に言えば、今の選手より僕の方が道具のメンテナンスに関しては上だと思う。そういうことを覚えていくことは、そのスポーツの楽しさを知ることでもある。技術の伸び悩みの原因が、道具であることも多い。

    【Hot Link !!】

  • SKINET(月刊スキーグラフィックのHP。スキーのチューンナップ講座も。)
  • Orient(「ヤスリ」の会社。スキーのチューンに関する情報も。)
  • Nobuchika's Homepage(スキーや車のサイト。チューンナップ"高"座。)



  • 北村秀幸さん(パブ「ソッカイ」マスター)の

    「釣り道具のメンテナンス」の話

     釣りに行かないときも、釣り道具のメンテナンスだけは欠かさない。ある時、あまりにも頑丈なリールがあって、いい加減壊してやろうかと思ったコトがあった。本当に丈夫で長持ちしたリールだったんだけど、一回水洗いを忘れただけで壊れてしまった。やっぱり道具というのは、丈夫なようでとてもデリケート。ちゃんとメンテナンスしてやれば何年も保つけど、ちょっと忘れただけで簡単に壊れてしまう。毎日使ってエンジンを掛けている車はなかなか壊れないけど、1ヶ月に一度しか動かさない車は傷みが早いのと同じかも知れない。
     一度やり出すと夢中になってしまうもので、パプアで30ポンドの糸を20ポンドに替えようとしたら、800mの糸をリールに巻くだけで3時間。それからダブルラインを取って、リーダーを作って、ルアーの針も3本研がなきゃならなかったりして、気がついたら明け方だった。道具に自信がなければ、デカイのが掛かったときに絶対に獲れない。人よりも大きいのを獲ろうと思ったら、それなりの努力はしなきゃ。

    【Hot Link !!】

  • 究極のリールチューニング(「Sport Fishing with Isseki Nagae」内)



  • 永井隆正さん(サイクルショップ「光風」)の

    「自転車のメンテナンス」の話

     お客さんのガレージに行くと、スナップオンとかベータを持っていて、ウチの店より凄いんじゃないかというコトもある。やっぱり男性は道具好きというか、自転車のメカニカルな部分に惹かれるらしい。メンテナンスのしっかりした自転車というのは乗っていて気持ちの良いもので、ガンガン漕ぎながらギアの変速もピッと決まってくれる。変速機の調子が悪いのは、大抵ワイヤーが伸びていて、変速レバーを動かしても後ろの変速機がギアに対して適正な幅だけ移動してくれないのが原因なので、ワイヤーを調整してやるだけで全然違う。そういった自転車が動く仕組みを意識してちゃんと調整して貰えれば、自転車はもっと快適に乗れる。こう言うと難しそうだけど、やってみると意外と簡単。最近では自転車は部屋に持ち込んで、調整をしたり部品を換えたりして楽しんでいる人も増えている。

    【Hot Link !!】

  • Pegasus Cycling Club(自転車に関する様々な情報。自転車かいぼー学等。)
  • 日々是銀輪(「自転車徹底改造講座」がオススメ)
  • ハンズノート - 自転車のメンテナンス (東急ハンズのサイト内)




    放送曲目リスト

    Time Title Artist Label Number
    7'38" This Can't Be Love Pat Moran BETHLEHEM COCY-75743
    17'48" Jump For Joy Peggy Lee Capitol 7243 8 54543 25
    29'21" You're An Old Smoothie Margaret Whiting Capitol 7243 4 93064 24
    23'42" What'll I Do? Ann Gilbert BMG BVCJ-7368
    34'32" Who Cares Kate Smith Curb D2-77475
    43'56" Bicycle Livingston Taylor Coconut Bay COCO147

  •