SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
1999年8月7日の放送内容

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト


「怖い話」

 AVANTIのすぐ近くに、暗闇坂という名の坂がある。そしてその暗闇坂の途中には、庭に大楠が植えられた洋館が建っている。
 江戸時代、暗闇坂は刑場であり、罪人の血を吸った大楠からは、人の声が聞こえると言われていた。そして戦中に、女の子の死体が大楠の枝にぶら下げられるという事件が起こって以来、その大楠は人を食べるという噂が絶えない……というのは、実は島田荘司のミステリー小説『暗闇坂の人喰いの木』の舞台設定である。
 実際に暗闇坂が刑場であったかどうかは分からないが、少なくとも暗闇坂にはその怪しげな名から生まれたのであろうと思われる、不気味な噂が多い。怖い話を聞いた後で、一人で通るにはかなり勇気がいるのだが…
 ま、帰り道のことはその時に考えるとして、やはり夏といえば「怖い話」は欠かせない。とりあえずは隣の席の怖い話に、耳を傾けてしまおう。




  • 中村有志さん(俳優)の

    「ホテルの怖い話」

     別に霊感が強いというわけではないのに、ホテルに泊まると必ずと言っていいほど怖い目に遭う。名古屋のホテルに泊まった時のこと。フロントでキーを貰い、エレベーターで上がっていったら、部屋に入る前から嫌な感じがする。そのままフロントに戻り、「このホテル、変な部屋はないでしょうね?」と聞くと、「お客さん、ホテルなんだから変な部屋の一つや二つ、どこのホテルにもあるんじゃないですか」と開き直られてしまった。仕方なくその部屋に泊まり、マッサージのおばちゃんに話を聞くと、その部屋は昔、首吊り自殺のあった部屋だという。いざ寝ようとしても、目を閉じると顔の前に何かが居る気配が。怖くて怖くて、一睡もできなかった。ホテルの部屋から電話をしたら、話し相手が「あれ?そこの誰か居るの?」と言い出したコトもあった。「いや、誰もいないよ」と答えると、「だって、さっきから横で『オ〜イ』って呼んでるわよ」だって。

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  • 中村有志の逆襲(オフィシャル)
  • Melting Pot Home Page(名古屋の怖い話等)



  • モーリさん(占い師)の

    「実際に体験した怖い話」

     コレは実際に私がみた話なのだが、池袋に制服を作っている会社があった。ココで仕事中に、従業員が泡を吹いて倒れるという事件が続いた。それで4人が亡くなり、これはおかしいということで、社長が私の所に相談が来た。仕事が終わった後だったから、たしか12時過ぎ。その会社を訪ね、ドアを開けると、正面の階段に少年が座っていた。ジャイアンツの帽子をかぶり、ゆっくり首を振りながら何か喋っている。しかし、よく見るとその少年は顔の半分がない。「なに?」と語りかけると、言葉ではなく雰囲気で「水が欲しい」と言っているのが分かった。社長にお願いしてコップに水を汲んできてもらい、そのコップを階段においたら、少年はゆっくり微笑んだ後、スーッと消えていった。社長に話を聞くと、5年ほど前、そこでは火事があって子供が亡くなっているのだとか。そしてその子供は、ジャイアンツが好きで、いつもジャイアンツの帽子をかぶっていたらしい。その後、事件は起こらなくなったそうだが、その帽子だけがやけに印象に残っている。

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  • 怪異・日本の七不思議
  • メールマガジン おばけ情報通信局



  • 池田香代子さん(翻訳家)の

    「都市伝説系の怖い話」

     最近流行っている都市伝説が『電気つけないで良かったな』という話。ある大学のサークルの仲間が集まって、一人暮らしの人の部屋でコンパをした。そしてコンパも終わったその帰り道、一人がバッグを忘れたことに気がついた。その部屋に戻ると、部屋の主はもう寝てしまったのか、電気が消えている。電気をつけて起こすのも悪いと思ったその人は、手探りでバッグを探し出し、そのままそっと帰った。その翌朝、その部屋の前を通りかかると、警察がロープを張って、何やら様子が物々しい。どうやら強盗殺人があったらく、しかも被害にあったのは昨日コンパをした友人だった。友人だということで、警察の人に詳しく話を聞くと、変な置き手紙があるのだが、その意味がよく分からないのだとか。その置き手紙を見せてもらうと、「電気つけないで良かったな」と書いてあった……。実はこの話、ヨーロッパやアメリカにも伝わる、けっこう有名な都市伝説。オリジナルの方はお婆さんと犬の話で、それが設定やディテールを変えて、リアリティを感じさせる話になって、日本でも流行っている。

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  • 都市伝説研究会
  • @@KODOMOSO UrbanLegend@@



  • 中村有志さん(俳優)の

    「本当に怖いもの」の話

     南麻布のとあるマンションに引っ越したときの話。引っ越しをしてしばらくすると、やたらとラップ音が鳴ることに気がついた。しかも奇妙な夢を見るようになって、見知らぬおじちゃんが僕に向かって「出ていけ!」と怒鳴るのを、これまた見知らぬおばちゃんが横で止めているという変な夢。これはおかしいと思い、隣の隣に住んでいた某演歌歌手に話を聞いたところ、かつてその部屋には管理人さんが住んでいて、その管理人さんが亡くなって以来、その部屋に入った人は皆すぐに引っ越してしまうのだとか。そこで付き合いの長い霊能師に来てもらい、お祓いをしてもらったところ、奇妙な現象は一旦収まった。ところがそれからしばらくして、ウチの前に変な土団子が2つ置かれていた。それを見たときに嫌な予感がして、また霊能師に来てもらったら、今度は呪いにかけられたのだと言われた。実際、子供が発疹したり、またあの奇妙な夢とラップ音が始まったので、またお祓いをしてもらった。ところが今度は、何度お祓いをしてもらっても、その度に土団子が置かれてしまう。困り果てていると、あるとき妻が気がついた。「わたし見ちゃったんだけど、土団子置いてるの、あの霊能師よ。」その霊能師を吊し上げ、これまでに払ったお金を返してもらう約束をしたが、結局その人は夜逃げをして、お金は返ってこなかった。家族ぐるみの付き合いを長く続けていた人だったのに、所詮、一番怖いのは人間だったというお話。

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  • T H E (X) F I L E S(オフィシャル)
  • 稲川淳二 悪霊退散サイト
  • 池田貴族心霊研究所




    放送曲目リスト

    Time Title Artist Label Number
    8'16" Discussao Joco Gilberto World Pacific CDP7 93891 2
    17'11" Choro de Nada Miucha & Antonio Carlos Jobin RCA BVCP-2082
    25'43" A Morte De Um Deus De Sal Marcos Valle EMI 829370 2
    29'12" Nao Bate O Corocao Astrud Gilbert verve 314 519 801-2
    47'03" Let Go (Canto De Ossanho) Astrud Gilbert verve J30J 20115

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