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「タレント・ブレーン」
コンニチハ。ボクハ タックン。オニイサン ト イレカワッタ ニンギョウ サ。オボエテル?アノアト オニイサン ニ ナキツカレテ モト ニ モドッタンダ。イツモ ハ ゲンキナ ボク モ、オニイサン ガ イナイ トキ ハ シズカナ モノサ。ナニ ヲ シテイルノ カッテ?モチロン トナリ ノ セキ ノ ハナシ ヲ キイテ イルンダ。 ホラ、イマ トナリ ノ セキ ニ イルノハ、ダウンタウン ノ ブレーン トシテ ユウメイナ タカス サン。オモシロイ ハナシ ガ キケソウ ダヨ。
今はダウンタウンの番組を中心に、ウッチャンナンチャンやナインティナイン、ロンドンブーツやキンキキッズの番組の構成をしている。タレントによって笑いの質は全然違って、例えばウンナンは「作り上げる」笑いなのに対して、ダウンタウンは「崩す」笑い。ナイナイだったら岡村のキャラクターで「見せる」笑い。そういう違いを意識しながら企画を考える。でも、昔からダウンタウンのブレーンとして、というより同級生だったので一緒にやってきて、たまに他のタレントと仕事をしようとすると、ちょっと構えられてしまうことがある。半年も仕事をすれば、一放送作家としてつきあってもらえるのだが。
最近、渡辺プロダクションは「ワークス」とか「ビスケット・エンターテイメント」とか、子会社をたくさん作っている。これは、マネージャーというか、プロデューサーを育てるため。アメリカでは、弁護士出身のエージェント、タレントのブレーンとしてのパーソナルマネージャー、プロモーション専門の会社と、分業化が非常に進んでいる。エンターテイメント分かるヤツが法律を覚えるより、法律が分かるヤツがエンターテイメントを覚えた方が早い、というのが理由なのだが、それは日本には馴染まないので、日本ではマネージャーを育てようとしている。
以前コンピューターグラフィックを使ってバーチャルアイドルというものを作ったとき、アイドルというものを考えさせられた。果たして、安室奈美恵はアイドルと言えるのか。My Little Loverははどうか。河村隆一は。彼らがミュージシャンとかアーチストとか呼ばれているのは、アイドルという呼び方が変わっただけ。My Little Loverは天地真理より下手だし、河村隆一なんて西条秀樹そっくり。それから、タレント好感度調査で、10年前は1位の明石屋さんまの数字が25%もあったのに、今年1位の反町隆史はわずか9%。ではどこに人気が行ったのかというと、そこらのかっこいい高校生を特集する雑誌が売れたりしている。アイドルを身近なものに求める傾向は、どんどんエスカレートしている。
シャズナとかビジュアル系ロックは、80年代のカルチャークラブそのもの。メイクしてロックを歌うことは当たり前の感覚なのだろう。ロックには、普通プロデューサーはいないのだが、今売れているビジュアル系のバンドのルーツを辿っていくと、必ずX JAPANのYOSHIKIにあたる。彼は80年代に自分でインディーズのレーベル「エクスタシー・レコード」を作って、そこからLUNA SEAやGRAYが出た。当時レコード業界ではビジュアル先行のロックバンドは、キワモノとして扱われていたのだが、今は一番売れているジャンルとなってしまった。
堀江しのぶに始まり、かとうれいこ、細川ふみえ、雛形あきこ、山田まりやと、ウチのタレントは常にワンパターン。美人タイプよりもかわいい女の子タイプ、悪く言えば男好きのする顔。そして何よりも胸の大きい子。胸の大きい子は母親の暖かさを感じさせるというのが持論だから。でも胸の大きい子はそれなりにコンプレックスを抱えていて、最初の頃は猫背で、ダブダブの服を着たがる。それが仕事をしていくうちに自信を付けて、ふと気がつくと驚くほど綺麗になっていることがある。そんなとき「男でもできたのか」なんてつい余計なことを言ってしまうのだが、本当はその瞬間がすごく嬉しい。
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