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「コピーライター・オーディション」
取手さんの企画によるコピーライター・オーディションがAVANTIで開かれた。審査員に糸井重里さんを迎え、高野さん(新人クリエイター)斉藤さん(広告代理店新入社員)大倉さん(フリーコピーライター兼フリーター)の3人が参加。優勝者にはサントリーの缶コーヒー「BOSS」のラジオCMを制作する権利が与えられるとあって、参加者の3人は皆、真剣そのものである。しかし取手さんにしてはマジメな企画をだが…?
最近ではサントリーの小錦のCMがいいと思った。良くできた幕の内弁当みたいに、誰かが丁寧に作った感じがする。近頃は広告の目的が単純化していて、「覚えてもらう」ことと「買ってもらう」ことだけが求められている。それは非常にプリミティブな広告理論で、佐藤雅彦さんなんかが得意。景気が悪いから「すぐ効く」広告が求められるんでしょう。商品自体の、スクラップ&ビルドのサイクルが速くなっている影響もある。でもやっぱり残っていく商品には、その中に広告のチャームが入っている。広告屋は商品を表現するだけではなく、「こういう広告が出来るような商品を作ってほしい」と提案してもいいのでは。
たまたま信号待ちの時に、「カーカキンキン」とか「CCレモン」とか、自分が作った歌を子供が歌っていると、クスッと笑ってしまうことはあります。でも彼らには僕が作ったなんて知らないわけですよね。でもそれが悔しいとは思わないです。CMソングっていうのは、その商品が売れるのが第一なわけで、僕が曲を作ったことによって経済効果が上がってくれればハッピーなんです。CMソングと普通の曲で、作り方がそんなに変わるとは思いませんが、やっぱり15秒や30秒という枠を意識して作る、という部分は特殊なのかもしれません。ペプシマンの場合は最初に絵コンテありきで、向こうから走ってくるペプシマンに合わせて曲も段々盛り上がってきて、決めのポーズのところで「ペプシマ〜ン」をかっこよく決めよう、といった感じで考えました。
「ある畳屋が、派手好きな若い人にも受けるように、真赤な畳を作りました。この畳を大ヒットさせるためのキャッチコピーを考えて下さい。」
高野「赤くなるなよ、畳だろ。赤い畳、照れながらの登場です。」
糸井さんの寸評
「あなたは、人妻でもあり母親でもある大スター、デミ・ムーアと仲のいい男性です。気持ちはお互い承知している状態として、不倫の一線を越えさせる、たった一言の口説き文句を考えて下さい。」
高野「かとうかずこに似てるって言われない?」
糸井さんの寸評
「お前ら、もてないだろ。(笑)どうしてこんな小洒落たバーで、なんでそんなことしか言えないんだ。まわりの他の席にはカップルとかいるけど、そんなこと絶対に言ってないぞ。高野君のはウケればうまくいく可能性がある。商品コピーとしてはダメかもしれないけど、面白い。斉藤君のは罠にはまってる。それだったらブルース・ウィルスでいいやって事になっちゃう。大倉君は…王様ゲームのやりすぎ。(笑)」
「『夏に売る電気こたつのラジオCM』を作る」
それぞれのコンセプト
糸井さんの寸評
「『世界で初めて』といっていたけど、テレビで似たような麺類のCMをやってたよね。『世界初』というフレーズは、そんなに軽くないよ。テレビショッピングのパロディは比較的良く出来てる。『暑い夏日が続いたときは?』『ご安心下さい!その時は、手元のスイッチ一つで、ホラ!』『消せるわけですか!』のところは面白い!でも何といっても秀逸だったのが「夏はコタツで夏ミカン」。ミカンできたか〜と唸ってしまいました。しかも『電気がなくても、テーブルとして使えるよ!』っていうのは説得力があった。ウチの実家もそうだし。(笑)」
取手さん
大倉さん
(ロボットのつぶやき)
(ロボットが缶を開け、BOSSを飲む。するとスパーク!)
シビレル〜!
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