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「麻布十番祭り」
只今「麻布十番祭り」の真っ最中。右の写真は、AVANTIの出店の様子である。今年も出店では、名物・ペンネアラビアータにワインやビール、カフェラテなどを販売している。ピリリと辛いペンネとよく冷えたワインの組み合わせは、AVANTI自慢の一品。祭りは明日、日曜日までやっているので、機会があったら是非お立ち寄りいただきたい。 さて、土曜日の夕方、いつもの時間は、出店の周りにも常連客の姿がちらほら見られたようだ。その話をこっそり盗み聞きしていたのは、いつもの紳士だけではなかったとか。一体、どんな話が聞けたのだろうか。いつもの10倍は交わされたであろう様々な話の中から、気になる人たちの話を今日はお届けしよう。
私の実家でも毎年、近所の公民館で夏祭りが開かれていた。そのお祭りではカラオケ大会が名物になっていて、ウチのお爺ちゃんなんかも常連だった。ところが小学校4年生の時に、母親がいきなり「今年は出るわよ、申し込んでおいたから」と言い出した。どうやら、私と妹の分を勝手に申し込んでしまったらしい。引っ込み思案だった私は嫌で嫌でしょうがなかったのだけど、母に「曲も、あみんの『待つわ』決めておいたから」と言われて断るに断れず、ズルズルと夏祭り当日を迎えてしまった。舞台に上ると、そこには私の想像以上のお客さんが。しかも「あれ?高橋じゃねーか?」「里華ちゃん、がんばってー!」などと、同級生の声も聞こえてくる。仕方なく私は蚊の鳴くような声で歌って、そそくさと帰ってきた。でも終わった後、舞台で受けた拍手や歓声が、意外なくらい気持ちがいいことに気がついた。そして次の年からは、自分からやりたいと言い出すようになってしまった。今の仕事をするようになったのも、その影響だと思う。人生を変えた『待つわ』だった。
お祭りって、なぜか血が騒ぐ。普段は人混みは嫌いなんだけど、お祭りだけは別。人混みと活気とザワザワしている雰囲気が好き。浴衣を着て好きな人と歩けたら、もう最高。ウチの今井も婚約したので、私も負けずに頑張らねば。できれば日本全国の お祭りを回りたいと思っている程で、これはもう出店で働くしかないかも。お祭りで売っているものの中では、「あめ」が一番好き。アンズ飴、綿飴、飴細工…、お祭りに行くと、全部制覇しないと気が済まない。飴細工は、いつもイルカなんかを作ってもらって、夏の間中、部屋に飾る。それが夏の終わり頃になって溶けてきた頃に、「夏も終わりだな…」と実感しながら食べる、というのが毎年の恒例。金魚すくいも好きだけど、得意なのはスーパーボール釣りの方。そして夏祭りといえば欠かせないと思うのが盆踊り。子供の頃は盆踊りの音を聞いただけで、違う町内会の盆踊りにも出掛けていったものだった。夢にまで出てくるほど、盆踊りは大好き。
浴衣って歩きづらい。しかも暑い!それでもやっぱり夏って、祭りって最高!!私の「彩夏」っていう名前は初夏に生まれたコトにちなんで付けられた名前で、そのせいってワケじゃないけど、やっぱり私は夏が好き。でも私の夏の楽しみ方は、ちょっと変わっている。クーラーを止めて、窓を開け、ジリジリとした暑さの中、身悶え一つせず、横になって、べっちょり汗をかく。毎年7月にそれをやって、初めて夏を実感する。寝るときもあえて扇風機をタイマーで切って、じっと暑いのを我慢していると、ふっと吹いてきた風に「あ〜、いい風!!」と感じるのがたまらなく好き。この楽しみは、誰も理解してくれないんだけど。それから夏のちょっと前、潮干狩りの時期に、人里離れた誰もいない浜へ行って、朝から暗くなるまで一人で貝を掘り続けるのも楽しい。最初は普通に潮干狩りをしているだけなんだけど、ひたすら掘り続けているうちに、貝と同一化していくというか、どこに貝がいるかも分かるようになってきて、一面の私の貝たち、みたいな感覚を覚える瞬間が絶頂。
私(来栖さん)が5代目ミニスカポリスで、私(望月さん)が6代目。あの番組のロケは朝から晩まで、3本撮り4本撮りは当たり前なのでホントに大変。しかも出たがりのプロデューサーがいて、この人がまた困りモノ。『脱げ脱げ星人』とか『警視総監』とかの役で出てきては、服を脱げと強要するので、たいてい最後は水着だけにされてしまう。泣いた回数は数知れず、泣きっぱなしと言ってもいいかもしれない。私(来栖さん)は一番年下なのにリーダーだったので、いろんなしがらみというか、大変なことが多かった。この番組に耐えられれば、後は何があっても恐くないという、ある意味、ステップアップのためにはいい番組なのかも。仮にもリーダーと呼ばれるので頑張ろうとすると、一人で目立とうとしているかのように言われたり、佐藤珠緒サンなんかを引き合いに出されて「先輩はもっと頑張っていたぞ」と言われたり。あの番組は本当に大変なんです。
『蒲田行進曲』で、つかこうへいさんの舞台に立った。これまで仕事してきたドラマなんかは撮り直しも可能だし、ある程度誤魔化しがきいた。でも舞台はそうはいかない。だからつかさんは演技の小細工は教えずに、僕が今まで持っていたフラストレーションやコンプレックスを引き出すことで、演技を指導してくれた。つかさんがストーリーとは関係ないあるセリフを僕に向かって当ててくると、僕の隠していた本当の心に触れてくる。そうすると、本気で怒ったり優しい気持ちになれる。その気持ちを舞台にぶつけろと言われた。つかさんはよく舞台をF1に例えるんだけど、車庫入れがどんなにうまくても、それをお金を払って見に来るヤツはいない。F1は、思いっきりエンジンを吹かしてコーナーに突っ込んで行くから金が取れるんだ、というのがつかさんの持論。だから舞台では絶対にブレーキを踏むな、と教えてもらった。
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