SUNTORY SATURDAY WAITING BAR
1999年1月9日の放送内容

この日の放送曲目リスト/過去の放送内容リスト


「星に願いを」

 代表的な冬の星座、オリオン座。そのほとんどが1〜2等星で象られているこの星座は非常に分かりやすく、夜空で容易に見つけることが出来る。
 そのオリオン座の頂点で赤々と輝くベテルギウスと、全天で最も明るいおおいぬ座のシリウス、そしてこいぬ座の1等星プロキオン。この3つの星は「冬の大三角形」と呼ばれる綺麗な正三角形を夜空に描いていので、これも簡単に見つかるだろう。
 さらに、オリオン座からやや離れたところに、ぼんやりと光る場所を見つけることが出来るかも知れない。その時は、良く目を凝らしてみて欲しい。(ちょっと目の焦点をズラすのがコツなのだが。)そこに幾つかの小さな星々を見ることが出来たなら、それはおそらく「昴(すばる)」ことプレアデス星団である。
 これら冬の夜空の主役達は、光害に犯された都会の夜空でも見えるほど明るく輝いている。時には、晴れた夜空を見上げてみてはいかがだろうか。
 太古の昔より人間は、星の位置によって季節や方角を知り、星の動きに未来や運命を託し、そして星という存在そのものに遥かなる憧憬を抱いてきた。今日はその「星」の話に、耳を傾けてみよう。




  • 渡部潤一さん(国立天文台)の

    「今年の天文イベント」の話

     実は今年も獅子座流星群がやってくる。今年も11月18日の明け方がピークの予定。去年の例では、東京都心部で1時間に10個の流れ星が見られた時間帯、長野では50個も観測されている。やはり出来る限り郊外で見た方が楽しめるだろう。条件によっては1時間に1000個を超える流れ星が見える場合もある。それから3月には、水星、木星、金星、土星と4つの惑星が、日没後の西の空に並ぶというイベントもある。それほど深い意味はないのだが、こういう風に曜日順に惑星が並ぶというのも珍しい。ちなみに日月火水木金土と並ぶのはいつになるか計算してみたら、2098年だった。さすがにこの時までは生きられないので、今年見ておいた方がいいかも。

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  • 国立天文台



  • 衛藤伸彦さん(ベネッセスタードーム)の

    「最近のプラネタリウム」の話

     最近のプラネタリウムは、解説員の個性が全面に出たものが増えてきている。例えば日立市の解説員は、DJ風にダンスミュージックをガンガンかける。まるでプラネタリウムをミラーボールと思っているようなノリ。それからラフォーレ琵琶湖の田端さんという解説員は、完全にコメディータッチ。ときどきサンシャインまで出張してきて「ライブ」をやるので、東京の人でも見れる機会があるかも。ところで東京には20を超えるプラネタリウムがある。こんな都市は世界中どこを探してもない。本物の夜空が見れないから、暗闇がないから、プラネタリウムが求められたのだろう。だから我々は自分たちの仕事を「健全な暗闇提供業」と呼んでいる。せっかくある都会の健全な暗闇なんだから、もっとカップルに来てくれればいいのに。

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  • Benesse Star Dome



  • 秋月さやかさん(占星術研究家)の

    「占星術と天文学」の話

     かつて、暦は太陽の動きによって決まっていた。そして天空における太陽の通り道を黄道と呼び、黄道に重なって見える目立った星々で星座を作った。黄道上の春分点にある星座を牡羊座とし、そこから順番に12の星座を作っていった。これらが星占いに登場する「黄道十二星座」。ところが地球には歳差運動というものがあって、天空上の春分点はゆっくりと移動していた。最初は春分点にあった牡羊座も、何千年と時を経るうちに、だんだん春分点とずれてきてしまった。しかし驚くべきことに、ギリシャ時代の哲学者プラトンが、この歳差運動について「25850年の周期で春分点がずれる」と書いた記述が残っている。結局、星占いは天動説の時代に出来たものだけど、その頃でも見掛け上の星の動きは驚くほど正確に分かっていたので、後に地動説が正しいと分かってもあまり影響はなかったみたい。

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  • 秋月さやかの占い幻想館



  • 山口昌利さん(サントリー食品事業部)の

    「ペプシの宇宙旅行懸賞」の話

     9月の末に5名の当選者が決まった。応募者はなんと65万人。厳正なる抽選の上でき待った当選者は、7日間のプログラムに参加することになる。まず宇宙へ行く前に、NASAで4日間の研修。そこで無重力状態での体の動かし方を練習する。そして5日目、いよいよ宇宙旅行へ。海抜50kmにオゾン層があり、60kmを超えると大気圏外。そして今回の旅では、海抜100kmまで上がることになる。そこはもう真っ暗な宇宙空間で、地球の縁が丸くなっているのが見えるはず。今回の当選者は高校生の男女、大学生の男性、公務員の女性、会社経営者の男性という5人。実はここにもう一つ席があって、添乗員が同行する予定になっている。これが誰になるかまだ決まっていないのだが、ペプシマンじゃなきゃ、という声もある。

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  • PEPSI_HOME
  • Special PEPSI『The SPECIAL SPACE for SPACE』



  • 福田義也さん(宇宙開発事業団)の

    「宇宙ステーション」の話

     現在、宇宙ステーションを建設中。ロシアのロケットや米国のスペースシャトルで、ブロックごとに分割して運んでいる。全部運ぶのに44回もの打ち上げが必要で、完成は2004年の予定。参加しているのは米国、ロシア、EU、日本、カナダの五カ国。主な目的は無重力状態での実験で、新たな薬品の開発や今までにない産業が生まれるかも知れない。ただし、宇宙ステーションで実際の生産を行うのはコストが掛かりすぎるので、その成果は地上での技術へ応用されることになるだろう。ちなみに今建設中の宇宙ステーションはちょうどサッカー場くらいの大きさ。その中で日本のブロックは大型の高速バスくらい。定員は3〜4名で、本格稼働を始めると、今いる日本人宇宙飛行士では人数が足らなくなる。そこで今年、宇宙飛行士を2名程度、新規に募集している。

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  • 宇宙事業開発団
  • 宇宙ステーションホームページ
  • 宇宙飛行士募集ページ






    放送曲目リスト

    Time Title Artist Label Number
    8'31" Swingin' On The Moon Mel Torme verve 314 511 385-2
    19'02" You Are My Lucky Star Sammy Davis Jr. Capitol CDP72438 31774 2
    31'34" Stella By Starlight Tonny Bennet Sony Music A13302
    40'23" Straighten Up & Fly Right Oscar Brown Jr. CBS/SONY 28DP 5148
    47'39" Swinging On A Star Mark Marphy Capitol CDP72438 33147 2

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