SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
1999年7月17日の放送内容

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト


「東京辛いもの合戦」

 土曜日の夕方、いつもの紳士がいつもの席へ座り、いつものカクテルを注文した頃、ニコニコ顔でAVANTIへ現れたのは、有限会社サンシャイン取手の(我々が知る限り)唯一の社員、鯨谷さんだった。
 鯨谷さんは現在、片想いの恋の真っ最中である。お相手は、最近AVANTIの常連になった村上早樹ちゃん。早樹ちゃんがアルバイトしている店に通い詰めながら、声を掛けることもできないとは、その真剣さが窺われようというものである。
 そこで取手さんが恋のキューピッド役を買って出た、というのが、鯨谷さんがご機嫌な理由らしい。いまごろ取手さんは、早樹ちゃんを海ほたるへ連れ出して、鯨谷さんの気持ちを早樹ちゃんに伝えているはずなのだが…




  • 黒須勉さん(渋谷「カバラ」)の

    「タイ料理」の話

     タイ料理は全てが強烈。一盆に四味全体が乗っていて、その上、それぞれの味が強い。その割に、ご飯との相性は非常に良い。ご飯と言っても、タイ料理に合うのは、やはりタイ米。タイ料理を食べる時は、右手にスプーン、左手にフォークを持って、炒めモノやカレーをどんどんご飯にかけて食べる。コレが一番美味しい食べ方。その他にも、ハンバーガーのような軽食感覚で、干した肉を炒めたモノとご飯を一緒に食べたり、サラダと一緒に餅米を食べたりと、タイ料理にご飯は欠かせない。辛い料理の時は、生野菜を一緒に食べると良い。タイの唐辛子は小さければ小さいほど辛いので、小さい唐辛子が入っていたら要注意。カレーで言えば、レッド・カレーは一瞬の辛さだけど、グリーン・カレーはじっくりと来て後に残る辛さ。

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  • TOKYO GIRLS !(レストラン紹介の中に「カバラ」あり)



  • 陳健一さん(赤坂「四川飯店」)の

    「四川料理」の話

     この暑い時期、食べたくなるのは冷やしソバ。そこで四川では、ラー油と山椒の油をミックスさせた、冷たいタレで麺を食べる。コレは食べた瞬間、辛さとシビレが口中にワッと広がるけど、冷たいからツルッと入ってしまうという不思議な料理。お店のメニューには載ってないけど、言ってくれれば出す。そして辛いモノと言えば「水煮の牛肉」。茹でた牛肉に、唐辛子の粉、山椒、そして熱い油。一口食べるとあの世へ行くとも言われるけど、でもそれが美味しい。川魚でも、野菜でも、四川では何でも唐辛子と山椒で辛くしてしまう。暑い時は、辛いモノ食べて一回体を熱くしてから、体を冷やした方がスッキリする。コレは体験してみないと分からないから、是非一度ウチの店で、とびっきり辛い四川の料理を試してみて欲しい。

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  • 行きたい鉄人の店



  • 長井隆さん(麻布十番「鳳仙花」)の

    「韓国料理」の話

     ウチの名物と言えば「ホルモン鍋」。牛の小腸や胃などのホルモンを、唐辛子で真っ赤になったスープで煮込む。煮込むことによって溶けだしたホルモンの旨味と、唐辛子の辛さがミックスされ、独特の味の鍋になる。ウチの料理には何にでも唐辛子が入っているが、その量は素材の味を殺さないという範囲を必ず守る。だから何でも辛いというイメージがあるかも知れないが、実際に食べてみるとそれぞれの料理で味は全く違う。それに韓国の唐辛子は、実は日本の唐辛子ほど辛くない。その代わりといっては何だが、韓国の唐辛子には、ある種の味というか、風味のようなモノがあって美味しい。そして唐辛子の旬は夏。収穫されたばかりの新鮮な唐辛子は格別。だから夏にスイカで体を冷やしたり、逆に唐辛子で汗をかいたりするのは、自然の摂理に適っているのだと思う。

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  • どっちの料理ショー(鳳仙花の紹介あり)
  • キムチ料理リンク集



  • アンジェロ・コッツォリーニ(下北沢「ラ・ベファーナ」)の

    「イタリア料理」の話

     イタリア料理で辛いモノとして有名なのが「アラビアータ」。ペンネ、スパゲティ、リングイネ…何でもアラビアータで辛くすることが出来る。「アラビアータ」というのは「怒っている」という意味。もう一つ有名なのが「ディアボラ」。コレは「悪魔」という意味の言葉で、ニンニク、唐辛子、オリーブオイル、レモン、パセリで作るソースがとっても辛い。このソースをかけるのは鳥。網の上に鳥をおいて、さらにその上にレンガを載せて焼くと、焼き上がった頃には鳥がペチャンコに潰れている。そこディアボラ・ソースをかけると、ムチャクチャうまい。イタリア人は本当に唐辛子が好きで、ボクのお父さんはパンに唐辛子を乗せて食べていた。こう言うとみんな勘違いするけど、その唐辛子はみじん切りにした上で塩漬けにして、辛味を多少抜いてからオリーブオイルに漬けたモノ。とっても辛いけど、とっても美味しい。辛いものとパンはよく合うので、辛くて我慢できないときはパンを食べると少し収まる。

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  • ラ ベファーナの紹介記事



  • 井上修二さん(国立健康・栄養研究所)の

    「カプサイシン」の話

     1978年に唐辛子の辛みの成分を調べたところ、それが「カプサイシン」という物質だということが分かった。カプサイシンには熱散性効果というものがあって、体に取り込まれると脂肪を代謝して熱を作る。唐辛子を食べると体が熱くなって汗をかくのは、この熱散性効果のせい。そこで、このカプサイシンを使ってダイエットが出来ないだろうかという研究が、一時盛んに行われた。ところが、カプサイシンが関係しているのは食事性誘熱散性。コレは食事をすると体が熱を出すというメカニズム。お酒を飲むと体が暖まるのも同じ効果だし、どんなものを食べてもこの効果は多少なりとも生じる。そして、その食事性誘熱散性は、人間が一日に消費するカロリーの10%に過ぎない。通常、成人の1日の消費カロリーが約2000キロカロリーだから、1日の食事性誘熱散性は約200キロカロリー。脂肪1キロは約7000キロカロリーあるので、唐辛子を食べ続け、食事性誘熱散性を普段の倍おこなったとしても、35日でやっと1キロ痩せる計算になる。そんなコトするくらいなら、普通に運動した方がよっぽどいい。

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  • 国立健康・栄養研究所
  • 発掘!あるある大事典 第88回『唐辛子』




    放送曲目リスト

    Time Title Artist Label Number
    10'12" Love For Sale Della Reese BMGビクター BVCJ-2026
    19'30" I Got Plenty O'Nuttin Rosemary Clooney BMG BVCJ-7469
    28'08" Fantastico Peggy Lee Capitol 72438 56056 28
    39'33" Soldi, Soldi, Sokdi Sophia Loren RCA 66867-2
    47'24" Man Smart Woman Smarter Hary Belafonte RCA 53801-2

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