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「夏のスキンケア」
いよいよ梅雨も明け、夏が本格的に始まった。太陽の季節の到来である。しかし浮かれるのはちょっと待って欲しい。楽しく遊びに行ったは良いが、その翌日、日焼けで痛い思いをするようでは、せっかくの夏もつらいものになってしまう。 そんな時は、AVANTIの予約係・前川さんのオススメの、ハーブのお風呂を試してみてはいかがだろう。カップ3杯分のドライ・カモミールの花を沸騰したお湯に入れ、1時間ほどポットで蒸す。それを漉したモノをお風呂に入れるだけ。カモミールのエキスを入れたお風呂は、日焼けした肌の腫れを鎮めて、肌の負担を軽くする効果があるのだとか。 しかしこれは、あくまで日焼けがツライときの非常手段。そうなる前に、あらかじめ予防するのが賢明だろう。今日はその予防策について話をしている人の声に、耳を傾けてみよう。
今は「美白」の時代。昔から日本では「白肌は七難を隠す」という言葉があったように、白い肌はキレイに見せるためのテクニックでもあった。美白というのは、以前に流行ったUV(紫外線)をカットするというところから一歩進んで、メラニンをこれ以上作らない、という考え。紫外線の浴びすぎは医学的にも良くないらしいし、何よりメラニンを放っておくと、秋になってシミになってしまう。そこで、そのメラニンを押さえる工夫をする、というのが「美白」のスキンケア。一日の終わりに、その日に作られたメラニンをちゃんと処理する。その積み重ねが、白く美しい肌を作る。別に海や山へ遊びに行ってはいけない、というワケではない。そういうところへ行くときは、ちゃんと紫外線をガードする工夫をすれば済むこと。そしてもう一つ、大切なのが夜10時から12時までの2時間。この時間は「黄金の時間」とも呼ばれ、最も肌が作られる時間。この時間に寝ていると、とても肌に良いと言われている。でもそんな生活は普通の人には無理なので、とりあえず睡眠時間だけはしっかり確保しましょう。
ポスターの撮影でサイパンに行って来た。でも仕事の関係上、日焼けで水着の跡をつけるワケにはいかないので、海で泳ぐ機会はほとんどなかった。これまでサイパンに行ってもハワイに行っても、泳いだ記憶はほとんどない。ちなみに今回は、空が曇って太陽が隠れた5分間だけ、意地でプールに入って泳いできた。日焼け止めも、日に焼けないよう常に塗っている。一番念入りに塗るところは、首の後ろとか足の甲とか肩、それから耳の後ろ。足の甲が焼けると、サンダルの跡がクッキリ残ったりして、けっこうみっともない。それから欠かせないアイテムが日傘。今年はかなり流行っているみたい。食事にも気を使っていて、美白に良いのはキャベツ、肌がスペスペになるのはトマト、シミ・ソバカスを消してくれるのはピーマン、と言われている。まあ、さすがにその効果は気分の問題だと思うけど。そして何にでも使える便利なアイテムといえば、サランラップ。蒸しタオルが欲しい時は、濡らしたタオルをラップで来るんでレンジでチン。お風呂にはいる時は、顔に巻き付けて顔ヤセの効果。腹筋の時も、お腹に巻いて効果倍増。安売り情報に走ってしまうほど、頼りにしてます。
太陽から降り注ぐ紫外線には、AとBの2種類が存在する。紫外線Aというのは、いわゆる紫外線で、日焼けの原因になったりもするが、ビタミンDの合成に役立ったりもするので、適度に浴びた方がいい紫外線。その紫外線Aに対して、紫外線BというのはAよりもエネルギーがやや高い。コレは本来、地球のオゾン層が吸収してきたため、地上まで届くことはなかった。しかし近年、オゾン層が薄くなるに従って地上まで届くようになり、様々な弊害をもたらすようになった。紫外線Bが細胞にあたると、DNAの遺伝情報が破壊され、皮膚ガンの原因になる。目に入ると白内障の原因になったり、植物が発育を阻害することもある。現在の日本上空のオゾン層は、せいぜい1割程度しか減少していないので、それほど紫外線Bに関して心配する必要はない。しかしオゾン層の破壊は極地に近付くほど酷くなっていて、南極には紫外線Bがほぼ素通りして地上まで届いている地域が存在する。これがいわゆる「オゾンホール」。地上で作られたフロンガスがオゾン層に到達するまで15年ほどかかるので、フロンガスが規制されていても、後10年くらいはオゾン層の破壊が進み、その後、やっと回復へ向かうのではないかと考えられている。
女優さんはみんな、日焼けにすごく気を使っている。シーンのつながりの関係上、絶対に同じ顔でなくてはならないということが多いので、日焼けは御法度。でも中には、「アクシデントで」日に焼けてしまう人もいる。そういう時はメイクでごまかす。ニキビもメイクでごまかせる。でも、一番困るのは虫刺され。以前、目の上を蚊に刺された女優さんのメイクをする時は、本当に泣きそうになった。例えばドラマのワンシーンで、後ろから呼び止められて「なに?」と振り返った女性の顔のアップ、なんてよくあるけど、その目の上が虫刺されでプックリ腫れていたら、コメディにしか見えなかった。メイクの人間は、現場で俳優さんが日に焼けないように、嫌がられるくらい日焼け止めを塗りまくるんだけど、女優さんはまだ自分でも気にしてくれる人が多いから助かる。困るのは男優さん。男優さんだって、日焼けしてもらっちゃ困るのは女優さんと一緒なのに、やっぱり男の人だけに、日焼けに全く気を使わない。だから、「抜けるような青空の下のロケ」なんて、他の撮影スタッフは喜んでいても、メイクの人間だけは頭を抱えている。
昔は黒く焼けていた方がモテていた時代もあったし、白い方がモテていた時代もあった。その流行は交互にやってきていて、今現在、世の中は白、「美白」へと傾いている。でも実は、長い目で見れば、シミが出来やすくなったりシワになりやすくなったり、皮膚ガンへの影響も取り沙汰されていたりして、日焼けしすぎるのはちょっと考えモノ。前回、日焼けが流行った頃に、真っ黒に焼いてた人達も、そろそろシミが気になり出すお年頃だろう。レーザーでシミを取るという手もあるけど、取れるシミと取れないシミがあるし、個人差もある。まずはそれ以上シミを酷くしないために、日焼け止めのクリームをちゃんと塗り、美白用の塗り薬でお肌のお手入れを毎日すること。私も海に行きたいという気持ちは分かるけど、皮膚科医としては、やはり勧められない。昔は日に焼けた方が健康に良いと言われていた時代もあったけど、最近日焼けの害に関する研究が進んできた。やっとその成果が世間に広まってきたところなのだろう。
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