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「ウィンタースポーツ」
長野オリンピック開幕までいよいよ一ヶ月を切った。以前はゲレンデスキー一辺倒だったウィンタースポーツシーンも、最近はずいぶん様変わりしてきたようだ。スノーボードの流行は言うに及ばず、モーグル、エクストリームスキー、ビッグフットにスノーブレード。それからアウトドア系のスノートレッキングなんていうのもある。そういえば東京は久方ぶりの大雪が降ったばかり。スポーツと呼ぶのかどうかは分からないが、童心に帰って雪合戦をした人もいるだろうか。隣の席から聞こえる雪合戦の話は、なんだかやけに本格的で興味をそそられる。ちょっと聞き耳を立ててみようか。
雪合戦にも国際ルールがある。1チーム7人で、雪ダマを当てられた人はアウトになり、ゲームから出る。お互いの陣地の後方に置かれた旗を取るか、相手チームを全員アウトにした方が勝ち。元々このルールは、北海道のある村が、村興しのために作ったルールだった。北海道の雪は固まりにくいからか、雪ダマは自分で勝手に作ってはいけないことになってて、「雪ダマ製造機」で作った玉が、1チーム90個支給される。一応、監督もいて、フォーメーションプレイなどもある。
スノーシュー(西洋かんじき)は、とりあえず見た目がカッコイイ。そして軽い。これをはいて歩くのがスノートレッキングの一種で、スノーシューイングと呼ぶ。スノートレッキングとは、スノーフィールドを散策することの総称。極端な話、靴でもいい。僕の場合は、昔からバードウォッチングをしていたので、雪の積もった林に入って、鳥を見ながら歩いている。アニマルトラッキングといって、雪に残る動物の足跡を追いかけていく人もいる。2月の後半から3月ぐらいの、日も延びて少し暖かくなった頃が、スノートレッキングの一番楽しい季節。
エクストリームスキーとは、ゲレンデ以外の場所で新雪の上を滑ること。日本ではゲレンデの柵から出て滑ると怒られるけど、海外にはえくすとりーむ専用のコースがある。ちなみにブラックダイヤモンドというのは、カナダのウィスラーで上級向けのエクストリーム・コースのこと。ダブルブラックダイヤモンドになると、斜度45度とか50度とかが平気にある。日本ではそういうスキー場はあまりないが、このまえ黒部の立山に行って、エクストリームスキーをしてきた。といってもリフトがない所なので、最初からエクストリームしかないのだが。
たまに素人の人を犬ぞりに乗せてあげるときは、「絶対に声は出さないで下さいね」とお願いする。私が横で「Go!」と声をかけると犬たちは進み始めるのだが、もしソリに乗った人が途中で声を出そうものなら、犬たちはハッと振り返り、私がソリに乗ってないことに気付いて慌ててスタート地点に戻ってきてしまう。犬ぞりといえば凄いスピードでさっそうと進む姿のイメージがあるかもしれないが、それはスタートとしてから200メートルぐらい。そこから先は人間も降りて、一緒になって走ってしまう。レースで飼い主にできることといえば、声をかけてやることと、ソリを少しでも軽くしてやることぐらいだから。
カービングスキーは、他のスキーに比べて短かったりくびれているのが特徴。元々「カービング」とはレースの世界のテクニックの一つで、「削る」という意味の「カーブ」から来ている。つまり雪を削る、ということ。カービングターンはレーシングスキーにおいて、速く滑るための理想のターンなのだが、中級程度のスキーヤーにはなかなか難しい。そこで、よりたくさんの人がカービングターンをできるようにスキーを改良したのが、カービングスキー。これまでは最新の高機能なスキーだと、使う人にテクニックを要求したのだが、カービングスキーはテクニックがない人が上級者の世界を比較的簡単に体験できるという、ギアとして革命的な出来事。
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