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「ウイスキーに合うつまみ」
近頃、AVANTIを賑わしている一つの話題がある。それは『ウイスキーに合うつまみは何か?』である。先日も当HPの「お知らせ」で、読者の皆さんにも意見を募集したところ、「チョコレート」「ピーナッツ」「ビーフジャーキー」といった定番から、「冷凍キャベツ」「草加煎餅」「和三盆糖」といった不思議なモノまで、その主張は様々だった。なるほど、コレではこの話題がAVANTIで、なかなか終わらないワケである。 今日は、AVANTIでその話題に加わっている人たちの中でも、特にこだわりを持つ人々の話を盗み聞きして、大いに参考にさせていただくこととしよう。
ウイスキーなら、甘いモノも合う。濃厚で小さいモノがよく合うので、ドライフルーツとクリームチーズのサラダなんてイイと思う。アンズ、プルーン、レーズンなどのドライフルーツと、1cm角くらい切ったクリームチーズを混ぜて、ピスタッチオを少し入れる。コレをスプーンですくって食べると、ウイスキーにはバッチリ合う。クルミをフライパンで炒って、黒砂糖と塩をまぶしたモノ、なんてのも簡単に作れてイイ。それから、ドイツ系のバサバサした黒パンにクリームチーズを塗って、ベーコンピッツ(かりかりベーコンを砕いたモノ)と黒胡椒をかけたモノ。黒パンは指で摘めるくらいの大きさにちぎっておく。
イタリア人はウイスキーを飲んだらつまみは食べない。ウイスキーを飲んだらウイスキーを飲むのが普通。水も飲まない。タバコ1本をつまみがわりに、というのが一番おいしいかも知れない。そのかわり、ウイスキーを使った料理が結構ある。ホロホロ肉に塩胡椒とウイスキーをかけて一晩置いたマリネとか、エビをソテーしたモノにサッとウイスキーをかけて香りをつけたり。そしてウイスキーと生クリームがよく合う。牛フィレ肉をソテーして、かなりの量のウイスキーをかける。アルコール分を飛ばしたところで、生クリームをかけて、バターと胡椒で味を整えたモノ、なんて凄くおいしい。マヨネーズ、ケチャップ、オレンジの皮と汁、ウイスキーで作ったカクテルに、茹でたエビを入れたモノも最高。
燻製とウイスキーのスモーキーさはとてもよく合う。ブレンデッド・ウイスキー、バーボン・ウイスキー、最近はやりのシングルモルト・ウイスキー、それぞれで合う燻製が違うのが、とても面白い。ブレンデッドの場合は飲みやすくて癖がないので、つまみの方もロースハムみたいな優しい味のモノが合う。一方、油や香りの強いベーコンなどは、シングルモルトの中でも香りの強い種類のモノにもってこい。そしてハイランド地方の、ブランデーのような豊醇な琥珀色をしたシングルモルト・ウイスキーには、ベーコン・エッグが合う。それもベーコンと卵は別々に炒め、半熟の黄身をカリカリのベーコンですくうように食べる。するとベーコンの癖の強さが適度に押さえられ、少し甘味のあるこのウイスキーによく合う。
日本ではチェダーチーズ以外あまり知られていないけど、イギリスでも色々なチーズを作っている。このイギリスチーズがウイスキーに抜群に合う。まずはスロープシャーブルー。塩分と青カビの匂いが強く、しかも比較的ドライで口の中に残らないので、水割りによく合う。次はウェンズリーデール。アップルパイと一緒に食べることもあるくらい淡泊な味でちょっと酸味があって、コレも水割りよく合う。そこにブルーが入ったブルーウェンズリーデールや、ビンテージチェダーのようにコクのあるチーズになると、モルトの強いウイスキーに向き。特にブルーウェンズリーデールは日本人が好きな味なので、ウイスキーのつまみにピッタリ。
フランスではウイスキーを食前酒に頼む人が意外と多い。フランス料理の一番最初に出てくるアミューズブッシュは、お腹が空いているお客様にとりあえず何か召し上がっていただくという、レストラン側のサービス的な側面が強いので、飲み物をそれに合わせるという考え方はしない。でも商売の都合上、やっぱりお酒を飲んで欲しいので、どちらかというと塩分の強めのモノが出てくること多い。それにウイスキーが合うのではないだろうか。食後に飲むんだったら、ショコラみたいな甘いモノがよく合う。ウイスキーが甘いモノに合うのは、ウイスキーを使ったデザートが多いことでも分かる。それからヨーロッパの人たちは、オリーブと、ウイスキーみたいなハードリカーという組み合わせも大好き。
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