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「紳士のいないAVANTI PART1」
土曜日夕方に織りなされる東京一の日常会話。聞き逃したくないばかりに毎週AVANTIに足を運ぶ…紳士が、なんとスキーで骨折。そして長野の病院で入院してしまった。年寄りの冷や水…とは言い過ぎだろうか。しかしそこはAVANTI。たとえいつもの紳士がいなくても、隣の席から聞こえる楽しい話に、こっそり聞き耳をたてている人はいるものです。 今日もご一緒に、盗み聞きを楽しみませんか?
サンケイ新聞に毎週月曜日、名言を一つずつ連載している。日本では名言収集家なんて私ぐらいだけど、アメリカでは名言に版権を持っている名言収集家さえいて、新聞で名言を使ったら、引用代を支払っている。名言の版権は、収集した人に版権が生じる。有名なのがサファイアという人で、NYタイムズの一面にコラムを持ってるほど。
地方局のアナウンサーは、タレントみたいにファンが付くことがよくある。ストーカーみたいな恐いファンに、刺し殺された子もいた。札幌で局アナをしていた頃、私にも熱狂的なファンができて、よく手紙をくれていた。たまたまその男の子がスタジオ見学に来たとき、遠いところから来てくれたからと言って一緒にお茶を飲んだら、それから結構高額な贈り物が届くようになってしまった。困るのでその人の家に電話したら、ますますエスカレート。誕生日にケーキ26個とダイヤを持ってきたり。最後に諦めてもらえて本当に良かった。
ドラマの脚本を書き始めてビックリしたのは、いろんな人に私の書いた脚本が私の体験談だと思われること。「一人暮らし」で永作博美さんが、不倫して中絶する役を演じたら、オンエアの直後に3人の友達から電話がかかってきて、「私のこと書いたわね」って。そんなことになっていたなんて知らなかった友達もその中にいたりして、こっちの方がビックリ。それからドラマの中で、「栗御飯だ、うれしい」って台詞を書いたら、親が突然栗御飯を送ってきたり。ドラマの脚本が私の体験だと思うのは、いい加減やめて欲しい。
ガーデニングにおいて、冬の間は春からのプランニングをする。今年は何をどれくらい植えるか考えたり、その種はどこで売っているのか調べたりとか、下調べをする。私はこたつの中で計画を立てているので、「おこたガーデニング」と呼んでいる。ガーデニングは舞台のようなもので、主役みたいに1年間ずっと咲いているものもあれば、脇役のようにある時期だけ咲くものもある。だから花の咲く時期を計算して、冬の間にシナリオを書いておけばいい作品になる。
次に桜が散る頃になると、京都に来てから2年になる。20代の間は西洋アンティークに凝っていたけど、30代半ばから骨董に興味が出てきた。寺町通りには骨董品の店が多くて、毎日っていうくらい通っている。お店では、最初から値切るようなお客は嫌われるらしい。だから最初は安いものを買うところから始める。お店に通ううちに商品のことを聞いたりして、段々仲良くなっていく。そのうち「じゃあこれはサービスにしとくから」なんて言ってくれるようになる。
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