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「取手&早樹、海ほたるへ」
土曜日の夕方、いつもの紳士がいつもの席へ座り、いつものカクテルを注文した頃、ニコニコ顔でAVANTIへ現れたのは、有限会社サンシャイン取手の(我々が知る限り)唯一の社員、鯨谷さんだった。鯨谷さんは現在、片想いの恋の真っ最中である。お相手は、最近AVANTIの常連になった村上早樹ちゃん。早樹ちゃんがアルバイトしている店に通い詰めながら、声を掛けることもできないとは、その真剣さが窺われようというものである。 そこで取手さんが恋のキューピッド役を買って出た、というのが、鯨谷さんがご機嫌な理由らしい。いまごろ取手さんは、早樹ちゃんを海ほたるへ連れ出して、鯨谷さんの気持ちを早樹ちゃんに伝えているはずなのだが…
『千葉ウォーカー』が創刊して、約1ヶ月。1年前に『横浜ウォーカー』を出したのだが、人口から考えて、そのちょい少ないくらいの部数は売れるだろうとは考えていたが、お陰様で創刊号は完売だった。実は『横浜…』を出した時は、エリアが『東京ウォーカー』と非常にダブるので、多少不安があった。しかし地元の人がよく買ってくれて、「地元で遊ぶ」というニーズがあることが分かっていたので、今回はそれなりに売れるだろうとは思っていた。千葉といえばディズニーランドと幕張しか知らない人もいるかも知れないけど、例えば館山なんて面白い。花が1年中咲いているので、若い頃、バラが高い時期にわざわざ出掛けていって、一桁安い値段で大量に買ってきて、女の子にプレゼント、なんてこともした。それから外房の海はキレイ。それに魚がおいしい。回転寿司でもむちゃくちゃ美味しい。銚子港が最も大きな漁港なので、そこから仕入れている店ならどこでも美味しい。「銚子〜」と看板に書いてある店は、要チェック。
東京でも、品川・大森・蒲田あたりにはサーファーが多くて、これまではその辺の人たちは湘南へ行くのが普通だった。でも最近は、アクアラインを通って千葉へ出た方が、波の当たる確率が高いということで、千葉へ来る人が増えている。千葉は、一宮を中心に北へ行っても南に行っても、1時間の範囲で行動すれば、たいがい波と風の合う場所を探せる。それに対して湘南では、風によって波が立つというコトもある。どっちが良い、悪いというより、違うということ。波の質もかなり違う。ただ、昔のメロウな雰囲気を求めて千葉に来た人は、かなり人が増えていてがっかりするかも知れない。良いポイントを探すにも、昔はサーフショップに電話して波の情報を聞いていたのが、今はダイヤルQ2とインターネット。それでかなり最新の情報を手に出来るので、人が1箇所に集中しやすい。ただし、波の状況というのは刻一刻、変わっていくので、行ってみたら全然ダメになっていたというコトも多い。
アクアラインが出来て以来、木更津周辺のゴルフ場はかなり活気づいているらしい。片道の交通券を見せると、帰りの交通費の一部を負担してくれるとか、コンペの商品に、アクアラインのチケットを出している所もあるらしい。木更津以外にも千葉にはゴルフ場が沢山あって、中には面白いゴルフ場も多い。例えば、利根川の河口、海のすぐ手前にある中州にある『ワイルド・ダッグ』というゴルフ場。ココへ行くには、利根川を渡る橋から、ゴルフ場へ下りていかなければならない。それから、これからの季節に向いているのが、市原市にある『千葉グリーンパーク』のナイターゴルフ。ココの最終スタートは、何と夜10時。仕事を終えてから行って、ハーフで回るというのがちょうど良い。それから、成田に着陸する飛行機から下を眺めると、あの辺もゴルフ場だらけだということがよく分かる。あの辺りのコースも、ボールを打ったら当たるんじゃないかと思うほど飛行機が低空を飛んでいくので、ある意味、一度行く価値はある。
海ほたるを住所でいうと「千葉県木更津市中島地先海ほたる」。郵便番号もしっかりあって「〒292-0071」となる。一言でアクアラインと言っても、全長15kmあるうち、川崎側から10kmはトンネル、木更津側から5kmが橋になっている。こういう構造になったのには色々な事情があるのだが、根本的には川崎側の水深が深いというのがその理由。水深が深いため橋が作りにくい上に、大型の船舶が非常によく通る。だから川崎側は海底トンネルにせざるを得なかった。このトンネルはシールド工法という方法で掘ったのだが、要はモグラのお化けのような機械で掘りつつ、掘った土を後ろへ掻き出すというやり方。でっかい茶筒状の機械で、その機械の通った跡が、そのままトンネルになる。後はコンクリートで壁を固めるだけなので、見ようによっては非常に簡単。でも最初は東京湾のヘドロを掘らなければならないので、わざわざヘドロを凍らせて、そこを掘り進むなどという苦労もあった。結局、8台の機械を使って一気に掘ったので、掘り始めてから貫通するまでに掛かった時間はわずか1年。しかし構想から数えると、30年以上掛かっている。
アクアラインが出来て、千葉にゴルフに行く人が増えた。新しいところでは『カメリア・サン・ヒルズ』なんか、女の子に人気らしい。私はある会の会員になっていて、年会費12000円を払うと、1ラウンド6500円とかの格安のコースを紹介してくれる。最初のウチは提携しているゴルフ場も2〜3カ所しかなかったみたいだけど、最近はどんどん増えて、温泉・1泊2食つきプレー代込みで17000円とか、信じられない値段で遊べる。倒産した某アパレル会社が経営していたことで有名なコースも、今や1ラウンド10000円。難しいコースと、ヨーロッパからお屋敷を丸ごと運んできたというバブリーなクラブハウスを体験できて、この値段は安い。昔からあるコースとして有名なのは『袖ヶ浦カントリークラブ』。ココのコースは難しいけれど、本当にキレイ。せっかくゴルフをやってる以上、たまにはああいうところでプレーしたい。
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