SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
1999年5月15日の放送内容

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト


「鉄道」

 1941年、地方都市レスターから11 マイル(約18キロ)離れたラフバラーまでの、鉄道による観光旅行が企画された。当時広まっていた禁酒運動の一環として、酒に代わる楽しみを提供する、との触れ込みに、集まった参加者は約500人。チャーターされた臨時列車には、アトラクションやアフタヌーンティーも用意され、乗客たちはその旅を大いに楽しんだという。
 企画したのは、トラベラーズ・チェックの元祖として、また国際時刻表の発行元として知られるトマス・クック社。そして、この旅行こそが、現在のツアー旅行の原型となった、最初の旅行企画であった。
 それ以来、上流階級のみの特権であった「旅行」という娯楽が、急速に一般大衆へ広まっていく。もちろん、その流れを支えたのは「鉄道」である。
 今も昔も、人々を魅了して止まない鉄道。その魅力に取り憑かれた人が、AVANTIのカウンター席で熱っぽく話している。今日はその話し声に、耳を傾けてみよう。



  • 西村晃さん(経済キャスター)の

    「鉄道マニア」の話

     初めての一人旅は中学生の時。場所は京都の天橋立。でも目的は、本州最後のSLだった。そして高校生になってからの九州旅行。今度は九州の北と南を何回も往復した。今度は宿代わりに夜行列車に乗るため。子供の頃から、それくらい鉄道好きで、ついに国鉄全線約2万キロを完全制覇してしまった。鉄道好きにも流派があって、写真マニアに切符マニアと色々いる。私の場合は時刻表マニア。旅行に行くわけでもないのに、毎月買っている。時刻表を見ていて楽しいのは、乗っている電車の反対側を見る時。いつ次の電車とすれ違うのか、ワクワクしながら時刻表を見ている。そして鉄道は、各駅停車に限る。どうせ同じ金額を払うなら、少しでも長く鉄道に乗っていたいのに、新幹線なんて、あっという間に目的地に着いてしまうからつまらない。例えば秋田の角館線は、盲腸線(盲腸のように幹線からはみ出している、ローカルな単線)と呼ばれていても最高だった。

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  • 鉄道趣味(TRAINWWW)
  • 私のJR全線完乗記
  • きんちゃんの駅弁倶楽部



  • 澤田充基さん(鉄道模型ショップ・メルクリンセンターレオ店長)

    「アタッシュケースの中の鉄道模型」の話

     これはZゲージという鉄道模型。「Z」というのは、世界最小という意味で名付けられた。線路の幅は6.5mmで、縮尺は1/220。27年前に世界最小という触れ込みでスタートしたこのシリーズは、縮尺を合わせた家や芝生も売っている。毎年2月には、ドイツのニュールンベルグというところで新作も発表している。毎年、世界中で新しい車両が出ているので、新作だけでも200両以上。そのカタログも、500ページ以上ある分厚いものになる。メインは、鉄道大国・ドイツの車両で、それ以外にも近隣のスイス・オーストリア・オランダ辺りが多い。今年なら、ドイツ新幹線の新型車両が話題。小さいZゲージは、楽しみ方も色々。引き出しの中に作ったり、出窓の小さなスペースに作ったり、テーブルの上に作ってその上にガラスを張ったり、とにかくいろんな所を走らせることが出来る。


    アタッシュケースの中のZゲージ
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  • 名古屋模型鉄道クラブ
  • Eurocity Homepage
  • お手軽車両工作の頁




  • 石丸謙二郎さん(俳優)の

    「世界の車窓から」の話

     「世界の車窓から」が始まったのは12年前。あのテーマ曲も、その時チェリストの水口さんが、最初の15秒分だけ作ったものだった。ところが最近では「続きを聞きたい」という視聴者の声も多くなって、やっと続きを作ってもらった。1年365日、元旦も休まず放送しているので、放送回数はやたらと多くて、もう4000回を超えてしまった。それでも世界は広いもので、まだ紹介していない鉄道はいくらでもある。これまでで、美しかったという印象が残っているのが、南米のボリビア。それから乗ってみたいと思ったのが、同じく南米のエクアドル。列車の中に誰もいないと思ったら、車掌が上を指差す。そこで列車の屋根に上ってみると、乗客は全員そこにいた。話を聞いてみると、どうやら単に眺めがいいからという理由で屋根にいるらしい。屋根の上でカゴを持って、ヨタヨタと歩いている物売りまでいた。その列車が断崖絶壁のすぐ脇を走っていく様子がおかしかったのを、良く憶えている。

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  • 世界の車窓から 〜 SEE THE WORLD BY TRAIN 〜



  • 須田鷹雄さん(競馬評論家)の

    「JR東日本の職員だった頃」の話

     競馬評論家になる前は、JR東日本の職員だった。それなりに鉄道好きだったけど、マニアの域には達していなかった。マニアはとにかく凄い。3段寝台の特急に乗るときは、ある車両だけ2段になっていることを調べ挙げて、そこを指定してくる。さらに北斗星に乗るときは、JR東日本製の車両とJR北海道製の車両に違いがあることを知っているので、切符を買うときに「どっちか調べてくれ」と言う人もいる。乗車券は、一枚に長い経路が書いてあるほどお得になるので、マニアの言う通りにすると機械で印刷しきれず、手書き発券になることも。ちょっと間違ったりすると、ココぞとばかりに突っ込んでくるし、そんなこんなでJRの職員はマニアを嫌っている。それから本物の運転手なら『電車でGO!』は得意だろうと言われるけど、実際は体の感覚でスピードを調整するので、数値だけで運転する『電車でGO!』は苦手。だいたい、本物の電車は車両によってブレーキの効きも違って、古い車両になると「ブレーキ甘いぞ、気を付けろ」なんて誰かのメモ書きを見たことがある。

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  • 須田鷹雄商店
  • JR東日本
  • JR北海道



  • 小島勝さん(タイトー)の

    「ゲーム『電車でGO!』」の話

     かつて電車の運転ゲームというのは、企画としては何度も取り上げられていたのだが、あまりに地味だという理由でいつも却下されていた。今回は熱意のある開発者が、リサーチやプレゼンテーションを繰り返し、やっと発売まで漕ぎ着けた。でも開発段階では相変わらず「地味」と言う評価が多くて、実際ココまで売れるとは誰も思っていなかった。世の中これほど鉄道ファンがいるということに、非常に驚いている。1作目のプレイステーション版は100万本を超え、2作目も1作目を上回る勢いで売れている。『電車…』のためにプレステを買ったという人も多いらしく、「プレステってドコで買えばいいんですか?」とか「プレステっていくらぐらい何ですか?」みたいな、基本的な問い合わせの電話が掛かってくることもしばしば。中には「ソニーのプレステだから、ソニーのテレビも必要ですか?」なんて質問もある。年齢を聞いてみると、30代〜40代の人が多い。本物の運転手さんは、大抵、運転する路線が決まっているので、それ以外の所を運転できるというのが楽しいと言って、ゲームをしている人も多いとか。

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  • TAITO
  • 電車でGO!2 高速編 シークレットファイル




    放送曲目リスト

    Time Title Artist Label Number
    9'22" Chatlanoga Choo Choo Ray Anthony & His Orchestra Capitol CDP72438 32566 2
    20'46" Night Train Kay Starr Jasmin Records JAS CD 307
    32'12" Take The "A" Train Anita O'day verve POCJ-1097
    42'18" Tunnel Of Love Doris Day COLUMBIA 484031 2
    47'59" On The Atchison Topeka & The Santa Fe The Four Freshmen Capitol CDP72438 32566 23

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